殺人鬼 −Serial Killer−

タイトル感想評価
アクエリアスアルジェントの弟子(本人はそう言われるのを嫌うらしいが)ミケーレ・ソアビ監督の初監督作。劇団を舞台に、姿無き殺人鬼を追いかけるサスペンス形式だが、飛び散る血の量はマカロニホラーらしく、尋常じゃない。物語もよくまとまっていて、特にあのフクロウの仮面が恐怖を煽ってくる。★★★
悪魔の椅子廃墟となった病院の一室に置き去りにされた一つの椅子。そこに座った人は、悪魔が待ち受ける別世界へと連れ去られてしまうという。かつてそこに座った恋人が連れ去られてしまった男が、医師や看護婦たちと共に、再びその場所を訪れたことから、惨劇が始まる・・・。まぁ、ホラーとしては安易な設定だから、それほど期待してはいなかったんだけど、ラスト5分の展開でちょっぴり評価アップ。それもまぁ、最近、この手のどんでん返しをするホラーが多いから、ある程度予想の範囲内だったんだけど、嫌いではないっす。悪魔の椅子に座った時の肉体破壊はなかなかのスプラッター度。かなり痛そう・・・。★★
悪魔のサンタクロース 惨殺の斧そりゃこんな目に遭ったら誰でもトラウマになるって。幼い頃のクリスマスイブ、口の利けないはずのお爺ちゃんと二人になったとき、いきなり「良い子にしてないとサンタが懲らしめに来るぞ」と言われ、その帰り道、両親が、サンタの格好をした強盗に惨殺される。そして赤ん坊だった弟と孤児院へ。そこのシスターの婦長は、悪い子には罰をって教育方針。さんざん、体罰を加えられる。それから10年、18歳になった彼は、とあるおもちゃ屋の店員として迎えられるが、クリスマスの夜、サンタクロースの格好をさせられ、彼の中で眠っていた記憶が蘇る・・・そして、悪い子には罰を与えるため、町へ出て行く。なんて悲しい物語!!彼は全然悪くないのに、気がついたら彼の中のトラウマは癒されることなく膨らんでいった。そしてそれが頂点に達し、惨殺が始まる。いやー、凄い。★★★
アメリカンゴシックまるっきり「13金」の焼き直しなのだが、決してそれだけではないところに、監督ジョン・ハフの心意気が見えて嬉しい。強烈な殺人鬼一課のキャラクターと存在意義が、実際あんまり理解できないんだけど、納得させられる。神に代わって、罰を与える家族。しかし、その家族に襲われ、逃げまどいながら、いつしかその家族の一員と化していく女性。その展開は素晴らしい。何をして人が狂っているというのかを考えさせられる。秩序が存在しているか否かが、その重要なポイントだろう。家族のパパの狂信と、ヒロインの狂心は明らかに違う。パパは神を信じるあまり、凶行に走ったが、神を信じられなくなり、悪魔に心を売り渡した瞬間、命を失うラストシーンはとても印象的。人間の存在意義にも通じるほど深い。★★★
アメリカン・ナイトメアとある酒場に集った友人たち。その中の一人には、狂った看護婦に襲われたまま行方のわからない妹がいる女性がいた。酒場に流れるラジオ番組のテレフォンコーナーに出演した彼らは、自分が最もイヤだと思う殺され方を話し出す。そして、夜も更け、店を出た人が、一人一人、さっき話した方法で殺されていく。果たして犯人の目的は?行方不明の妹と何か関係があるのか?・・・うーむ、どっかおかしいやろ、このあらすじの時点で。めっちゃ不自然な展開じゃない?友達が一人一人殺されていって、被害者が犯人に対して、「なんでこんなことするの!!?」って叫ぶんだけど、それに対して犯人「なんでって?そんなの私にも分からないわよ!!!!!!」って大絶叫。えええええええええ、それは困る。殺人鬼に理由が無いなら、無差別殺人か、本物の悪魔の所業でないとダメでしょ。こんだけもったいぶった謎をふりまいといて、理由が無いってどういう事??そして、それは最後の最後まで分からず仕舞い。正に時間の無駄でしかない最っ低な映画でしたとさ。
エイプリル・フール 惨劇の記念日この映画、ラストが酷いって前から聞いてた。途中までは、13金のように、無人島に遊びにきた若者たちが、何者かに次々と殺されていく。それも、かなり演出のレベルは高く、誰が何のために?というサスペンスも含め、興味深く見せてくれる。しかし、いざクライマックスになって、最後に残った二人が真犯人に襲われ、逃げ惑う、その次・・・やってくれるわー。そうかぁ、そういうことか!!こりゃ確かに酷すぎる。タイトルも含めて確かに、ネタ振りはされてるけどさー。これは禁じ手でしょー。苦笑いしか浮かばなかったよ。監督も、初めっからそれを狙って作ったんだろうけど、大どんでん返しでもやっちゃいけないことをやっちゃってます。これは「ラストサマー」とか「スクリーム」の決して予想できない犯人がラストで突如現れるとか、そういう次元以前の問題だな。ま、こういうのも13金の亜流としてアリって事で。 ★☆
エド・ゲイン確かに、エド・ゲインをここまで真正面から描いた映画ってのは初めてなのかもしれないけど、この人については、「ディレンジド」を初め、モデルとなった「サイコ」「悪魔のいけにえ」「羊たちの沈黙」で、いろんな角度から描かれてるから、今更、これが真実の姿です!って映像化されても、それ以上の姿が出来上がっちゃってるから、興味ないんだよな。この人は、アメリカの数ある猟奇殺人鬼の中でも、ずば抜けてる。もちろん殺した人の数が多い奴や、もっと残酷な行為をした殺人鬼はたくさんいるんだろうけど、時代に与えたインパクトって点ではこのエド・ゲインという男を超える者はいなかったということなんだろうな。だからといって映画が面白いとは限らないんだけどねー。(−−;
カサンドラうーむむむむ。幼い頃に見た夢の記憶が大人になって蘇り、あのときの悪夢が現実になって襲い掛かる。しかもその理由がなんとも複雑怪奇で異常な人間関係に拠るものだった・・・ってのはいいんだけどね。複雑にしすぎて付いていけません。お母さんが叔母さんでお父さんがお兄さんで夢の中の子供が弟でじゃああの子は誰??むむむ。★☆
監禁拷問殺人者13日の金曜日のパート7から10までのジェイソンを演じたケイン・ホッダーが主演で、BTKキラーといわれた実在の殺人鬼をモデルにした猟奇殺人もの。とはいえ、全体的に作りは結構ぬるい。家庭ではよき父親であったという設定なんだけど、そういう描写がほとんどなくて、映画で描かれているのを見る限り、奥さんを抑圧し、娘にも全く興味がない、ただの威圧的な親父にしか見えないんだよね。しかも殺人自体も、街のルールを侵す人たちに鉄槌を下すってことにはなってるんだけど、そんな軽微なルール違反でなぜ?と、全然納得がいかない。なもんで、父親としての顔と、殺人者としての顔の二面性を出そうとしたんだろうけど、まったく成功していない。ラストシーンも取ってつけたような告白で、説得力皆無だし。だいたい、そういう生活をしていることに本人が疑問を感じないと話が成立しないのに、そういう描写が全くないんだもん。そりゃ面白くないって。★☆
