| タイトル | 感想 | 評価 |
| ランゴリアーズ | 時間の狭間に落ちてしまった者たちの恐怖の体験。余りに難しいテーマだが、脚本はテレビ用に巧くまとめてあり、飽きさせないばかりか、ラストの展開が読めないレベルにまで持っていっている。過去の時間には何もない。そこにはランゴリアーズと言う怪物がいて、世界を消去しようとしている。逆に、未来の世界にも何もない。そこに行ったところで未来の人の姿が見られるわけではなく、やがて現在が追いつき、重なるのを待っているだけだ。時はすでに完成されていて、そのレールの上を通り抜けているだけなのだろうか?かなり難解な設定だ。そういう、時の狭間に閉じこめられた人たちの葛藤。 | ★★★ |
| アーバン・ハーベスト | よくまぁ、こんな続編作れるよね。”チルドレン・オブ・ザ・コーン”の設定だけを頂いて、後は脚本家のやりたい邦題。それでもこれは、それなりにあの”畝の後ろを歩く者”の怖さが出ている。”光る眼”の要素も入ってるんだけど、実は、あの首領役の子供は、他の子供を味方にしているのではない、侵略者=悪魔ってのがミソだね。なかなかサスペンスフルで観れるB級ホラーに仕上がってました。 | ★★☆ |
| アーバン・ハーベスト2 | ”チルドレン・オブ・ザ・コーン4”でありながら、アーバンハーベスト2であるという、何だか分からなくなってるこのシリーズ。でも、どでもまぁまぁ観れる出来になってるんだよねぇ。今回は、子供たちを、成長がとまり、大人の姿になれない存在とし、その心の歪みを描こうとしている。まぁ、説得力あるよね。それだけやけど(^^; | ★★ |
| シャイニング(TV版) | キューブリックの作ったシャイニングに納得行かないキングが、自ら脚本を書いた6時間のテレビシリーズ。確かに原作通なんだけど、だからどーした?って感じ。これなら、原作を読んだ方が怖いし、面白いし・・・ | ★★ |
| トラックス | S.キングの映画って、ほとんど全部見てると思ってたけど、こんな映画が抜けてました。キング自身が監督をした「地獄のデビルトラック」の再映画化。突如意思を持ったトラックたちが、人々を襲い始める。果たして彼らは巨大トラックから逃げることが出来るのか??登場人物も多彩で、ちゃんと彼らのキャラクターも分かり易く設定されてるのに、なんでか全然感情移入できない。いや、みんなが下手だっつうのも(特に高校生の女子)あるんだけど、キャラクターが全然生かされてないんだよね。本筋に関わるんならいいけど、全く関係のない殺人シーンが織り込まれたりもして、話がずたずたでテンポが最悪なんだよ。誰が死ぬかとかも、出てきた時点でほとんど予想通りだったし、ラストのオチも唐突すぎて、逆に意外性を感じられないし。納得いかないことずくめの展開に、正直、辟易しちゃいましたよ。ダメだこりゃ。 | ★ |
| ナイトフライヤー | なんか、久しぶりに観るなぁ、ミゲル・フェラー。ツイン・ピークス俳優だよね、彼も・・・彼が事件を追っかけるうちに深みにはまっていく様はなかなかよかった。おそらく、あの吸血鬼は飛行機乗りの亡霊なんだろうけど、それが本物の飛行機に乗って、各地のエアポートを荒らしていくってのは凄い設定だよね〜。吸血鬼の顔も凄いよ、クリス・カミンガムのビデオクリップに出てきそうな顔(分かるかな?)ラストのオチももの凄いし、さすがキング。ありきたりの吸血鬼者にはしていないねぇ。 | ★★☆ |
| 痩せゆく男 | 映像化不可能と言われていた、この原作。そりゃあ、100s以上ある男が50sくらいにまで痩せちゃうんだから、映像に説得力持たせようと思えば、相当なSFXが必要だ。でも、出来ちゃいました。合格っしょ。まぁ、初めのシャワーシーンで、バレバレやったけどね。だって、肉が全然揺れないし、水はじかないし、観たまま肉じゅばんなんやもんなぁ・・・映画自体はホラーと言うよりもアクションサスペンスのような演出で、怖いというより、緊張させる映画になってる。 | ★★☆ |
