日本 −Japanese−

タイトル感想評価
アナザヘヴンドラマを観ていないんだけど、全然ついていける内容だね。結構、いい線行ってたんだけどなぁ。猟奇的な殺人は初めの方だけで、正体が分かってからはただの追っかけっこ。しかも、最後に江口洋介に取り憑こうとするけど、その理由が分からない。どーなったら、最終的にどーなるのか、それが全然描かれてないじゃん。この映画に似てる映画として、ヒドゥンや、吸血鬼ゴケミドロ(笑)なんかが上げられると思うけど、あっちには、地球の征服って言う明確な理由があったモンね。で、この映画、人を残酷に殺していくのに、何の理由もない。目的もない。天国が退屈だから?そんなさあ、カミュの”異邦人”みたいな理由でこの物語を納得させるつもり??”らせん”であんな映像化しちゃった飯田譲治監督に、そんな哲学的なテーマを映像化できる手腕があるとは思えませんな。って実際ないからこんな映画になっちゃったんだろうけどね。★★
1303号室海沿いにある13階建てのマンション。格安で貸しに出されたそこは、決して収まることのない怨霊が住み着いていた。低予算ながらも、よく頑張って作っていると思うけど、うーん、演出が弱い。惨劇のあった押入れから腐臭が漂ってくるって設定も、画面を通して、それが伝わってこない。ただ、電気が消えたり、人が突然おかしくなったりするだけじゃ、その部屋がどれだけ、恐ろしい場所なのかは伝わってこないんだよなぁ。「仄暗い水の底から」は、決して名作ではないけれど、部屋に潜む何かを画面から醸し出していた点においては、よく出来てたと思う。部屋に潜む怨念の理由も、「リング」のパクりみたいで目新しさはなかったしなぁ。唯一、ラストシーンの意外性が良かったので、なんとか★2つで。★★
XX エクスクロス/魔境伝説「リング」や「呪怨」のような正統派Jホラーを期待していると、肩透かしどころか、画面に向かって物を投げつけたくなります。とにかく、最初から最後まで、ありえなさ過ぎる展開が延々と続き、余りにバカバカしい展開を大真面目にやっている松下奈緒が不憫になってきます。なんでこんな映画に出てしまったんでしょう・・・。その点、鈴木亜美と小沢真珠、池内博之は、濃いキャラクターを実に楽しそうに演じています。特に小沢真珠のキレっぷりには、女優魂を感じましたね。ロリータファッションに身を包み、目には眼帯、手には大バサミ。しかも超能力すら使えるらしい。彼女のとんでもな姿を見ることが出来ただけでも、いや、見ることが出来たことだけが、この映画を見てよかったと思える唯一の収穫かも。明らかに間違ったテンションで映画が進みますが、あまりのバカ映画っぷりが逆に評判を呼んでカルト映画化するかもしれません。変な映画という意味では阿部寛が出ていた「大帝の剣」のノリに近いかも。★★
エクステなんていうか、バカな映画だろうなと思いながら見たら、確かにバカなんだけど、大杉蓮の演技が予想以上に過剰で気持ち悪くて、バカなんだけど、ハマっちゃうんだよな。ヘアー、ヘアーって歌う大杉蓮。本気で気持ち悪いから!ストーリーは、かなり無理があるんで、どーでもいいっす。残酷なシーンも多いんだけど、血が出るシーンは少なくて、怖いというよりも、変。まぁ、襲ってくるのが髪の毛やからね。全ての事件を中途半端に終わらせて、あのラストシーンをもってくるのは、チョット反則じゃね?やっぱ、警察がかけつけて、助かった人が保護されたシーンがあった上で、あのラストじゃないと、かなり中途半端で取ってつけたようなラストに見えちゃうよ。★★
オーディション途中でビデオを止めたいと本気で思った映画なんて、滅多にないよ。それも、面白くないからじゃなくて、あまりの描写に、神経が耐えられる自信がなかったから。僕は”痛さ”にもの凄い敏感で、苦手意識を持っている。27になった今でも、注射の時には緊張するし、歯医者に行くなど拷問に行くような物だ。
この映画のヒロインは、その本性を冒頭から暗示する。まぁ、ある程度のあらすじは分かっているから、彼女が異常者だと言う前提で話が進んでいくのは当然なのだが。そんな彼女に惹かれていく男、彼女の本性に男は気付かない。男は盲目的に女を愛してしまう。しかし、自分だけを見つめて欲しいと言う彼女にとって、彼の息子の存在は許せなかった。彼が愛するのは自分だけじゃない。遂に現れる本性。