監禁ハイウェイハイウェイのサービスエリアのポスターを張り替える仕事をしている男と、それに付き合っている女。女は男に別れ話を切り出す。しかし、その瞬間、男は、前を走っていたトラックの扉が開き、女が助けを求めているのを見る。警察に通報し、次のサービスエリアに立ち寄るが、そこで一緒に乗ってきた女が消えてしまう。まさか・・・。ハイウェイを舞台にした殺人鬼映画は、意外と多いんだけど、これはなかなかよく出来た部類に入るんじゃないかな?大まかなストーリー自体は、「レストストップ」って映画に被っちゃうんだけど、あっちが超自然的な現象にまでイっちゃったのに対して、こっちはあくまでリアルに徹してくれたので、安心して見られたかな。あんまり無茶な展開はしないだろうって(笑)監禁された女と、助け出そうと奮闘する男の関係が、別れ話をした直後ってのも、ストーリーにちゃんとスパイスとして効いてたしね。あ、でもこの設定も「モーテル」って映画と被るな・・。トラックは「ロードキラー」と被ってるし・・。あれ?実はオリジナリティがない?(^^; あ、でも、とある登場人物をラストにちゃんと登場させて、すっきりと終わってくれたのが良かったっすよ。★★★
暗闇の殺意ランベルト・バーヴァ監督のサスペンスホラー。ホラー映画の作曲家が、借りた豪邸で、不可解な痕跡が次々と。誰かが殺されたような形跡があるのに、死体が出ないのだ。前に住んでいた女性が謎を握っているようなのだが、一向に姿を現さない。やがて、自分が作曲しているホラー映画とその女性との関係が明らかになっていき、そして驚愕の真実が!!って、言うほど、面白くはないんだけどね。でも、自分が作曲して録音したテープをかけていたら、不可解な事件が起こるっていうシチュエーションは面白い。だって、生で怖さを煽る音楽がかかってるんだよ!自分の作った音楽が自分の恐怖を高めるって凄いやね。★★
クリスティーナの館わはははははは、凄い落ちって言うかこんなネタ初めて見たよ(^^;こりゃあ、また凄い落ちだなぁ。一応、サイコ物に分類されるんだろうけど、このサイコ、尋常じゃなく凄いな。って言うか、クリスティーナ、そこまでされる前に気付くやろ。いくらアメリカの家がおおざっぱな作りで広いからってそれはちょっとびっくりだわ。でも、実は犯人よりも怖い存在がいるってラストにはぞっとしつつも笑っちゃったけどね。こんな荒唐無稽なネタで、よくこれだけ説得力持ったホラーに出来たモンです。ま、どんな秘密が隠された家かは、実際に観て確かめてみてね。クリスティーナに思いっきりツッコミいれたくなるから(^^;★★☆
ザ・サイン製作年度を見たら2001年で7年も前の映画なのね。今まで、放置されっぱなしやったんかな?殺人現場の写真を撮り続けていた男が、そういう写真を撮ることに疲れ、故郷に戻ってくる。そこで、一人の話すことが出来ない女性と出会うが、彼女は猟奇殺人鬼の被害者、そして犯人の意識にリンクして、その意識を共有してしまうという特殊能力の持ち主であった。見てもいないはずの現場を見てしまう能力のため、警察には相手にしてもらえず、苦しんでいた彼女を慰めようとするが、その能力を知った犯人に目をつけられることになり・・・。いや、まぁ、いいんだけど、設定からして無茶やから。冒頭は結構グロい死体が出てきて、これはかなり猟奇的なサイコサスペンスになるのかと思いきや、その後は尻すぼみ。うーん、どうとも言えんわ。ちなみに主演はロックシンガーの、ジョン・メレンキャンプ。★★
殺人マニアックス サイコリアンデブクマっぽい男と、ショートカットのモデルみたいな女の子。二人には意外な共通点があった。それは二人とも殺人が趣味だという事。お互いの趣味を知った二人は、その場で意気投合。あなただけは決して殺さないわ!!ってどんな台詞なんだか。しかも、二人ともブドウが大っ嫌い!ブドウが好きだという男(女)はその場で即殺害。いやー、この町には警察っつうもんがないのか?しかも、そこに、人の指が大好物な配管工が絡んできて、事態は更にとんでもない方向へ・・・とにかく、オフビートな笑いが満載で、初っ端から、「サイコ」のシャワー室での殺害シーンを、非常に安っぽく、それでいて丁寧に再現して見せたり、レンタルビデオで二人が借りるビデオのタイトルが無茶苦茶マニアックすぎて、半分以上分かんなかったり、バーでへんな中国人が出てきたり、もう微妙なツボを突かれるんよ。ラストはラストで、え?こんなオチなんかい!でも面白いぞ!って感じでフェイド・アウトしちゃってるし。こりゃ、久しぶりに大当たりの一品でしたー!★★★☆
ザ・ナースキラーすんげぇラストシーン。実在の殺人犯をモデルに作られた映画なんだけど、あのラストシーンってばホントなんだよなぁ、いやぁ、あのラストシーンだけで、★1コ追加ですよ。でも★☆だけど(笑)看護婦寮に押し入り、8人の看護婦を強姦・殺害した凶悪犯。そんな彼の生い立ちから、犯行にいたるまで、そして警察に捕まってからの様子と、モノローグとして監獄での様子を描きだす。基本的にはつまらない映画ですよ。スプラッターというほど血しぶきでないし、強姦シーンもないし。地味な実録ホラーの一つに過ぎないんだけど、モノローグの監獄の中での彼の姿、これに尽きるんですよね・・・。興味のある人は「リチャード・スペック ビデオ」でググって見てくださいな・・・。★☆
サムバディ・ヘルプ・ミー未だにこういう殺人鬼スラッシャーが作られているアメリカにびっくりやわ。正体不明の殺人鬼が襲ってくるのはいいよ、襲われるバカップルの人数が5組10人ってのも、ちょっと多いけど、その分、いろんな殺され方を期待できるからいいよ。冒頭が定石どおりの展開で、捕まって拷問!ってのもいいとしよう。でも、肝心の謎解きの部分に入ってからがダメすぎる。せっかく勢いをつけたのに、スタートに戻っちゃってるやん。あのブロンドの少女は一体なんだったの?話が進まなくて困っちゃったから、しょうがないから現れて、無理くり話を進めようとしに出てきたみたい。出てくる必然性があるとすれば、それだけだよなぁ。スタッフ・キャストを調べてみたら、「ユー・ガット・サーブド」って言うダンス映画でヒットを飛ばした人たちなんだね。儲けた金で、テキトーに作っても売れるホラーを安易に作っちゃったんじゃないの??拷問のシーンだけは異常に気合が入ってただけに、ちゃんと出演者や監督もテンション上げて撮ってくれれば、もうちょっと面白くなったはずなのに。★☆
惨劇の週末チラシのストーリーを読む限り、”ラストサマー”のような話とばかり思っていたのだが、いや、実際途中まではその通りの展開なのだが、ある次点を境に映画としての本質が急変する。自分の友達を殺しているのは、4年前に過って殺してしまった男なのか?それとも・・・?過去の呪縛に駆られる青年の周りで起こる出来事は、次第に常識では考えられない状況になり、その結末は・・・と、それはとても書けないので観ていただくしかないんだけど。罪悪感は死ぬまで消えないものなんだろうな。そして、それは死ぬ直前に清算されるのだろう。視覚的にもかなり刺激的なシーンが多く、楽しめました。★★☆
サンタが殺しにやってくる一人の狂った男が、クリスマスイブの夜に、悪い大人を殺して回る。しかし、一方では、良い子にプレゼントを与え、クリスマスを共に楽しむ。まるで本当のサンタのように・・・。段々、この狂っているはずの男が、誰よりも正しいことをしているように見えてくる。彼が下す断罪は、間違っているのか?サンタクロース、それはクリスマスイブの夜、良い子にプレゼントを与え、悪い子には罰を与える存在。そう、サンタクロースとは、子供たちにその一年間の行いに対する裁きを与える存在なのだ。ならば、彼の行為はサンタクロースそのものじゃないか。クリスマスの夜に現れた悪魔、それはつまりサンタクロースのもう一つの姿に他ならない。衝撃のラストシーン、全てを裏切ったかのようなあのラストシーンは、全てそれを指しているとしか思えない。映画自体は相当にくだらないが、含むテーマは意外に深い。★★☆