| ゴールデン・ボーイ | イアン・マッケラン×ブラッド・レンフロ主演。ブライアン・シンガー監督、スティーブン・キング原作と、今から考えると(当時からそうだったんだけど)すごい面子。なんで今まで見てなかったんだろ?いや、これ、結構怖かったっす。特にイアン・マッケラン。元ナチスで、アメリカで隠れて暮らしている老人で、レンフロ演じる学生に見破られ、始めは彼の言いなりになるが、徐々に、昔の狡猾さを取り戻していき・・・って言う役柄に完璧にはまっている。レンフロに正体を見破られた当初は、おとなしく従うが、ナチスの軍服を着せられた頃から彼の本性が現れだし、気付けば立場が逆転し、やがて二人の関係は想像もしない関係に変わっていく。その過程がほんとに見事。この映画、噂を聞かないからt見くびっておりました。反省。 | ★★★ |
| クイックシルバー | キング&クライブ・バーカーってコトで、どんなオムニバスが出来上がってるかとちょっとは期待していたんだけどなぁ。クイックシルバーと呼ばれる老人が2つの物語の狂言回しとして登場するのだが、その老人を演じるのがクリストファー・ロイドなんだよなぁ。コメディのイメージが強いから、怖い話を聞かされると言うよりも、何か変わった話ってだけの印象になってしまった。1話目はゼンマイ仕掛けで動く入れ歯のおもちゃの話。2話目は意志を持って人間に反逆しだした”手”の話。ま、話としては2話目の方が面白い。なてったって、ハンドくんがいっぱいなんだモン。思わずアダムズ・ファミリーかと(^^;で、どっちがキングで、どっちがバーカーの話だったんだろ? | ★☆ |
| グリーンマイル | う〜ん、感動物にするには、キングの原作が余りにホラー色が強すぎてまずかったんじゃないかなぁ〜?確かに、この話は、神に特殊な力を与えられた2mを越す巨人の黒人と、刑務所の看守との心のふれあいの物語だから、ファンタジックに描こうとするのは分かるんだけどね。それにしたって3時間は長い!細かいエピソードの積み重ねは分かるけど、残虐な看守のエピソードなんか、どれか一つでいいって。何にせよ、実は残酷で、救いのない物語なんだし、その残酷な描写もあそこまでやっちゃってるんだから、無理矢理感動物にしてしまうのではなく、悲劇的な面を前面に打ち出した映画にした方が良かったと思うなぁ。少なくとも、僕はこの映画では泣けませんでした。 | ★★ |
| ストーム・オブ・ザ・センチュリー | S・キング原作の4時間テレビドラマ。この手の長さの映像化は、”IT”や”ランゴリアーズ”など数作あるけど、これはその中でも最高傑作だよ。面白い!記録的な豪雪に見舞われたとある島に現れた一人の男。島の人々の隠された裏側を暴き、次々と命を奪っていく。彼の目的はただ一つ。”私が望む物を貰えれば、ここから立ち去る”彼の望むものとは何なのか?予想もつかないその”物”に、島の人々は驚愕し、困惑し、決断を迫られる。クライマックスまで、望む物が何なのか、全く明かされず、全く予想もつかない。ただ、ひたすらに彼の持つ力に畏れを抱き続ける。この話の結末は、決して誰にも話すことは出来ない。しかし、ここに僕の感想を記さなくても、見れば分かるはずだ。雪嵐に閉ざされた島、そこで行われたことは決して口外してはいけない・・・ | ★★★☆ |
| ザ・チャイルド(チルドレン・オブ・ザ・コーン666) | 始まって30分くらいまでだな、興味を持って映画に集中できたのは。S・キング原作の”チルドレン・オブ・ザ・コーン”その世界を膨らませ続け、気が付けば第6作。ホラー映画のシリーズ物でも、かなりの長期シリーズになった。この6では、1作目で倒されたはずの子供のグループのリーダーが昏睡状態から目覚め、その息子を新たなリーダーにしようとする。が、それじゃ、この映画の子供”が”大人”を殺すという図式が崩れてるやん。って言うことに気付いた時点でアウト。後は流してました。 | ★★ |