ミザリーと言う映画でも、歩けないようにするために足を折るシーンがあった。が、この映画の痛みはそのシーンの比ではない。冒頭で触れたように、神経が耐えれないと感じるくらいの痛み。この映画の痛みは、常軌を逸している。よほど痛みに強い人以外は、見ない方が無難だよ。本気でそう思う。
★★☆
親指さがしV6の三宅健主演のホラーなんだけど、激つまらん(怒)子供の頃にやった親指さがしという遊びが原因で行方不明になった女の子を20歳になってから捜すけど、次々と人が殺されて・・って、これってホラーか??サイコサスペンスにもなってへんぞ。松山ケンイチはともかく他の連中が演技下手すぎ。観るに耐えない駄作。
怪談黒木瞳が、怪談累ヶ淵に出演ということで、ちょっと心配だったけど、うーん、微妙・・(^^;監督が、「リング」「仄暗い水の底から」の中田監督で、冒頭からしばらくは、古風な怪談の語り口で、なかなか面白かったんだけど、途中から、「仄暗い」のような派手なSFXを使ったシーンが出てきたりと、演出がぶれ始め、せっかくの雰囲気がぶち壊しになっちゃった。黒木瞳も、がんばってはいるものの、声が可愛すぎるんだよね。恨めしいという感じではなく、ただの未練たらしいおばちゃんにしか見えない。それに、尾上菊之助は確かに美男なんだけど、顔がデカイよね・・・。黒木瞳に頭を抱えられるシーンがあるんだけど、あまりにデカ過ぎて、なんだかとっても残念な結果に(^^;まぁ、こんなもんかな・・。★☆
回路相変わらず黒沢清監督のスリラーは難解だ。それがはまると”CURE”の様に心底怖いと思えるのだが、はまり所が無いと”カリスマ”のように冗長で退屈なだけになってしまう。で、この”回路”。過去2作と同じく、壊れ逝く世界を丹念に描いている物の、やはりそこに具体的な理由を示すことはない。ただ、世界を壊してしまう”回路”が形成されてしまったという理由の分からない事実が提示され、登場人物はその分からない世界をさまよい続ける。この世とあの世をつなぐ回路。誰が繋いだのかどうやって繋がれたのか、ただ一つ分かるのは、ある日突然、この世が壊れてしまったという事実だけだ。★☆
片腕マシンガールうはぁ〜、こりゃまた酷いっつうか、なんていうか、よく作ったね、こんな映画(^^;;たった一人の弟をヤクザの息子に殺された女子高生の壮絶な復讐劇。この前に見た「譜めくりの女」とは対極にある復讐だよなぁ、それにしても。日本では撮影許可が下りないからと、アメリカ資本で撮られたらしく、アメリカ人が好むヤクザ、日本刀、忍者といったあり得ない設定がてんこ盛り。んでもって、正気の沙汰とは思えない血まみれの映像がどばどばどばあああっと続くわけだ、これが。弟の復讐にヤクザの家に乗り込むも、返り討ちにあって片腕切断。しかし、とある夫婦に出会い、その片腕にマシンガンが装着できるように。ああ、もうこの時点であらすじ書くのがイヤになってきたぞ。何せ、日本映画がこれまで超えたことの無い一線を越えて作っちゃったから、途轍もなくテンションの高いバカ映画に仕上がっちゃってるんですよ。ギャグだけどギャグじゃない、真剣にバカバカしさとハイテンションを追求した結果のこのシーンなんだと。一応、イジメ問題も含んではいるものの、そんなの関係ねぇですよ。小島よしおのギャグの世界ですよ。それに意味なんて考えちゃいけないんですよ。だってバカを楽しんでやってるんだから。こういうわけの分からないパワーに溢れた映画を撮らないで、生ぬるいケータイの純愛小説の映画化ばっかりやってる映画会社なんてクソ食らえだ!こういうパワーに溢れた映画から、本物の監督が生まれてきたりするんやで!ピーター・ジャクソンしかり、サム・ライミしかり、クエンティン・タランティーノしかり、デビッド・クローネンバーグしかりだ!ここまでやらずに、中途半端に留めるから、真似して犯罪を犯すバカが出て、それでまた規制が入ったりするんやろ。・・・あれ?俺、何書いてるんだ?いや、ホント、ひっどい映画なんだけど、このパワーは尊敬に値するよ。★★★★
壁男諸星大二郎の短編漫画を映画化したもので、壁の中に、人間でも幽霊でも無い、ただこちらの世界を壁の中を移動しながら見ているだけの存在がいるという都市伝説を扱った映画。前に日記でも書いたかとおもうんだけど、僕は何も無い壁が大の苦手。子供の頃に見た「あなたの知らない世界」で壁から出てくる幽霊の話を見て、何も無い部屋の壁ってなんか不気味でイヤなんだよね。だからこの映画の壁にする恐怖とかもよく分かる。まぁ、そのトラウマが増幅されちゃうほどの怖さがある映画ではなかったけど、サスペンスとしてはとてもよく出来ていました。★★☆