ジェフリー・ダーマー・ライジング17人もの青少年を殺害し、その肉を食したとして、全米を恐怖に陥れた実在の殺人鬼ジェフリー・ダーマー。その父親の苦悩を描いた異色作。コレが意外と興味深く観られて、問題があったとはいえ、愛すべき息子だったはずが、実は稀代の猟奇殺人鬼だったという驚愕の事実を告げられた父親とその妻、母親を描くことで、彼らが精神的にどういう風に追い詰められていったかを描けていると思う。もちろん、ジェフリー・ダーマーの凶行は許されるものではないのだけど、その父親まで同様の狂人として報道しようとするマスコミの姿勢や世論に、恐ろしさを感じる。ただ、映画としてみると、事件後の父親の葛藤を描いたものなので、ジェフリー・ダーマーの凶行が描かれるわけでもなく、残虐なシーンを期待して観ると、肩透かしを食らうかな。まぁ、でも珍しいタイプの映画だよね。★★★
ジグソーイタリア産の猟奇サスペンス。身体のパーツを集めて、理想の剥製を作ろうとする殺人鬼の話で、ダリオ・アルジェント監督が撮りそうなストーリー展開。なかなか面白かったですよ。タイトルとDVDのジャケットは「SAW」を意識したパロディみたいなものになってるけど、映画自体にはそういう影響は全く無し。世界中のB級ホラーをかき集めてくるアルバトロスって配給会社からリリースされてるんだけど、こういうチャンと見応えのあるホラーも権利を買ってるんやね(笑)★★☆
シー・ノー・イーブル 肉鉤のいけにえR18になっているとおり、残虐なシーンが多く、かなりヤラれました。窓からロープに足をくくられ、落とされて、地上ぎりぎりでとまったのはいいけれど、腕を地面に打ち付けて、複雑骨折。そのままぶらさがってたら、野良犬が血の臭いに引き寄せられてきて、生きたままがぶり・・・とか。「SAW」以来、「ホステル」「ハイテンション」など拷問肉体破壊系のスプラッターが増えたけど、この映画は、その中でも痛さの点では最高レベル。殺人鬼の武器もタイトル通り肉鉤だから、まぁ、どれだけ痛い描写が多いか、分かりますよね(笑)殺人鬼を演じてるのが、WWEのプロレスラーのケイン。どんな攻撃も効かないような大男で、この役にぴったりなんだけど、ちょっと演技が下手かなぁ。後半、殺人鬼の幼少時代のトラウマが語られたりするんですがそれに悩む姿が、なんともかわいく見えてしまったりして、狂ってる殺人鬼というには、ちょっと・・。★★★
シリアル・ママジョン・ウォーターズ監督×キャスリーン・ターナー。彼女が演じるママは、普通を装っている異常者ではなく、異常に普通を装っているママである。あれだけ無茶な事をしておいて、何故か彼女の殺人を立証することが出来ない。アメリカって国は凄いね。っていうか、ウォータースの描くアメリカが凄いのか(^^;観ていてストレスが発散されるどころか、なーんか、こうどろどろとした物が心の中に渦巻くというか、もう腹一杯っす。もう食べられません。ごちそうさま。ちなみに劇中で観ている映画は、”血の祝祭日”う〜んマニアック(^^)★★☆
ジャンク・イン・ザ・ダーク監督は"ヒドゥン"のロバート・ジェイ、メーキャップはトム・サビーニ、主演はドナルド・プレザンス。被害者たちを襲う精神病患者たちに、ジャック・パランスにマーティン・ランドー。うーん冗談みたいなキャスティングだけど、マジでこの面子。よっぽど凄い映画かと思ってみたら、これが激しょぼ。ほんっとにしょぼいです。いや、パランスとランドーの狂いっぷりは、さすがその後にアカデミー賞にノミネートされるだけあって凄まじく狂ってるんだけど、いかんせんねぇ、B級ホラーだし(^^;製作は83年くらい。日本でも松竹富士配給で一応劇場公開されてます。チラシが手元にあるし。でもしょぼしょぼ。ま、置いてるレンタル屋もないだろうから、間違っても借りることはないだろうけどねー。
処刑軍団ザップホラー仲間に、これを見ていないって言ったら、これは見てないとダメだよ!って思いっきりダメ出しされてしまいました(^^;いや、ホント、今回初めて見たけど、マジで凄い映画っすわ。いろんな意味で狂った映画だよなー。「サタンの息子たち」を自称する狂信的なヒッピー集団が、人口40人足らずの小さな町にやってきて、レイプ、殺人、強奪のやりたい放題。業を煮やした少年が彼らの食べ物に狂犬病の犬の血を混入しちゃったもんだから、さぁ大変!白い泡を吹きながら、狂った集団が襲いくる!!しかも彼らの手に掛かった犠牲者たちも、狂犬病にかかり、白い泡を吹きながら襲ってくるではないか!まるでゾンビのように増殖する集団相手に、彼らはどのように立ち向かうのか・・・?いやいや、面白かったなー。さすが、カルトホラーとして現代に名を残している映画だけあるわ。★★★
処刑島イギリス産戦争ホラーで「リトルダンサー」のジェイミー・ベル君が主演したことでも話題になった「デス・フロント」の監督の長編第2作。少年刑務所の問題児たちが、教官と共に更正のために無人島にキャンプに行くんだけど、そこで偶然居合わせた同じように更正にきた少女たちと共に、正体不明の殺人鬼に襲われるって他愛のない話。でも、これが意外と良く出来てるんだわ。襲われる側も犯罪を犯してここにきているという一癖も二癖もある連中なだけに、謎の殺人鬼だけが敵じゃないってのがミソ。まるで「バトル・ロワイヤル」のような設定だけど、ストーリーが破綻してなくて、現実的な分、こっちの方が面白いかな。殺され方もかなり気合が入っていて、特に男の教官が殺されるシーンは強烈。生きながら、○○に○○を○○れるって。しかもかなりリアルなんで、怖さ倍増。血が苦手な人は見るの無理やろね。いや、この監督、マジで才能あるよ。★★★☆
死霊の鏡−ザ・ブギーマン−原題はブギーマンなのだが、カーペンターの”ハロウィン”の続編に”ブギーマン”というタイトルを付けてしまったため、同タイトルで公開できなくなったって、ややこしいホラー。でも、なかなかオーソドックスで、それでいて得体の知れない殺人鬼の不気味さは良く出ている。しかし、余りにも短すぎるんだよねぇ。ホラーって大概90分くらいだけど、これは何かアッという間に終わったって感じ。もう一山、あの後にクライマックスがあっても良かったと思うのだが・・・★★☆
スキゾイド公開当時のチラシには確か”ジョギリショック"なんて言葉が書かれてあったよなー。この映画が公開された80年代半ばには、こういう決まった凶器を使う殺人鬼映画が多かったよね。これは、小さなハサミ。でも、他の殺人鬼モノとは違って、結構サスペンス色が強い。て言うか、これって2時間サスペンスのような話だよ。結局、男女の愛憎のもつれやし。かなり期待はずれな一本でした・・・★☆
W ダブル理想の妻と娘のいる家庭を求め続ける一人の男。しかし、その家族が少しでも自分の思惑と違うと、皆殺しにし、自分は姿を変え、別の街へ・・・そんな恐ろしいステップファーザー(義父)のお話。ひっそりとビデオリリースされて、ほとんど日の目を見ていない作品だけど、なかなか良く出来たサスペンスだった。娘が、父親の異常な行動に気がついて、彼の化けの皮をはがそうとする下りは、かなりドキドキさせられる。善良な父親の仮面をかぶった父親を演じてはいるが、仮面の下は狂った殺人鬼なのだから・・・★★☆