| ドリーム・キャッチャー | 何所をどー取ってもB級映画なはずが、モーガン・フリーマンが出ちゃったがために、なんだか一般公開されちゃったって感じだな。大体、原作が文庫で4分冊されるほどの大長編を、100分くらいにまとめちゃってる時点で脚本に無理があるの分かってるじゃない。僕は原作を読んでないけど、タイトルのドリームキャッチャー、インディアンに伝わる魔よけらしいんだけど、この映画じゃ、何がドリームキャッチャーなのか、全然わからない。どうやら、あの知恵遅れの少年が、みんなのドリームキャッチャーだったみたいなんだけど。しかも、ラストシーンではあんなになっちゃうし。うーっむむむむ。いや、そこそこ面白いんですよ。取り憑かれた仲間の一人が、一瞬で表情を変えるシーンとか。でも、それにしたって、ちょっと強引過ぎるよなぁ。 | ★★ |
| キングダム・ホスピタル | 全13章、半年以上かけてよーやく見終わった〜!ラース・フォン・トリアーの傑作テレビ映画を、スティーブン・キング製作総指揮で完全リメイク。と言いつつ、元の映画は完結してないので、後半部分はほぼオリジナル。その割には結構よくまとまってたかなぁ?ラストはスティーブン・キングらしい終わり方やったけどね(笑)7章目辺りから、どんどん横道に逸れていって、こんなサイドストーリーばっかりで、ちゃんと終わらせられるんか?って心配してたら、最終章で一気に片付いちゃった。びっくり。でも、最後の最後のシーンで、あれ?これって続編が・・・みたいなシーンが出てきて、うーんって感じ。ま、いいんだけどね。途中経過は結構面白かったし。 | ★★★ |
| シークレット・ウィンドウ | スティーブン・キング原作でジョニー・デップ主演。 どんでん返しのサスペンスなんで、詳しくはかけないけど、 ある日突然、自分の作品を盗作したと言われた作家の物語。 キングは自身が、ストーカーの被害にあったり、いろんな 経験をしてるから、「ミザリー」とか「ダークハーフ」とか、 作家を主人公にしたミステリーが多いよなー。 結構、途中で謎は読めちゃうんだけど、その後の展開が、 かなり意外な方向に向かったので、ちゃんと楽しめました。 ジョニー・デップが、神経質でキレやすい作家を見事に 演じてたのが良かったな。 って凄い普通な感想しか書けない(^^;だって、ホントにジョニー・デップ以外、そんなに見所があるわけでもないからねー。こりゃまいった。 | ★★ |
| ライディング・ザ・ブレット | スティーブン・キング原作の映画を忠実に映画化しても、大抵の映画は失敗して映画としてつまらないものになってしまう。この映画もキングにしてみれば、若干のブロウアップはされてるものの、基本的には忠実で、原作の持つテイストを上手く伝えた「よく出来た映画」になっているんだろう。だが、一般の人が見て、それを面白いと思うかどうかは別問題。この映画もプロットは面白いが、全体を映画として見た場合、それほど面白いとは思えない。タイトルのブレットとは古びた遊園地にあるジェットコースターの名前。だが、この映画を見てもジェットコースターに乗っているようなスピード感も恐怖も全く感じない。母親の命か自分の命か、死神から究極の選択を強いられた青年の物語だが、どっちを選ぶかなんて明白なことだからなぁ。いや、薄情と思われるかもしれんけど、この状況でこの選択を強いられたら誰もがそっちを選ぶと思うよ。この映画はその選択をすることを前提として、その選択をした後、どんな恐怖や結果が待ってるかを描くべきだったと思うんだけど、その選択にいたるまでを中心に描いちゃってるから、興味もないし、怖くもないし。やっぱ期待はずれだったか・・ | ★☆ |
| デスペレーション | キングの小説って、小説で読むから色々想像して面白いんであって、こうやって映像にされちゃうと、逆につまんない場合が多いんだけど、このTV映画もその典型のような出来。デスペレーション=絶望という名の町。そこへ続くハイウェイを通りかかった人たちは、怪しげな大男の警官に無理やり町の中へ監禁される。一体、彼の目的は何なのか?まぁ、ぶっちゃけ、ネタばらししちゃうと、工事現場から古代の悪魔が発掘されて、蘇るために肉体を次々に渡り歩いてたんやけど、それをやっつける方法が、なんていうかこう、神がかり的というか・・・。小説で読んだときはそんなに変とは思わなかったんやけど、映像にされるとめっちゃ安っぽいんよなー。まぁ、こんなもんかな? | ★★ |