カリスマNEOホラーと謳われているこの映画の、一体何処が怖いんだろうか?存在するだけで周囲の森を枯らしてしまう一本の木”カリスマ”その木に見せられ守ろうとする青年と、周囲の森を守ろうとその木を排除しようとする姉妹と、その木を打って大金を得ようとする男たち。そして、”世界の秩序を回復せよ”と謎の言葉を託され、さまようままに”カリスマ”にたどり着いた一人の刑事。これら登場人物が微妙に絡まりながら、世界の秩序を回復せよ、という命令の遂行に向かっていく・・・はずなんだけど・・・はっきり言って、どこが?どこに?どーなってるの??ゴメン。僕には理解できませんでした。誰か教えて下さい。
感染深夜の病院に運び込まれた謎の感染症を持つ患者から拡がる恐怖。なかなか、怖かった!音で驚かすシーンが多かったけど、深夜の病院という状況だけで、何か起こりそうなのに、入院してる患者たちや、医者や看護婦たちの人間関係が、それに輪をかけて、ドロドロな物語に仕立て上げてるよなー。?丸さんの感想の通り、後半は、なんでそっちに向かうのか?って感じの展開でしたが、これをちゃんとまとめ上げれば、大傑作になるぞ!って期待も抱かせてくれたので、僕的には満足。実際、なんとかラストに着地して、破綻せずに纏め上げていたと思う。だけど、展開を複雑にした分、そのストーリーを追うのに精一杯で、何も考えずに恐怖を味わうという点では、失速しちゃったかなぁ。★★★
ギニーピッグ2/血肉の華その昔、某宮崎という幼女殺人犯が見ていたという報道のお陰で、レンタルビデオ屋から姿を消した幻のシリーズ。それから20年にして、ようやく手に入れて、見ることが出来ました。ストーリーなんて全く無く、ただ、軍服に身を包んだ正体不明の男が、街を歩いていた女性を拉致し、監禁した上、その体を生きながらに解体していくだけ。とにかくリアルに人を解体するシーンを撮るためだけに作られているので、面白いとか面白くないとかいう以前の問題。僕なんかは、こういう事が特撮でできるんだなぁ〜って思うだけだけど、見る人が見たら、俺も同じように人を解体してみたいって思うもんなんだね。いい勉強になりました(笑)★☆
ギニーピッグ3/戦慄!死なない男そして、パート3は一転してブラック・コメディ。しかも主演は若き日のWAHAHA本舗の佐藤さん。てか、若いし、髪の毛あるし、太って無いし、別人やん(^^;20年の歳月は人をこれだけ変えちゃうんだね。時の流れって残酷(笑)一応ストーリーらしきものはあって、人生に絶望した男が自殺しようとするんだけど、腕を切ろうが首を切ろうが、腹を掻っ捌こうが、何をしても死ねない。こりゃ自慢してやろうと、会社の後輩を家に呼びつけて、見せびらかしたりなんかしてみる。うーん、なんてバカな映画(笑)学生でもこんな映画撮らないってば。でも一流(?)の特殊メイクで仕上げられてるから、とっても微妙で変な映画といて成立してるんだよなー。ビミョウに面白いかも。★★
CURE無意識のうちにかけられた催眠術、それが普通の市民に、誰も気付かないうちにかけられ、意味なく人を殺す。それが無茶苦茶怖いって訳じゃないが、どうしようもない不安感を残す。人間の脆さ、精神という壊れやすい殻、萩原聖人扮する男は、人の殻を壊してしまうことに歓びを見いだしていたのかも知れない。それ以外に彼の動機が見えない。彼の遺した不安感はやがて世界に拡がる。★★★☆
口裂け女今から30年ほど前、世間を騒がせたウワサといえば僕ら世代なら知らない人はいない「口裂け女」。彼女は一体何者なのか?その謎に迫る・・・。佐藤江梨子が主演っつうことで、あー、凡百あるそこらのJホラーといわれている映画と変わらんのやろなと思って見てたんだけど、いきなり、一人目の子供がさらわれるシーンであれ?って思い、話が進むにつれて、おいおい、この映画、実は結構怖いんじゃないか?そして、見終わった後は、いや、マジでやられた!って思いましたよ。とにかく、口裂け女のキャラクターをギャグにせず、とことん怖い亡霊として描いたのが大正解。それに「わたし、きれい?」という言葉に隠された秘密や、口裂け女に纏わるウワサを上手く組み込んだ脚本も見事。誰がこんな脚本作ったんや?と監督の名前を見たら、白石晃士。ああ、あの驚愕のエセ・ドキュメンタリー「ノロイ」を作った人かぁ。納得。★★★☆