ツイてない男厳重警備のオフィスビルから宝石を盗み出すというサスペンス・アクションばりの導入で始まったと思ったら、正体不明の殺人鬼が襲ってくるサスペンス・ホラーに様変わり。サスペンスタッチで、シビアな恐怖で描くのかと思ったら、いきなり首がすっ飛ぶスプラッターに!!おおう、唐突な展開の映画もたくさん見てきたけど、これほど唐突な展開は凄いな。しかも、閉じ込められた人たちのキャラクターが強烈過ぎるし、正体を現した殺人鬼のキャラクターが、これまた舞台のオフィスビルにそぐわないったらありゃしない。逃げ回って追い掛け回して、立場が入れ替わって・・ってドリフじゃないんだからさ(^^;しかも、主役とヒロインの恋愛まで絡めちゃうもんだから、更に話は複雑に??挙句の果てに明かされた殺人鬼の本当の正体に・・・。なんじゃそりゃーー!主人公をスティーブン・ドーフが演じてるんだけど、彼だけが一人だけ、そんなむちゃくちゃな展開にもブレることなく目の前の困難に立ち向かっていくんだよ。これがまた逆に面白い。たとえて言うなら、「ショーン・オブ・ザ・デッド」に「フロム・ダスク・ティル・ドーン」をミックスした感じかな。いや、まぁ、そんなに強烈なインパクトはなくて、全編通してゆるーーーいタッチで、あらゆるジャンルを縦横無尽に駆け巡るだけなんだけどね。でも、コレを狙って作ったのなら、凄いと思う。俺は好きだなぁ、こういう映画。★★★
テキサス・スロータージャケットに“「テキサスチェーンソー」より残虐!”なんて書かれてあるから、ちょっとは期待して見たのに・・・。なんやこれー!久しぶりにロクでもないホラーを見てしもた・・・。彼女を驚かすために、昔、殺人事件があったという廃墟となった食肉工場へ。やがて本物の殺人鬼が現れて・・・。ってお決まりのパターンなのは、予想通りだから文句言わないよ。何がダメって、襲われる人数4人は少なすぎるでしょー!誰が死ぬのか、誰が生き残るのか、どの順番で死んじゃうのか、それがホラー映画の醍醐味なのに、登場人物が出揃った瞬間に、誰がどういう順番で死んじゃうのか分かっちゃったら、楽しみがないじゃない。それに、残虐シーンも全く怖くないし、見所なんて一つもないのが逆にすごいね。
テキサス・チェーンソー基本的な設定はオリジナルの「悪魔のいけにえ」と同じなんだけど、演出が全然違う。もちろん、レザーフェイスはチェーンソーを振り回してるし、その家族の狂いっぷりも見事なんだけど、オリジナルが乾ききった砂漠のような映像だったのに比べ、こちらは、真夏の暑い最中に雨が降りしきる蒸し暑くて、じとじとしたような映像になってる。これは大きな違い。オリジナルが、舌まで乾ききって、ざらざらしてる感覚に見舞われるのに、こちらは、汗でシャツが張り付いて、鬱陶しいことこの上ない。それでいて、オリジナル以上のテンポのよさで、攻めまくってくる。勢いだけで乗り切ったって感じもしないでもないけど、これはこれでOK。きっと、こっちを初めに見てたら、余りの怖さに感動すら覚えたんだろうなぁ。そう考えると勿体無いな・・・ ★★☆
テキサス・チェーンソー・ビギニングレザーフェイス誕生秘話!えてしてこういう前日譚って、あんまり面白くないのが多いんだけど、これは面白かった。ちゃんと、あの殺人一家がどのようにして形成されていったかが、違和感無く描かれてて、元ネタを壊すことなく作り上げてると思う。何故、レザーフェイスは人の皮を被っているのか?何故、兄は警官の服を着ているのか?何故、おじいさんは椅子に座ったまま動かなくなっているのか、など、一つ一つのエピソードを巧く作り上げてると思う。で、それ以上に殺人の残酷描写がすげーの。ちゃんと怖いとか、痛いとか伝わってくる映像のオンパレードで、ホラー映画にありがちな、途中の中だるみも無いし、最後まで一気に見ることが出来た。まぁ、難を言えば、余りに完成されすぎた映画に仕上がってるので、トビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」のようなキチガイじみた雰囲気は無かったかな。まぁ、これはこれで十分面白いけどね。★★★
デストリップあ、意外と面白い。トリップ出来るマジックマッシュルームを探しに森へとやってきた6人の男女。ばらばらに分かれて、キノコ狩りに出かけ、そのうちの一人が、間違って毒キノコを食べちゃって、バッドトリップしちゃう。生死の境をさまよって、目覚めるが、友人たちが何者かに次々と殺されていく。しかも、その殺される映像がフラッシュバックのように見えるようになってしまっていた・・。まぁ、オチはここまで読めば大体想像が付くと思うけど、意外と見せ方が巧いから、ホントに他に誰かがいるんじゃないか?って気持ちにさせてくれる。こういうネタって、一歩間違えば、大失敗作になっちゃうんだけど、ぎりぎりセーフかな。ま、見終わった瞬間に、誰がどんな殺され方したかすら、忘れちゃうようなB級ほらーだけどね。マジックマッシュルームってネタを使ってるのも、ちょっと面白かったな。★★☆
デスマスクエロビデオの撮影隊が迷い込んだ廃墟の町は、その昔、改造されて不死身の殺戮マシーンとなってしまったプロレスラーがいるという町だった!!ってどんな設定やねん(^^;自分はプロレスには詳しくないんだけど、その不死身のプロレスラーを演じているのが、覆面レスラーとして一世を風靡したレイ・ミステリオ。なんていうか、彼のキャラクターが全くないから、怖いというより、ロボットに襲われてるみたいな感じ。演技も下手だしね・・。あ、一つだけ笑えるシーンがあって、アクロバティックな体位も出来る女の子が、殺人プロレスラーに追われて、戸棚の下に隠れるんだけど、奥行きが狭くて、M字開脚で隠れてやんの。そのシーンに敬意をこめて、☆半分追加(笑)★☆
デスリング山奥にある死んだ祖母の家に移り住んだ女性、しかしその日から彼女の周りには奇妙な現象が起こり始め・・・。オーソドックスな設定であんまり期待してなかったんだけど、この家の近くに住んでいる管理人という男の存在が、映画の謎を担っていて、映画のストーリーに少しの揺さぶりを与えてくることで、退屈ながらも、最後までなんとか見られた。主人公の女性が、夢なのか現実なのか、その境界線が、その男の存在によって曖昧になっていく。まぁ、なかなかストーリーが進まないし、ホラー映画の割には、ほとんど殺人シーンもなく、思わせぶりなシーンの繰り返しなので、とても人に薦められるような映画ではありませんが・・・。★★
デビル・ジャンクいやー、マジ最低(笑)やっぱねぇ、こういう映画はファンタの会場でみんなで見るから面白いんだよ。1人でビデオで見ててもダメだって。ビデオのジャケットはかなり血みどろぐちゃぐちゃな感じだけど、とんでもない。死刑にされた殺人鬼が蘇って、自分を逮捕した警官に復讐するって話。幽霊なのかゾンビなのか、それとも警官が見ている幻影なのか、どれにしたって辻褄が合わないことこの上なし。ま、その名の通り、ジャンク映画でしたね。
デモニアック 鮮血のエクソシストジェス・フランコ体験2本目は、これぞフランコ!って感じの意味不明ホラー(笑)フランコ映画の常連であるリナ・ロメイのためだけに撮ったんじゃないのか?って位、リナ・ロメイの魅力満載(笑)物語は、乱れた性が何よりも許せない狂った小説家が、乱れたセックスをやっちゃってる男女誰彼を次々に殺しまくる話。でも、リナ・ロメイに出会ってその見た目の純真さから、お前だけはそうじゃないかもしれないからと、監禁して拷問。うーん、なんだこれ?ちなみに殺人鬼役をやったのは監督本人。やっぱりリナ・ロメイをいたぶりたかっただけだろー(笑)しかし、途中、10人以上が参加する乱交プレイのシーンがあるんだけど、アレは凄かった、俯瞰のカメラで、10分くらい延々と裸の男女がうねうねと。いやー、二本目にしてフランコ、食傷気味かも(笑)でも、あと3本くらい見たら、僕もはまっちゃうんだろうか・・・こわー。★☆
