ワイヤー・イン・ザ・ブラッド -WIRE IN THE BLOOD-

タイトル感想評価
1−1 Mermaid is singingイギリスで、その余りの内容の過激さに大反響となったTVドラマの1話目らしい。ロンドン郊外で、30歳前後の肉付きのいい男性ばかりが残酷な手口で殺されるという事件が発生。その体には無数の拷問の後があり、局部が切り取られたものもあった。事件を担当する女性刑事は、心理分析官に助けを求め、共に真相に近づいていくが、新たな犠牲者が。それも、同じ署内に勤務する若い警官で、犯人からは、拷問の様子を映したテープが添えられていた・・・。猟奇サスペンスは数あるが、これは非常に脚本といい、テレビという制約があるにもかかわらず、見事に猟奇性を映し出した映像といい、一人一人の深いキャラクター設定といい、とてもよく出来ている。このレベルで連続ドラマとして作られているなら、ぜひ、続きも見てみたい!★★★☆
1−2 Shadows Rising1作目が犯人の視点から犯罪を映し出すことで、謎解きといよりも、猟奇的事件を印象的に見せていたのに対し、2作目は一見、つながりが見えない複数の殺人事件と、それに絡む複数の登場人物たちの中で、一体誰が真犯人なのか?を推理する面白さを含んだ王道のサスペンスになっていた。もちろん、1作目の猟奇的アプローチは健在。監禁ネタだから、今の日本じゃ、ちょっと問題が多いテーマかもしれないけど、何故、犯人はそういった行為に及んだのか?という現代社会の病巣を抉っているとも捉えられるので、単なるサスペンスに終わらない、深みがあるんだろうなぁ〜。★★★☆
1−3 justice painted blindシリーズ第3話は、原作には無いテレビオリジナルの脚本。陪審員制度をテーマにしており、過去、少女暴行の罪で無罪になった男が、新たに起きた少女誘拐監禁事件で逮捕されるところから始まる。この男はクロなのかシロなのか?人が人を裁くことによる責任の重さ、冤罪とその逆。二転三転するストーリーの中で、最後の最後まで犯人が分からず、とうとう犯人が分かったと思ったら、あまりの真実の重さに、愕然とする。非常にやりきれない悲しい物語になっていた。★★★
2−1 クライング・ドールテレビドラマとは思えない猟奇性を持った異常犯罪を描いた「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」。その第2シーズンの幕開けを飾る傑作サイコサスペンス。犯人が電話ボックスに残したものは、手足を縛られ、無残に髪の毛が毟り取られた人形。しかも、その人形と同じ姿にされた若い女性の死体が見つかり・・・と、まぁ、B級サスペンスのような筋立てな上に、低予算のテレビドラマのはずなのに、全然安っぽさを感じないどころか、めちゃくちゃ見応えのある内容。犯人の目線で描かれる映像を多く使うことで、自分の目の前で殺人が行われているという錯覚を覚えるし、犯人の顔が全く見えないことから、犯人の異常性がより一層深く感じられるんだろうなぁ。上手い。★★★☆
2−2 ウィッチ・コード第2シーズン第2話。500年前の死体の下に埋められていた2つの死体。誰が何のために?500年前の宗教と魔女裁判、そして現在の殺人事件が複雑に絡み合った事件が、主人公トニーの鋭いプロファイリングにより、徐々に紐解かれていく様はゾクゾクするほど面白い。★★★☆
2−3 クロス・レクイエムセカンドシーズンの第3話。留置場に入れられた殺人犯の犯行と酷似した殺人が起こる。果たしてこれは、コピーキャットの仕業なのか、監獄の中にいる犯人が、何らかの方法で檻の外の共犯者に指示を出しているのか?それとも、今、囚われている犯人が実は無実で、犯人は他にいたのか??元々、かなり残酷な殺人を描くシリーズだけど、このタイトルはその中でも一際に残酷。プロファイリングを基に犯人を絞り込もうとするトニーと、物的証拠から犯人を絞り込もうとするキャロルの二人の葛藤も描きつつ、犯人を推理する楽しさやホラー的な要素も多く含んだ傑作と言っていいんじゃないかな?うーん、このドラマ、ホントにはずれがない。★★★☆