黒い家大竹しのぶの演技が凄いと噂は聞いていたけど、う〜ん、正直僕ははまれなかった。なんて言うか、サスペンスにもホラーにもなり切れてないんだよなぁ。要は犯人分かっちゃってる訳なんだから、下手に思わせぶりな映像を見せるよりも、そのものずばっと描いちゃっていいじゃない。まぁ、大竹しのぶの、これをしたから何が悪いって言うの?って態度は非常に怖いものがあったけど・・・。主題歌のm−floの曲の方を先に聞いていたんだけど、なんでボーリングの音がサンプリングされてるのかなぁ〜?って思っていたら、こんな使い方されてたのね。★☆
こわい童謡 表の章コンクールに向けて練習に励む合唱部の女学生たち。その合唱部に古くから伝わる、合唱用にアレンジされたそれらの童謡には、邪悪なものを呼び起こす言霊が秘められていた。一人、また一人と不可解な死を遂げていき、やがて、最後に残った一人の女学生は・・・。いや、話自体はそんなに怖くないんだけど、その合唱用の童謡のアレンジが気持ち悪い!!もともと、童謡って、マイナーコードが多いじゃないですか、そこに不協和音とかいれられたら、そりゃ気持ち悪いって。童謡の歌詞てのも、よくよく考えたら怖いよね。「通りゃんせ」の「怖いながらも通りゃんせ」って、ホント元々はどういう意味なんだろう?とりあえず、表の章は、それらの童謡の言霊が引き起こす惨劇を描いていて、なかなか面白かったです。★★★
こわい童謡 裏の章で、表の章の事件から5年後、テレビ番組のスタッフたちが、そこで起こった事件の真相を暴くべくやってくる。今や廃校となったはずの学校から、夜な夜な歌声が聞こえてくるという噂を検証するため、音のスペシャリスト(安めぐみ)が同行し、科学的に怪奇現象を調査していく。まぁ、そういう映画はたまにあるんだけど、そこでどんな事件が起こったのかを「表の章」で見ているので、彼らが調査していることの恐ろしさってのが、分かっちゃうんだよね。なんだか分からないけど、恐ろしいことが起きているってんじゃなくて、彼らが今、調査しているものの正体が分かっているからこその恐ろしさ。普段、癒し系といわれてる安めぐみが主演なので、なんていうか、画面にも独特の雰囲気が漂ってるんだよね。テンポの遅い演技が、逆にじわじわと恐怖を煽るというか。一見、ミスキャストかと思ったけど、なかなかどうして、はまってましたよ。★★★☆
催眠冒頭、複数の人たちが、催眠に世ってかけられた暗示が元で、信じられないような死に方をする。特に長距離走者の死に方は、過去に観たことのない死に方で、度肝を抜かれた。もちろんこの映画はそんな死に様がメインではないのだが、重要な要素であることには間違いない。だからこそ、その長距離走者以外の人たちの死に様が、それほど驚きを伴わないのが残念。それと、管野美穂以外にいい演技をしている人がいない。稲垣吾郎は言うに及ばず、宇津井健は一体?二人とももさもさとしたしゃべり方なもんで、観ているこっちがそのしゃべり方で催眠にかかりそうになるって。あの二人のせいで、緊張感削ぎすぎやろ。テンポも悪くなってるし・・・勿体ないなぁ〜。★★
サイレンうーん、ホラー映画としては全く怖くないけど、謎解き映画として見れば、なんとか・・って程度かなぁ。あ、もともとRPGのゲームなのか、これは。なるほどね。主演の市川由衣は「呪怨」に続いてのホラー主演やね。確かに叫び声の上げ方は、なかなか気持ちいい響きで(笑)でもなー、お父さん役に森本レオ、物語の鍵を握る町医者にココリコの田中直樹っつうのは、どーなの??怖がらせるためのキャストとは到底思えないんですけど。なんか、田中が鉄塔登ってるシーンなんて、ココリコミラクルタイプの再現フィルム見てるみたいな気がしちゃって、かなり興ざめ。ゲーム原作の映画なんで、アイテムを見つけたり、これ見よがしに怪しい場所を見つけたりって、ご都合主義な展開が鼻につくけど、ラストの落とし処は、僕は嫌いじゃないな。あ、石野卓球のテーマ曲に載せて、これまでの物語を振り返るエンディングロールは面白かったな。卓球の曲は相変わらずかっちょええし。★★☆