ナイトウォッチ下にある”モルグ”を同じ監督がハリウッドに渡って、全く同じにユアン・マクレガー主演でリメイクしたもの。そりゃあ同じなンだもん、怖くて当たり前やん。って言いたいところだが、何故か怖くない。なまじ知ってる顔がいるからかな?同じ話だから?そうじゃないなぁ〜。ああ、ユアンの顔に緊張感がないからか。そうかそうか。うんうん。しかも、モルグでいたく感動したあのラストシーンがない!まあ、面白いのは面白いけど、これを観るなら、モルグを観て下さい。お願いします。m(_ _)m★★★
ノック・ノックアメリカのB級ホラー。ある街で若者ばかりを狙った連続殺人が発生。美人刑事と老刑事が、事件の解決に当たるが、被害者たちの共通点がなかなか分からず、次の犠牲者が分からない。そして明らかになる、この街でかつて起こった悲劇とは・・・。殺人シーンは結構頑張ってたな、この手の低予算ホラーとしては。でもねー、殺人鬼が神出鬼没すぎるんだよ。通り過ぎたすぐ後ろに立ってみたり、生身の人間のはずなのに無理がありすぎ。あんな大男やったらすぐに気付くってば。まぁ、こんなもんかな。★☆
ハイテンション余りの残酷描写に日本での公開が2年も遅れたっていうから、結構期待して見たのに、うーん、この程度??しかも、この映画のオチが反則スレスレとかじゃなくて、モロに反則。そういうオチにしたいんだったら、ちゃんと途中で「そうかもしれない」って伏線を張っておかないと・・。そんな無茶なオチつけなくても、十分面白くなるストーリーだと思うんだけどなぁ。まぁ、気になる人は見て、怒ってください(笑)★★
バーグランドこの大袈裟で厚かましい音楽は、もしかして”死霊のしたたり”の人じゃないのか?せっかくの映画の緊張感を大袈裟に煽りすぎて、かえって気分がそがれるっす。ストーリーは、B級ホラーらしい、誰でも分かる異常殺人鬼物。主人公の不確実な様が巧く演出されていて、現実と幻想の交錯がはっきりと示されている。それだけに、種明かしのあっけなさにはがっかりしたのだが・・・それにしても、マイケル・アイアンサイドがあんな役で出てくるとは(^^;★★☆
バーサーカー僕は好きだなー。いいじゃないですか!この狂いっぷり!!微妙に「悪魔のいけにえ」のストーリーをパクってる?って気もしないではないですが、本筋に関係あるような無いような、やっぱり無いようなシーンがテンコ盛りで、今、自分が何を見ているのか忘れてしまいそうな気分に。ラストの首なしムキムキ首領、大爆笑っす。いや、それ以前に、出てくるキャラクター、全部大爆笑なんだけどさ。衝撃のストリーキングもあるし、小人の惨殺もあるし、素晴らしいバカ映画じゃないですか!僕はこの映画を見つけてきたアルバトロスは、やっぱり凄いと思うなー。過去にも「魔処女」なんて、トンデモ吸血鬼映画があったし、「大脳分裂」なんて、アートぶった変態キチ○イ映画もあったし、「死の王」や「ネクロマンティック」とか「深海からの物体X」とか、普通のメーカーじゃ絶対、買わないような映画を大量に買ってくれるもんね。これからもよろしく!!って感じっすよ。★★★
ハードカバー 黒衣の使者読んでいる小説と同じ事が現実に起こったら・・・誰もが一度は考えるネタかもしれないけど、実際に映画として作られたものはそんなに無い。なぜなら、あまりにベタなネタ過ぎて、作っても面白くないから。でも、この映画は見事にそのネタを映像化している。自分だけに見える殺人鬼。殺人鬼が死体のパーツを切り取って、自分の醜い顔に被せていくというのも、この映画に説得力を与えたかな?オーソドックスでありながら、決して退屈じゃない。実は映画にするのには、一番難しいことなのかもね。★★☆
バーニングそれこそ20年ぶりくらいに再見したのかも。確か、日曜洋画劇場とかそういうところでやってたよなー。正体不明、性別さえ不明の極悪非道な殺人鬼"バンボロ"ってチラシの売り文句に書いてたけど、映画を見る限り、もともとの正体もはっきりしてるし、性別は男だし、バンボロなんて名前、何処にも出てこないし(^^;さすが東宝東和配給やねー。ムチャな日本独自設定はお家芸っすな。それはともかく、映画自体は非常に面白いです。13金の影響で作られた殺人鬼モノの中でも、1,2を争う出来じゃないかな?襲われる対象が、キャンプに来ているミドルティーンの少年少女で、その引率の大学生の過去がキーポイントになるっていう設定がいいねー。普通、襲われる対象はもう少し上の世代が多いんだけど、これは子供が狙われるから、誰が殺されるか分からない。特に、いかだに乗って脱出しようとした子供たちが皆殺しにされて流れてくるシーンは秀逸。ちなみに、襲われる少女の中に、あのホリー・ハンターがいます。でも、知ってて見ないと分からないよ。なんとなく面影があるかなー?って位だし、ほとんど出番ないし。★★★
ハーパーズ・アイランド/惨劇の島(TVドラマ)普段、TVドラマには手を出さないんだけど、これは1シーズン完結で、1話45分の13話、しかも孤島を舞台にした連続殺人事件ということで、WOWOWで放映されたのを見たんですが・・・。いやぁ、面白かった!!1話目は物語の導入部とはいえ、全く何事か分からず、ナンだこれ?って感じだったのが、2話目、3話目くらいで、完璧に引き込まれモードに。生まれた島で結婚式を挙げることにしたカップル。その友人や家族たちも含め30人近い人物が登場。その島では7年前に恐ろしい連続殺人事件が起きており、新郎の女友達の母親も、その事件で殺されていた。島に上陸したその日から、一人、また一人と仲間が殺されていく。これは7年前の殺人事件で射殺されたはずの犯人の仕業なのか、それとも、犯人はこの中にいるのか?とにかく、殺人がすんごいハイペース。1話辺り2〜3人殺されてたよ(笑)だから、10話目くらいになると、7人くらいしか残ってない状況になるんで、犯人の目星も付きそうなもんだけど、これが実に巧い脚本で、11話目のラストで犯人が明かされるまで、確信を持つことが出来なかったんすよ。ホラー映画でこういう設定の物語はよくあるけど、5,6人の男女が90分以内にって感じじゃないですか。それが、時間も人数も5倍になったと思ってもらえれば。しかも、人間関係は5の2乗くらいに複雑に。なかなか無茶な設定もあるにはあったけど、本格的なサスペンスじゃなくて、ボリュームたっぷりのスラッシャーホラーとして見れば、かなり楽しめると思いますよー。★★★☆
罰ゲームキャンプに来た若者たちが、正体不明の殺人鬼に襲われる!おお、なんて単純な話(笑)でも、これが意外と面白い。殺される若者たちもキャラクターがはっきりしているし、何より殺人鬼が、兄弟で、しかもどちらかが両親を殺して狂って、精神病院に入れられていたという設定。しかもですよ、森に住んでいるからか知らんけど、異常に罠の仕掛け方がすごい。初めはなんかでっかい砲台みたいなのでツルハシをぶっ飛ばすだけだったのに、調子に乗ってか、マシンガンのようにツルハシをぶっ飛ばしまくりのシーンがあって、大爆笑。若者たちが次々と残虐な方法で殺されていく面白さと、殺人鬼兄弟の意外な秘密の面白さもあり、なかなか楽しめるB級ホラーでした。でもタイトルの「罰ゲーム」って邦題は全然、内容に関係ないんだよなー。原題は「Simon Says」で、いわゆる日本で言うところの王様ゲームみたいなのですよ。★★★