2−4 エンジェル・オブ・デス久しぶりに英国傑作サスペンス連続ドラマ「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」を鑑賞。第2シーズンの最後を飾るだけあって、二転三転するストーリー、直ぐに分かると思われた犯人が、物語が進むにしたがって、裏切り続けられ、警察内部の確執や、他機関との勢力争い、プロファイラー自身の大学での立場の問題などが絡み合い、物語は徐々に想像も付かない展開へと連れ去っていく。たった90分のドラマの中に、これだけ複雑な謎や問題を織り込みつつ、それでいて、ふとしたセリフや行動の中に、犯人を予想させるヒントを潜ませておいて、最後の謎解きに持っていくあたり、コレまでのシリーズの中でもかなりレベルの高いストーリーになっていると思う。いやー、やっぱこのシリーズはめちゃくちゃ面白いよ!★★★☆
3−1 シークレット・ガーデンイギリスの傑作サイコサスペンスシリーズ、その第3シーズン、ようやく突入です。あー、久しぶり。新たに起こった少年ばかりを狙った連続殺人事件。殺された少年は、まるでドラマのワンシーンを再現したかのように、意図的に配置された状態で発見された。果たして、犯人の意図するところは?今回、プロファイラーのトニーと、常に一緒に陣頭指揮に当たっていたキャロル警部補が事故で入院してしまい、トニーと刑事たちだけで捜査を開始するのだが、やはりキャロルの不在により、捜査がいつものように進まない。しかも、犯人は、かなり屈折した理由から少年たちを、手にかけていた。その理由が明らかになっていく下りは、やっぱりゾクゾクとするんだよなー。このサスペンスシリーズ、第3シリーズになっても全然クオリティが落ちてないや。★★★
3−2 バッドシード第3シーズンの第2話。今回は、ナイフを使った猟奇殺人鬼が登場し、過去、同様の殺人を行った容疑者が浮かび上がり、プロファイラーのトニーは彼を犯人と考えるが、次に殺されたのはその容疑者だった。この容疑者ってのが、現在は過去の犯罪歴を元に心理学者として売り出そうとしていてえ、プロファイラーのトニーと熾烈なプロファイル合戦を繰り広げる。犯人と思われる男と、犯人と思っている男との息詰まるようなやり取りは、それだけで否が応でも緊張感が高まる。このドラマが面白いのは、そのプロファイリングの見事さなんだけど、この話に限っては、多少趣きが異なり、犯人を推理するというよりは、その過程を見ている方も同様に考え、推理し、何が正解で、何が間違っているのかを見極めなきゃならない。犯人を捜すサスペンスではなく、犯人の心理状態、行動原理をプロファイルすることを愉しむストーリーになっていたと思う。うーん、奥が深いねぇ。★★★
3−3 9.P.M.一見、関連なく見える複数の殺人事件。しかし、ただ一つ、午後9時に行われた殺人という共通点があった・・・。はっきり言って、シリーズの中では事件よりも、プロファイラーと女刑事の心理の変化に重きを置いた作品になってると思われる。事件を解決する糸口を探すのはこれまでと同じなんだけど、二人の関係が、これまで以上に細かく、これまで描かれなかった深さまで描かれている。仕事上のパートナーとして、常にある程度の距離を保ち、思わせぶりな台詞もあり、お互いに好意を抱いているのは一目瞭然なのに、決して結ばれる方向へと向かうことはなかった二人に、ここに来てようやく変化が見えてきた。回り道をしたからこそ、深く結ばれる愛もある、なんてロマンチックな展開を予想しちゃうけど、果たしてどうなるんだろう?いよいよ、次の話は第3シーズンの最終話。二人の関係に何らかの結論が出されるのか?第4シーズンには女刑事の方は出演しないと聞いているので、楽しみだけど見てしまったら終わりって感じがして淋しいなぁ。★★★