黒沢清監督の映画を見るのは「回路」以来かも。今回はサスペンス色が強いんだけど、最後はやっぱり「回路」的なオチになっちゃってて、うーん、それでいいのかなぁ?って。画面の構成というか、構図というか、そういうのは相変わらず日本人の監督とは思えない凝りようで、一つ一つの場面が細部まで作りこまれている。セリフで語ることなく、シーンの一つ一つに、意味をこめようとしているのが良く分かるんだけど、やっぱり説明不足に感じてしまうんだよなぁ。この映画は、それほど難しいストーリーではないんだけど、映画を見終わった後の、納得度は低め。★★
座敷童 百物語ホラー関係の集いの時に薦められて、見てみたんだけど、確かによく出来てるなぁ〜。神社のお堂に百物語をするために集まった5人の男女と、そこに居合わせた野武士。しかし、野武士はある異変に気付いていた。彼らが入ってきた時の足音は確かに4人。しかし、ここには自分を除いて5人いる。誰にも気付かれることなく、誰も知らないはずの誰かが一人紛れ込んでいる・・・。果たして誰が増えているのか?百物語が始まり、誰が座敷童なのかを明らかにしていくストーリーかと思いきや、物語中盤であっさりと分かってしまう。しかし、彼には、その集団に紛れ込んだ理由があった。二転三転するストーリー展開で、実にテンポ良く進み、ラストのどんでん返しまで一気に見せてくれた。低予算でほとんどワンセットで撮られた映画だけど、十分面白いっすよ、これ。★★★
渋谷怪談合コンでピクニックに行った男3人、女3人。キャンプ地で、水子地蔵の首をふざけて取ってしまい、帰ってきてから、次々と友人たちが何かの恐怖で、ショック死してしまう。水子地蔵の祟りだと思った生き残った3人が、キャンプ地で地蔵の首を見つけ出し、元に戻すが、それでもまだ呪いは収まらなかった。そんな時、渋谷にあるロッカーに纏わる怪談を聞く・・・ってまぁ、よくある話ではあるんだけど、単純なだけあって、襲われる怖ささえちゃんと描けていれば、怖くなる話。で、この監督、なかなか巧く演出している。首をがくんがくんと振って、絶命するシーンとか、めちゃこえー。ラストも、結構意外でした。 ★★
渋谷怪談2で、その1の衝撃的なラストから、そのまま続く形の続編。今度は、1で死んだ女性に家庭教師をしてもらっていた少女が主役。僕は、こっちの方が、面白かった!1で状況の説明は済ましてるので、より深く怨霊を掘り下げていて、事実を受け入れられずに次々と呪いの犠牲になって死んでいく人たちの姿は、かなり説得力あり。呪いの設定に沿って、次々と少女に関わる人たちが、死んでいく。それを見続けて、どうしたらいいのか迷う少女。1と同じように、この少女も?それとも、違う選択をすることが出来るのか?その結末は、是非、実際に見てご確認ください(笑) ★★☆
呪怨(ビデオ)何だこれは?オムニバス形式で、呪怨に呪われていく人たちを一人一人、精緻に描いていく。各話が時間軸を崩して描かれていて、まるでジグソーパズルのピースを一つ一つはめあわせていくような感覚を覚える。しかし、そのパズルを組み合わせていき、次第に絵は見えてくるのだが、中心となるピースがいつまでたっても見つからず、その端も見えてこない。手がかりとあるピースは渡されるのだが、その先にどんな絵がつながり、最後にどんな絵が描かれるのか、全く想像がつかない。まるで、真っ暗な穴に突き落とされて、いつまでたっても落ち続け、ふと周りを観ると、真っ暗な空間がただ拡がって行くだけ。そんな絶望的な感覚を、このホラーは呼び覚ましてくれる。猫と化した男の子、顎をもぎ取られた少女、胎児を抜き取られた妊婦とその旦那、ゴミ袋の中の死体、天井裏から聞こえてくる奇妙な音、かかってくるはずのない携帯、そんな一つ一つの事象が、オムニバス形式で描かれる人たちを、次々とつないでいく。呪怨、それは非常に強い恨みがその場所に残留したモノ。それに関わった者は、間違いなく破滅し、新たな呪怨となる。もうこの呪いは止まらない。★★★★
呪怨2(ビデオ)う・・・1と話が被りまくってる(^^;確かに怖い。本当に怖い。あの少年が観た、あの景色だけでもこの映画の存在価値はあると言える。でも、やっぱり、物足りないんだよなぁ〜。留まることなく拡がっていく呪怨。それに触れたモノは例外なく呪われる。そして新たな呪怨となり、終わり無く拡がっていく。イスの下から・・・のシーンで”うひゃおわー”なんて突拍子もない叫び声を上げてしまいましたよ。しかも、窓開けっ放しで(^^;;★★☆