ハロウィンH20ジョン・カーペンターが1作目を撮ってから20年目、今から7年くらい前に作られた完結編。1作目でハロウィンのマスクを被った殺人鬼、マイケル・マイヤーズの妹として、最後まで生き残った女性。その女性を演じたジェイミー・リー・カーティスが、再び同じ役を演じ、マイケルとの最後の対決に挑む!!いや、意外と面白く見られたよ。犠牲者の数が、かなり少なく、前半はドラマ調の展開なので、ホラーとしてはそんなに凄いと思うシーンはなかったけど、ジェイミー・リー・カーティスがマイケルに止めを刺そうとする執念が、かなり怖かったかも(笑)彼女の息子役で、ブレイク直前のジョシュ・ハートネットが出てるんだよね。なんか、今、アメリカでは1作目のリメイクが公開されて記録的な大ヒットになってるらしいね。監督が「マーダー・ライド・ショー」のロブ・ゾンビだから、ちょっと期待してるんだけど。★★☆
ハロウィン(2007)ジョン・カーペンター監督が作り上げた「ハロウィン」のマイケルというキャラクターは、ホラー映画において、ある時期にだけ現れる不死身の殺人鬼というジャンルを生み出したエポックメイキングな作品でした。その傑作が生まれて30年、「マーダー・ライド・ショー」で、80年代テイストを存分にまぶした残虐ホラーを作り上げたロブ・ゾンビ監督がリメイクすると聞いて、かなり期待してました。リメイクされた今作では、マイケルの幼少時代をじっくりと描き、どのようにして、あのマスクを被った怪物が生まれたのか?を丹念に丹念に描いていく。彼の残虐性は、生まれもったものだけじゃなく、その後の生活環境、精神病院に収容後の生活の全てが、増大させていく要因で溢れていた。人間の心が全く無い怪物。人の言葉を捨て、人と思えぬマスクを被り、怪物となった彼が向う先は、唯一生き残った妹だった。彼が妹を探しだそうとした目的はなんだったんだろう?人間の心を失ったはずの怪物が求めたもの、空っぽになった心を満たすために、彼は何が欲しかったんだろう?誰にも理解されず、同情されず、ただ恐怖の対象になってしまった男の悲しい物語として、「ハロウィン」は新たな姿となって現れた。★★★☆
ハロウィンUロブ・ゾンビ監督によるリメイクされた「ハロウィン」の第2弾。前作で新たなハロウィンの殺人鬼“マイケル・マイヤーズ”を創造していたけど、今回はそれから数年後、生き残った妹の元に、死んだはずのマイケルの影が・・・。とにかく、オープニング10分間が最高!残虐度といい、恐怖のあおり方といい、すべて完璧。おおお!と思わせておいて、実はそれがマイケルの妹が見てた夢だったってのが残念。や、でも、この後もこんな感じで?と期待したんだけど、本来、一番恐怖を感じるべき登場人物であるマイケルの妹なのに、彼女のあずかり知らないところで殺人が行われたりして、全ての恐怖が妹に降りかからないんだよね。だから、頭が踏み潰されたり、ぐっしゃぐしゃに殴り殺されたりと、残虐描写がいかにレベルが高くても、それが主人公の恐怖とリンクしないんだよなぁ。実に勿体無い。リメイク1作目は、オリジナルシリーズでは描かれなかったマイケルの幼少時代を描いて、犠牲者たちの恐怖を体験させながらも、マイケル自体に感情移入させるという荒業を成功させて、大傑作になってた。パート2は、ホラーとしての及第点ではあるけど、前作が余りに素晴らしすぎただけに、この程度じゃ満足できない。相変わらず、ロブ・ゾンビ監督のホラー映画への愛好ぶりが演出の面にも、随所に現れてただけに残念。★★☆
ピース/Pieces若者たちが、人里はなれた場所で事故って、そこで正体不明の殺人鬼に襲われる。うーん、こういう映画って、一体何本見たんやろか(笑)この映画は、明らかに「悪魔のいけにえ」を意識した映画なんだけど、殺人鬼家族のキャラクターが面白かったので、まだ見られたかな?最後の方は「壁の中に誰かがいる」みたいな展開になってたしね。タイトルを見ると、人体のパーツを集めてどうにかするような印象だけど、全然関係なかったよ。どゆこと?途中で脚本変わっちゃったのかな?後、隠された部屋のベッドに横たわる生きてるんだか、死んでるんだか分からない老婆に話しかけるシーン、「サスペリア」かと思っちゃったよ。ま、そんな所かな。★★
ピザ男の異常な愛情ちょっとコメディテイストだからって、ジャケットに「ショーン・オブ・ザ・デッド」の笑激再び!とか書かないで欲しいなぁ。引きこもりのデブ男が、気に入った女性を誘拐して、理想の恋人になることを強要するって、使い古されすぎたネタだよね。その使い古されたネタでどれだけオリジナリティを出せるかってのが勝負の分かれ目だけど、うーん、主人公は見た目のインパクトはあるんだけど、それだけなんだよね。後半、被害者の家族が意外な行動に出るのはいいんだけど、余りに短絡的過ぎて、不快なだけ。ラストのオチも、え?それで終わり??ってか、んなオチあり得ねぇよ!ってツッコミを入れる気力すらなくすような残念なオチ。特典映像に、もう一つのエンディングが入ってたけど、そっちの方がまだマシかな。怖くも無いし、笑えもしないし、ただ不快になっただけでした。残念。
ヒッチャー(2007)実は、オリジナル見てないんよね。ルドガー・ハウアーがすんげぇ怖いって噂やけど、どうなんやろ?リメイク版では、ショーン・ビーンがやってたけど、この人の顔もかなりの悪人面だよなぁ。顔からにじみ出るような狂気は、そこにいるだけで、画面が恐ろしく感じるよなぁ。対して、襲われるカップル、どこにでもいそうな顔で、もう全然覚えてないくらい印象が薄い。あえてそういう俳優を選んで、誰にでも起こりうる恐怖ってのを描きたかったのかな?理由も分からず、襲われ続ける二人。こういう状況って、サスペンスとしては古典的だし、リメイクじゃなく同様の状況を作り出して、新しいものを作り出すよりも、シンプルなこのストーリーで十分怖いから、リメイクしたくなるのも分かるなぁ。★★☆
ブラッド・ピーセス 悪魔のチェーンソー映画は幼い子供が母親を殺すという衝撃的なシーンから始まる。彼は母親を殺した後、何度に隠れ、やってきた警察に発見されるや、あたかも暴漢が侵入してきて隠れていたかのように振る舞い、被害者を装う。そして30年後・・・大学を舞台に女性ばかりが殺される連続殺人事件が発生。犯人は間違いなくあの少年が成長した男に間違いないのだが、何故かそれが誰だか分からない。犯人は死体を切り刻み、その破片を組み合わせて、理想の女性を作ろうとしていたのだ・・・やがて、犯人は見つかって、一件落着良かった良かった、と思ったら!犯人と争った青年の股間をいきなり死体が掴んだかと思ったら断末魔の悲鳴!そこで幕。なんだこりゃー!そんなオチいらんやろー!かなり血の出る映画でしたが、かなり真面目に作っていただけに、このラストは唖然・・・うーん、アメリカ人の考えることは分からんやね。★★☆
ブラックサイト殺人現場をネット中継するという衝撃的な事件が発生。しかも、アクセス数によって、死期が早まってしまう。人間の好奇心を悪用した卑劣な犯人を、警察は必死になって捜査を開始するが、手がかりが見つからない。やがて、捜査員の一人が拉致され、その残虐な殺人がネット上に現れてしまう・・・。結構、残虐なシーンが多そうな宣伝をしてたから、本格猟奇サスペンスが登場したか?しかも主演はダイアン・レインだし!ときたいしたんだけど、思ったより残虐度は低め。いや、中の下くらいかな。あ、俺の中ではね。確かに、無修正のポルノ画像が簡単に見られるネットだから、本気で探し回れば、殺人の瞬間を捉えた映像とか、事故死した死体の画像とか、見られるかもしれない。こういう殺人を公開して、楽しむ輩が出てこないとは限らない。極論であるとはいえ、ネット上で情報を公開する人のモラの問題でもあると同時に、閲覧する側の人間のモラルの問題でもあるんだろうな。映像や音楽、ゲームの違法ダウンロードとかも含めてね。それにしても、10年前には考えてもいなかったことが簡単に出来る世の中になってるんだよなぁ・・・。★★