| ミスト | 極限状態に置かれた人間がどうなるのか。「SAW」や「CUBE」、ちょっとマイナーなところでは「es」なんて傑作もあるけど、S.キング原作の中篇小説を映画化した、この映画もそういったテーマを扱った映画の一つ。正体不明の霧に覆われ、そこに「何か」が潜んでいるため、スーパーマーケットから出ることが出来なくなった何十人もの人たち。戦い、現状を打破しようとする者たち、聖書の黙示録に状況をなぞらえ、宗教的な儀式で神の怒りを静めようとする者たち。霧の中から襲ってくる正体不明の「何か」によって、店内の混乱は時を経るごとに大きくなっていく。今、どうすることが、最良の道なのか。誰かの一つの選択が成功を、別の選択が悲劇へと導いてしまう。ディテールの細かいスティーブン・キングの原作が、ビジュアルも含めて、ここまで完璧に映画化されているとは思わなかった。しかもラスト15分は、フランク・ダラボン監督が考え出したオリジナルのエンディング。原作者のキングも、当時このラストを思いついていたら、そうしたはずだと答えたそうだけど、これがまた、映画史上、1,2を争うほどのバッド・エンディング。そのラストについては、当然、書くことは出来ないけど、想像を遥かに超える、余りに意外な結末に、鳥肌すら立っちゃいましたよ。全くジャンルは違うけど、理由が分からないままに怪物が現れ、パニックに巻き込まれるという点で共通する「クローバーフィールド」で釈然としなかった部分が、この映画で全て描かれていた気がするなぁ。 | ★★★★ |
| スライサー | スティーブン・キング原作の映像化って事で、どんな映画かいなって思ったら、10年位前に作られたトビー・フーパー監督の「マングラー」って映画の続編やったんか。意思を持ってしまった巨大洗濯プレス機の破片から、室内の収まるサイズに組み立てられた洗濯プレス機が、再び血を得るために、作った男を傀儡にして次々と犠牲者を引き込んでいく。そんな家と知らずに忍び込んだ泥棒親子。って、あらすじを思い出して書いてたら、改めて無茶苦茶な設定やなって思うわ。無理ありすぎるやろー。悪魔の洗濯機が、縮小されちゃった時点で怖さ半減やし、ネズミ捕りの仕掛けのように、一度入ったら出られない家ってのもなぁ。いくらなんでもやり過ぎっす。今更、「マングラー」のパート2を作ろうなんて企画が誰が立ち上げて、どうやって資金を集めたのか、ホント不思議。と言いつつも、小型化したとはいえ、殺傷能力は抜群のマングラー改めスライサーは、そこそこ残虐な殺し方だし、泥棒親子のキャラクターも嫌いじゃないから、それなりに楽しめたんだけどね。 | ★★ |
| 1408号室 | S.キング原作でホテルというと「シャイニング」を思い出しますが、これは思いっきり規模を縮小したバージョンなんじゃないかな?ホテルの一室に閉じ込められた心霊現象を全く信じていないオカルト作家が、“何か”によって心の闇を抉られ、出口の無い恐怖へと落とされていく。とにかく、1408号室に入ってから、次から次に襲ってくる心理的攻撃は、かなりキツい。特に、ホテルを脱出しようとビル壁の細い出っ張りを伝って、隣の部屋へ移動しようとするシーンは、半世紀くらい前のサスペンスの常套手段のようなシーンなのに、手に汗握っちゃったし、向かいのホテルに助けを求めようとするシーンでは、更なる絶望へと誘う悪意が感じられて、ゾクゾクしました。幽霊も神も信じなかった男が、その両方を信じざるを得ない状況に陥ったら、どのように変わるのか。ラストシーンの意味するところは、そういうことなのかな?「ミスト」ほど究極に絶望的なラストでもなく、それなりにSFXも多用した、見ごたえのあるサスペンス・ホラーだね。小説で読んだらもっと怖いんだろうなぁ・・。 | ★★★ |