呪怨 劇場版
呪怨2 劇場版うん、1より破壊力はないものの、伽耶子と俊雄が、地道に怖がらせてくれるので、恐怖と言う点では、1を上回ってるやね。いや、この薄気味悪さは、ビデオ版呪怨に勝るとも劣らないかも。かなり嫌な映画でした。際限なく広がり続ける呪いって設定は1で描いてるから、のっけからやりたい放題なんだけど、やっぱりそれでも、ちょっとは二人の新たな過去が見たかったかな。呪い殺される一人一人に焦点を当てて描くその手法は、更に深みを増し、1以上に複雑さを極めている。この精緻な絡み合いがあるからこそ、一筋縄ではいかない、それこそ解けない呪いを感じる。そして、闇は此の世に解き放たれる。もし3が作られるなら、その時は・・★★★☆
呪霊 THE MOVIEこれもビデオシリーズで大ヒットした作品のようで、上の作品とともに、劇場用に作成され、公開されたもの。「呪霊」なんてタイトルがついてるから、よっぽど怖い幽霊の話が詰まってるのかと思いきや、収録されてる話は、なんだか、「あなたの知らない世界」見たいな話ばっかりで、かなり拍子抜け。3篇の短編のうち、ホントに幽霊が出てくるのは1篇のみ。なんかタイトルに偽りアリって感じやけど、その内の一篇で、少年たちが廃墟となったホテルを探検するって話があって、これはそこそこ普通に面白かった。ま、それだけかなぁ?★☆
女優霊幼少時に体験した、悪夢なのか現実なのか区別の付かない記憶。大人になり、忘れていたはずのその記憶が、自分の周囲に姿を現しはじめる。ここで姿を現す幽霊は、その正体を明かすことはない。それが、主人公の男性の幼少時の曖昧な記憶そのままで、恐怖の輪郭をぼやけさせている。特に派手な恐怖映像を使うわけではなく、地味とも思える演出の積み重ねで、ラストへと引っ張り込んでゆく。監督が後に撮る”リング”にそのままつながるような話だ。あのスタジオに取り憑いている女優霊は、そのスタジオに居続ける。怖い。★★★
死霊の罠おいおい、小野みゆき、そこまでやるかー!!さすがに10年程前の映画だし、日本人が作ってるってのもあるから、残虐シーンは、作り物っぽくて、あんまり・・・だったけど、ストーリーの陰湿さは、日本らしさが出てたかな?映像は、随所にアルジェントみたいな光を取り込んでたり、天井から蛆虫落としてみたりと、オマージュなのかパクリなのか、微妙なところもあったりと、まぁ、見れたかな。全体としては、謎が唐突過ぎて、説明不足かなぁ?って感じだけど、まぁ、それなりに楽しめましたって程度でした。★★
死霊の罠2 ヒデキで、1の最後に生れ落ちた謎の子供ヒデキが、より成長して復活したのが、パート2。こうなると、伊藤潤二の漫画の世界だな。ちょっと「富江」を思い出しちゃったよ。主役が中嶋唱子って太ったねーちゃんと、アイドル上がりと思われる近藤理枝ってそこそこきれいなねーちゃん。そこに佐野史郎が、とびっきり怪しい男を演じながら絡んでくるんで、ホラーというよりも、ねっとりとしたサスペンスを見てるみたい。それにしても、近藤理枝の豹変振りはすさまじかったなぁ。クライマックスで、中嶋と一騎打ちになるんだけど、二人とも血まみれになって、女の狂気を剥き出しにしてやりたい放題。ある意味怖かったよ。でも、思ってたより、ヒデキの影が薄くて、ちょっと残念。どうなのかなー。こんなもんなんかなー。 ★★
杉沢村伝説こりゃー酷い。なんてったってこのプロデューサーがヤな奴過ぎて、見てて腹たって仕方がない。気分悪。で、無責任なまま、気がついたら一行は杉沢村に。この辺り、かなりブレア・ウィッチ入ってます。いきなり現れたガスマスク男から逃げ出すシーンは、まるっきりあのシーンのパクリ。まぁよく作ったね。ラストも唐突過ぎて、後味悪すぎ。星マイナスで★★★かも。 ★★
杉沢村の呪いなんか遥か昔に見たような記憶もあるんやけど、タイトルリストにタイトルが無いって事は、見てないって事なんやろな(^^;杉沢村に関するドキュメンタリーはいくつか見たけど、これはドキュメンタリーではなく、完全なフィクション。ある種の怪談っぽく再現フィルムを作ってるので、普通にリアリティを重視した安っぽい怖い話と思えば、まぁ、見られない事はない。そりゃ、めっちゃおもろい!って訳じゃないし、見終わった後に、何か心に引っかかるような映像があったわけでもないし。ま、こんなもんでしょう。★★