ブラッディ・バレンタイン3D一応、赤青のメガネをかけて鑑賞するタイプの3Dで発売されたDVDを見たんだけど、うーん、まぁまぁ飛び出して見えたかな。でもちょっと目が疲れた・・。ただ、立体に見せやすいように、無理やり登場人物の前に何かを置いてるので、ストーリーとは関係ないところが気になっちゃったかな。オリジナルの「血のバレンタイン」は見て無いはずなんで、比較は出来ないけど、「スクリーム」とか「ラストサマー」の流れを組んだ、意外な犯人モノだね。なので、ちょっと今更感があったけど、まぁ許容範囲かな。目の前に斧が飛んできたりするのは、やっぱ赤青の3Dじゃ、イマイチ迫力不足だったのが残念。やっぱこういうのはちゃんと劇場で見に行かなきゃダメだねぇ〜。★★
ブラッド・パラダイスブラジル旅行中にバス事故に遭い、僻地に置き去りにされてしまった若い旅行者たち。アメリカから来た兄妹と妹の友達、イギリスから来た二人の男。次のバスが来るまで2日以上かかるということで、探索すると美しいビーチを発見。そこには、バイク旅行中のアメリカ人カップルもいた。ビーチで現地の人たちと共にバカ騒ぎ。そして翌朝、彼らの荷物は全てなくなっていた。しかし、彼らに起こる災難は、これからが本番だった・・・。前半の能天気さが嘘みたいに、後半は緊張感があって面白かった!よくあるストーリーではあるんだけど、地底を流れる川と地底湖を舞台に、犯人から逃げるシーンは実にスリリング。生き残るのは誰かってのは、ほぼ予想通りだったけど、オチもしっかり決まってたし、殺され方の残虐度や、殺される順番の意外性もあったので、十分満足できるホラーっスね。★★★
フロム・ヘルうーむ。素晴らしく雰囲気のあるジャック・ザ・リッパー物なんだけど、なんでこんなに気分が盛り上がらないんだろう?ジョニー・デップが相変わらずの退廃的な刑事役で、「スリーピー・ホロウ」一緒やんって思いつつ、既に永遠の謎になった切り裂きジャックに、大胆な推論で物語を構築し、見事に映像化しているのに、妙に入り込めないこの疎外感。僕にはこういう退廃的な雰囲気が合わないのかなぁ?なんでだろ?でも、この監督の作り出す映像は嫌いじゃない。次の映画は楽しみかも。★☆
ヘルブレイン過去、多くのホラーを観てきたが、これが僕の史上最悪最低のホラー。この酷さは尋常じゃない。どーしようもなく迫力のない殺人鬼と、何が何だかさっぱり分からない展開、面白味の欠片もない非情な殺し方と、映画史上最もろくでもないラストシーン。終いにゃ怒るぞ。原題からすると、”聖し血の夜”の第3作って扱いみたいだけど、ど・どこが?!ホンマ、ある意味必見なのかもしれない・・・☆なし
ヘル・マザー 鮮血の愛街の画廊で自分と瓜二つの肖像画を見つけた弁護士の青年。作者の女性の話を聞くと、その絵は死んだ夫で、自分は生き別れた息子だという。初めは信じなかったが、育ての母に真実を聞き、実の母の開いたパーティーに出席する。しかし、そこにはさらに意外な事実と、愛に狂った母親が待ち受けていた・・・まるで「ミザリー」のような監禁モノなんだけど、愛した夫にそっくりな実の息子との再会に、次第に狂った愛を加速させていく母親の姿は、狂気そのもの。特に、縛り付けて監禁し、弱った息子の衣服を剥ぎ取り、その上にまたがるシーンは、あまりのおぞましさに驚愕。いろいろと突っ込みたい所はあるものの、かなり面白かったです。夫に裏切られ、父親に裏切られ、息子まで失った母親の人生。そりゃー、狂うって。しかも、その状態で息子が戻ってきたら・・・キャリーをぱくったみたいなラストシーンも、エピローグとしてはGOODっす。 ★★☆
ヘンリー長いのでこちら★★★★
墓地墓地で肝試しに来た大学生の6人の男女。一人の女性を驚かせるために、みんなで仕組んで一人の男が驚かせようとするのだが、誤って彼は死んでしまう。それから、5年、久しぶりに集まった彼らを本当の恐怖が襲う・・・。まぁ、「ラスト・サマー」と同じような筋書きなんで、特にこれといって新しいところはないんだけど、演出のテンポも悪くないし、何より冒頭の肝試しからの流れがなかなか面白かったので、そこから先もそこそこ楽しんでみることが出来たかな。でも、タイトルが「墓地(原題:THE GRAVEYARD)」なのに、墓地が出てくるのは冒頭だけなのね。★★☆
ボディ・コレクタータイトルとジャケットからすると、かなり猟奇的な残虐ホラーを想像しちゃうけど、実際はカナダで製作された至ってマジメな連続殺人鬼モノで、カナダ版「羊たちの沈黙」って感じ。と言っても、主役の女刑事はジョディ・フォスターほど魅力的じゃないし、殺人犯もカリスマのような存在じゃないし、なんだろなぁ、特に印象に残るシーンやエピソードもないし、いろんなホラーやサスペンスを見てきた僕にとっては、ちょっと退屈。殺人鬼のアジトに導かれるままに乗り込んで、大きなかごのようなところに閉じ込められ、殺人犯が殺人を犯してきた理由を明かすシーンは、お!っと思ったけど、その後が無茶苦茶あっさりしすぎてて肩透かし。人を殺して体の一部を持ち帰り、自分の理想の家族を再生する。それはいいんだけど、そこまで引っ張るほどの謎ではないよな。もっと複雑で猟奇的で、イカれてる殺人鬼の映画を見すぎてるからなんかなぁ?僕にはこの映画程度じゃ刺激が弱すぎます・・。★★☆
マーダーライド・ショーロブ・ゾンビっつうアメリカのミュージシャンが監督した、気が狂ったようなバカホラー。基本的なプロットは「悪魔のいけにえ」なんだけど、その殺人鬼家族たちの狂いっぷりが、物凄い。見世物小屋に出すのか、死体を使って、下半身を人魚のように作り変えちゃったり、やりたい放題。元々、その土地に伝わる狂った精神科医"ドクター・サタン”の伝説があって、その上で、この家族たちと、サタンのつながりは?っていう謎解きの要素もあるにはあるんだけど、展開が唐突過ぎて、まぁびっくりというか、唖然としたというか。ああ、それならもう、諦めるしかないなって。全米では、興行収入チャートで10位内に入るくらいヒットしたらしいけど、さすが、本場、こんな映画が、ヒットしちゃうんだから凄すぎっす。80年代ホラーに原点回帰し始めてるんかなー。こういう低予算ホラーは。喜ばしいことだ(笑)★★
マーダーライド・ショー2 デビルズ・イジェクトロブ・ゾンビ監督・脚本のスプラッター第2弾。1作目も「悪魔のいけにえ」を彷彿とさせる殺人鬼一家の凶行を、70年代テイストで描き、かなり衝撃的な傑作だったんだけど、この2作目はその1作目を遥かに上回る面白さ!前半は家族の常軌を逸した殺人の過程を、これでもかってくらい残酷で情け容赦の無い描写で描き、後半は、同僚をその家族に殺され異常な復讐心を持った狂った警官に追い詰められていく様を描く。こんなに許されざる殺人を犯し続けてきた一家なのに、いざ、追い詰められる様子を描かれると不思議と同情しちゃうんだよね。CGを全く使わず、かなりレベルの高い特殊メイクを駆使した描写の数々も、この映画の異様な雰囲気を盛り上げてるし、待ち受けた警官隊に向かって車で突っ込むラストシーンの素晴らしさも秀逸。「悪魔のいけにえ」はもちろんのこと、「明日に向かって撃て!」や「真夜中のカウボーイ」など、70年代アメリカン・ニューシネマのオマージュも存分に含んだ、稀に見る傑作。★★★★