3−4 シンクロニシティシーズン3の最終章。この作品をもって、女性刑事役の女優が降板するそうで、二人の関係は一体どうなるの?と思って見てたけど、相変わらず煮え切らない関係のまま、またしても猟奇的事件に巻き込まれていく。今回の事件は、遠距離からの狙撃により、次々と犠牲者が出る連続殺人。一見、無差別と思えるその狙撃に、どんな関連性があるのか?しかも、今回プロファイラーのトニーが脳腫瘍を患ってしまい、そのプロファイル能力に陰りが出てしまう。果たして、彼は事件を解決することが出来るのか?そして、二人の淡い恋の行方は・・・?★★★☆
4−1 DOMIN8第3シーズンでプロファイラーのトニーと淡い恋を育んでいた女性刑事が降板、この話から新しい女性刑事が登場するということで、どんな登場になるのかと思ったら、意外とあっさり。何も言わずに転勤、見ているこちらも、トニーと同じく、あたふたとしてしまう。が、事件はそんな事は関係なしに起こり、新しくやってきた女性刑事に自分を認めてもらうために半ば強引にプロファイルを進めていく。現場主義の刑事に対して、集まった証拠から犯人像を推理していくトニー。また1から関係を構築していかなければならないという、もどかしさは中々くせになりそう(笑)とりあえず、新キャラクター登場の1作目としては、十分合格点。やっぱりこのシリーズは面白いわ。★★★★
4−2 NOISE4thシーズンの1話目を見てから1年半も経ってた(^^;今回の事件は、娼婦ばかりを残虐な手口で殺す連続殺人。その殺しの手口が服役中の男と酷似していたため、彼のコピーキャットではないのか?という疑いで捜査を続けるが、その背後には、驚くべき“声”の存在があった。刑事の一人がおとり捜査に失敗して捕まってしまうなど、物語の緊迫感も十分だし、犯人にしか聞こえない謎の“声”の正体を解き明かすミステリーとしても十分に楽しめる。1話目で突然、前回までの女性刑事が異動になり、新たなヒロイン(?)が登場したが、2話目にして既に違和感なし、っつうか、何もなかったかのように物語が進んじゃってるのが潔くていいよな(笑)★★★☆
4−3 HEA7EN「セブン」と同様、7つの大罪をモチーフに、猟奇殺人が発生。最初の殺人は、ベッドにくくりつけられたままの男と、それを見るように椅子に座った男の焼死体。そして、次々と残虐な殺人が起こるが、その殺人の裏では、更に大規模なテロ計画が潜んでいた・・・。単なる宗教殺人かと思わせておいて、その実、人類抹殺とも言えるテロ計画にまで拡げたストーリーは、テレビシリーズの範疇を越えたスケールの大きさで、非常に見応えあり。心理分析官トニーと、自殺願望のある一人の青年との関係も、最後に驚くような展開を見せ、余りにもやるせない気持ちにさせられる。単なる猟奇サスペンスに留まらず、大規模な陰謀を描くばかりか、個人の葛藤にまで鋭く描きこんだ傑作でしょう。★★★★
4−4 SPIRAL数々の難事件を鋭い心理分析で逮捕に結び付けてきたプロファイラーのトニー。彼が10年前に自白を引き出し、刑務所に送っていた凶悪なレイプ犯が仮釈放された。しかし、彼は10年前の自白は強要であり、無罪であると主張し始める。改めて実施されたDNA判定もシロという結果に。これはトニーの分析ミスなのか?それとも、卑劣なレイプ犯の罠なのか?4thシーズン最終話にふさわしく、今までに無い危機的状況に追い込まれていくトニー。だけど、悩んでるんだか、困ってるんだか、そんな事を感じさせない飄々とした態度は変わらずなんだよなぁ。それが、グロテスクで猟奇的な犯罪を扱っていながらも、どこかコミカルな「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」というシリーズの魅力なんだろうな。何故、DNA判定がシロと出てしまったのか、その驚愕のトリックには、そりゃちょっと無理があるんとちゃう?って思わせられたけど、珍しくカーチェイスシーンもあったりして、面白かったっすよ。★★★


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