着信アリあー、もう、なんで映画観ながらひそひそしゃべるかなぁ、横のバカ女二人!!そう言えば、「呪怨」の時もそーだったな。ホラーにはこういうバカが集まるんか!?むー。それはともかく、定石どおりの怖がらせ方といい、この手の映画としては、十分及第点じゃないですかね?でも、あのラストでは今ひとつ突き抜けられなかったなぁ。含みを持たせて、その場で忘れられるような物語にしたくなかったんだろうけど、どうだろ?ちょっとネタバレになるけど、テレビ番組中に起こる惨劇は怖かった。確かに、あの状況になったら、わらをも掴むってのは、わかりすぎるほどわかるんだけど、そこで最悪な状況を迎える怖さ。さすが、テレビの怖さを知ってる秋元康だなと(笑)ま、そんな感じで。 ★★
血を吸う薔薇そして岸田森が吸血鬼として登場する2作目にして、シリーズ最終作。実質2本だけで、日本を代表する吸血鬼俳優になったってのは凄いなぁ。で、今回の舞台は人里離れたところにある全寮制の女子高。そこに黒沢年男扮する新任教師が赴任してくるが、学長である岸田森の家に呼び出されて、そこでいきなり、次期学長になってもらいたいと言われる。しかし、次期学長になるという事の本当の意味を、彼はまだ知らなかった・・・次々に消える女子高生。共に謎を探っていた保健の先生(田中邦衛!)も姿を消し、やがて魔の手は黒沢年男の元に・・。いや、面白いんだけど、黒沢年男と田中邦衛のコンビって、濃いぃいにも程がありすぎでしょう!なんか、美しい森を舞台に、ゴシックなムードで盛り上げる展開が、二人の脂っこい演技で台無しって感じ(笑)★★
伝染歌想像していたよりは見られる映画だったけど、オチがなぁ・・・。その歌を歌うと、必ず自殺してしまうという恐怖の歌。その謎を解くために女学生たちと、カストロ雑誌の編集者たちが奮闘する。軍隊上がりの編集者のシークエンスはなかなか面白かったけど、怖くはないんだよね。怖がらせようとしてるのは分かるんだけど、イマイチ、盛り上がりに欠ける。それは女学生たちが、余りにノー天気過ぎるからかもしれんし、松田龍平が飄々としすぎてて、シリアスさに欠けるからかもしれんし、それ以前に、ストーリーが怖くないからかも。AKB48のメンバーが出演してるからって、映画の序盤で彼女たちのライブ映像を1曲分まるまる流すってどーよ?それを見て、微妙なノリでコブシを振り上げる松田龍平が、これまた痛いんだ。★★
東海道 四谷怪談見て無い名画を見よう第5弾。ホラー映画好きなのに、中川信夫監督の怪談モノも見たことなかったんだよね。ホント、しょーもない映画ばっかり見てるだけじゃダメだよなぁ。ドリフを見て育った世代には、こういう演出が純粋に恐怖を煽るものとして描かれていた時代が羨ましく思える。お岩を毒殺するまでの前半は、実に丁寧に、じっくりと男の悪事を描いていく。とうとう追い詰められ、お岩を毒殺し、彼女が亡霊となって現れ始める後半から、まるで別の映画を見ているかのような怒涛の展開でエンディングへと突き進んでいく。怨霊たちの驚かせ方が、あの有名な「戸板返し」のシーンをはじめとして、演出され過ぎているんで、一瞬ギャグ?って思っちゃうくらい。でも、もしかしたら、怨霊の仕業じゃなくて、伊右衛門が積み重ねた悪事の重さに耐え切れなくなり、良心の呵責から見た幻想なのかもしれないな。前半が必要以上に、ドラマ的な部分を丁寧に描いている印象が強かっただけに、後半のお化け屋敷的な演出は、単なる怨霊の仕業と決め付けてしまえない程の賑々しさが満ちている。しかし、全編を通しての映像の美しさは、尋常じゃない。伊右衛門の妄想なのか、本当に怨霊の仕業なのかは置いといて、この映画からは恐怖以上に、理不尽に殺された者の悲しみと恨みを感じる。★★★★