マニアックてっきり見たことがあると思ってたけど、見てなかったなぁ、これ。殺人衝動を抑えられないマザコン男が、夜な夜な残虐な殺人を繰り返す。その殺し方が余りに異常。川辺で車を停めてカーセックスに耽るカップルに、いきなりボンネットに飛び乗り、フロントガラスから猟銃を発砲、粉々に砕け散る男の頭に絶叫する女。その女も情け容赦なしに撃ち殺し、頭髪を頭皮ごと剥ぎ取り持ち帰り、マネキンの頭に被せて、死んだ母親の面影を思い出す・・・。80年代の「13日の金曜日」のヒットの流れで作られた映画には違いないんだけど、あの頃作られた凡百のホラーとは確実に一線を画している。現実と妄想が混在する殺人鬼の姿を、「ロッキー」シリーズの個性派俳優ジョー・スピネルが演じてるんだけど、いやぁ、凄いわ。特に現実と妄想が完全に混在しちゃうラストシーンのインパクトたるや!!DVDに特典として収録されていた、彼の俳優としてのドキュメンタリーも秀逸な出来で、彼の破天荒極まりない人生が、この映画にどういう影をもたらしているかが、よく分かった。コメディ要素まったくなし、とことん不快な気分になれる殺人鬼映画の傑作でしょう。★★★☆
ミステリー・ツアージャケットを見ると、「スクリーム」とか「ラストサマー」の流れで作られた、ティーンエイジャーたちが殺人鬼に襲われるだけの、よくあるホラースラッシャーと思ってた。で、実際に映画を見るとなんだかおかしい。往年のヒット歌手役にビル・パクストンが出てるのもびっくりしたけど、それ以上に、怖がらせようとしてるのかが微妙。で、30分くらい見てようやく気付いた。これって、コメディホラーやん・・・!いや、もちろん殺人描写はしっかりとホラーしてるし、脱出方法がない島に閉じ込められた人たちが、一人、また一人と殺害されていくんだけど、登場人物たちのキャラクターや考え方が、完璧にコメディタッチなんだよね。ようやくそれに気付いて、スイッチを切り替えて見たら、まぁハマったハマった。好きだなぁ、こういうバカ映画(笑)もちろん、誰が生き残るのか?ってお楽しみもちゃんとあって、それも意外な展開だったので楽しめたなー。良く見たら、ジャケットのコピーに「人は絶恐下では、苦笑さえする・・」なんて変なコピーが書いてあるし。こりゃー、ジャケットのデザインミスだな。もったいない。★★★☆
モルグ 屍体消失サイコホラーとしては最高レベルの恐怖。、ごく普通の青年が、精神的に追いつめられ、限界を超してしまうところまでを描ききってしまってる。誰も信じられない状況下で、愛する者の心までも離れていきそうになる。しかも物語の舞台は”モルグ=霊安室”死体に囲まれたあの場所が、異様なまでの冷気を発散している。精神が崩壊していく様子を、これほど細かく描写した作品を他に思い出せない。そして、もの凄いいい意味で裏切ってくれるラストシーン。大満足ですよ。★★★★
モンスター実在の殺人鬼を描いた映画は多々あるけど、多くが事実以外を描けずに、ただ殺人だけを描くに留まっている中、これは全く違う。何故、彼女が殺人をするに到ったか、その動機が痛いくらいに良くわかるから、見ていてとても哀しくなる。8歳で父親の親友にレイプされ、13歳で娼婦となり、セックスに愛が全く介在しない中で生きてきた女性。人生に絶望し、自殺をしようとした夜、フェラをして手に入れた最後の5ドルを使い切るために入った酒場で出会った少女。そのレズビアンと知り合うことで、初めて愛のあるセックスを経験する。自分が必要だと初めて求められた歓び。その愛を守り続けるための殺人。もう、その手段しか残っていなかったという絶望の中でも、守り続けたかった愛。それでも、人を殺すという行為は、その人の人生を奪うということ。もう自分が許せない、だから、あなたに許して欲しいと請う姿は、痛いなんてもんじゃない。彼女は精一杯生きてきた。たとえ人を殺してでも、生き続けたいと思うものを手に入れてしまった。それが彼女の悲劇だ。この社会の中で、彼女が犯してしまった行為は決して許されるものではない。しかし、彼女をそこまで追い込んでしまったのもこの社会だ。その社会は誰が裁くのか。モンスター。彼女はそう呼ばれた。でも、この映画を見ると分からなくなる。彼女がモンスターなのか、彼女がモンスターに飲み込まれたのか・・・★★★☆
蝋人形の館ロバート・ゼメキスとジョエル・シルバーが製作を勤める プロダクション、ダークキャッスルの最新作。 これまで「TATARI」「13ゴースト」「ゴシカ」 なんてところを造ってきたけど、これが一番面白い! カーナビにも表示されない町に迷い込んだ男女6人。 その町にある蝋人形館、そこは、生きたまま蝋人形を 作り出す双子の兄弟がいる恐怖の館だった。 一人また一人と彼らの毒牙にかかり、そして・・・ とにかくパリス・ヒルトンっすよ。あのお騒がせセレブのw もう、彼女の殺されっぷりは見事!劇場からも彼女が 殺されたときは大きな歓声と拍手が上がったくらい。 町の不気味な雰囲気も最高だし、双子の兄弟の生い立ちの 設定もゾクゾクするほどいいし、 ラストのクライマックス、焼け落ちる蝋人形館の特殊効果も 素晴らしい出来栄えだし、この手のホラーとしては むちゃくちゃよく出来てるんじゃないかな?★★★☆
ロード・キラーハイウェイで大型トラックに襲われる。ハイウェイキラー物って、"激突"や"ブレーキダウン"とか、かなり傑作が多い。しかし、その分、下手なものを作ると二番煎じだとか、駄作の烙印を押されやすいんだよね。でも、この映画は見事にオリジナリティを出した。ほんの悪ふざけのつもりだったのに、取り返しのつかない怒りを買ってしまったために、想像を絶する恐怖を味合わされる。長く延びるハイウェイの上で、これほどの閉塞感を感じることが出来るとは、お見事。何処に逃げても追いかけられる。何処に隠れても見つけられる。息が詰まりそうなほど、追い詰められ追い込まれ・・・いやー、存分に堪能させていただきました。★★★
ロードキラー/マッドチェイスなんかもう、その存在すら忘れかけてたような、マイナーながらもカルトな人気を博していた(らしい)「ロードキラー」。ドライブ中に女の声色を使って、無線でトラック野郎を騙したことから、そいつから執拗なまでに復讐されるという内容が、結構面白かったんだよね。で、何年ぶりだ?7年ぶりくらいのパート2。うーん、面白くないわけじゃないんだけど、これじゃただの連続殺人鬼やんか。とてつもない屈辱を受けたから、その恨みを晴らすということで、被害者となる若者たちにも非があるわけで、そこが面白かったんだけど、こっちの場合、車が故障しちゃって、たまたま入った空き家らしき家に、エンジンのかかる超高級車が置いてあったから、連絡先を残していったわけで(って十分逆恨みされて当然っちゃあ当然なんだけど)。それにしたって、今作の復讐はやりすぎでしょう。あの拷問シーンは、かなり厳しかったなぁ・・・。まさか、全部見せるとは。でも、これってストーリーがこないだ見た「レストストップ」ってのにそっくりなんだよね。そんだけ、ネタがないのかもしれないけど、ちょっと安易にホラー映画を作りすぎじゃない?ってか、作る必要ないんじゃない?★★☆


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