東京残酷警察いや、面白かったんだけど、日本映画って、20年間何してきたんだろー?って、ちょっと寂しくもなったかな。確かに、グロ満載、スプラッター満載、変態万歳!ヤッチマイナー的なバカバカしさが、いい感じなカルト映画ではあるんだけど、ちょっと待ってよ、と。この手の映画なら、日本にはすでに、20年以上も前に「鉄男」って傑作があるじゃないかと。しかもあちらは、インディーズとはいえ、日本の資本だけで撮影されたけど、これはアメリカ資本で撮られてる。日本には、もうこういう映画を自力で作り出すような土壌が無いってこと?勿体ないなぁ、バカバカしいけど、こんなに愛情あふれた映画を作ることが出来る人たちが日本にはいるのに、倫理的に問題があるからって、「リング」や「呪怨」のようなJホラー以外は人が入らないからって、金が出ないなんて。かつて、日本はピンク映画から、多数の名監督が生まれた。その文化がほぼ消滅してしまった今、映画作りに情熱をかけられる本物の監督が生まれる土壌が、日本から消えつつあるんじゃないだろうか?なんて小難しいこと、ぐだぐだ並べてますが、映画自体は実にパワフルで、このシリーズの第一弾となった「片腕マシンガール」よりも、僕はこっちの方が好きだなぁ。★★★
ノロイあとから考えると粗だらけ。 よくよく考えるとありえない話。 なのに、見ている間は、これが本当の話にしか思えない 訳のわからないパワーがある。 取材を進める内に、少しずつ繋がっていくノロイの連鎖。 その中心には「かぐたば」という存在。 果たして、「かぐたば」とは何なのか? ノロイの連鎖は止まらないのか? どこまでが真実でどこからが嘘なのか? 嘘だと思ってみていても、いつしかこれが本当の事に思え、 言いようの無い恐怖が、徐々に忍び込んでくる。 複数の赤ん坊の泣き声、超能力少女が出現させた水の中の体毛、 ビデオテープに映された白い影、複雑に編まれた縄の輪、 7人の首吊り死体、無残に殺された犬の死体、飛び込んでくる鳩、 奇怪な風習を持つ湖に沈んだ村、そして「かぐたば」 これを真実と感じ始めてしまうと、底の見えない恐怖に襲われる。 これを嘘だと決め付けると、ただのつまらない手ぶれの画面に 酔うだけの映画に成り果てる。 どちらになるかは、あなたの見方次第・・★★★☆
呪いの館 血を吸う眼日本で吸血鬼が演じられる唯一無二の存在であった岸田森が登場した記念すべき作品。主人公の女性が夜な夜なうなされる悪夢。そこに見る黄金色に輝く眼。果たしてそれは彼女の妄想なのか?そして、ある日を境に彼女が見た眼が現実のものとして蘇り、悪夢が現実へと変わっていく・・・少しずつ壊れていく日常と、忍び込んでくる悪魔の影が、見るものを徐々に不安にさせていく。岸田森の吸血鬼は、本当に凄い。本家のクリストファー・リーにさえ決して見劣りしない、優雅さと恐ろしさを兼ね備えている。こんな吸血鬼を演じられる俳優は、今の日本にはいないよなぁ。もちろんアジア全域にもね。★★★
PERFECT BLUE日本初のサイコサスペンスアニメ。アイドルをつけねらうストーカーの正体は?っていう、ま、簡単に言ってしまえばそんな映画なんだけど、さすがアニメ。縦横無尽にカメラが動き、執拗にアイドルの精神を追いつめていく。オチは、え??え〜??!ってなもの凄いどんでん返しだけど、アニメならいいかと。★★
発狂する唇こういう映画が撮りたいという監督の意図は分かる。多分、”黒蜥蜴”と言う映画を観る前なら大喜びでこの映画を絶賛していただろうと思う。それだけ意味不明でオリジナリティに長けていて、ストーリーの破綻さえもこの映画の見所にさえ思える映画に仕上がっている。でも、”黒蜥蜴”の毒を知ってしまった今となっては、僕にはこの程度の毒では少し甘い。内容は、ホントに強烈なんだけどね。こんな脚本、書いたヤツの顔が見てみたいって思わせるくらいえげつないよ。でも、だから何?って思っちゃうほど、僕はすれちゃったんかなぁ〜?★☆
彼岸島原作は全部持ってる程好きなので、映画化には正直期待してなかったんだけど、なかなかどうして、頑張ってオリジナリティある映画になってるじゃないですか。主人公の明があっという間に才能を開花させちゃうのが??だったけど、親友と思ってた友に裏切られる辛さ、吸血鬼化した友達を斬らなければいけない辛さ、吸血鬼たちの恐ろしさとかが、ちゃんと描かれていたと思う。原作に出てくる巨大な邪鬼(おに)なんてどうするのかな?と思ってたら、フルCGでちゃんと描いてましたよ。戦いのシーンは「ロード・オブ・ザ・リング」のトロールとの戦いみたいだったけど(^^;原作が好きな人は、見に行っても損はないんじゃないかな?それにしても、主人公含めた5人組、全員が高校生に見えないんだよなぁ・・・。もちっと若い俳優は使えなかったんやろか。★★★
ひぐらしのなく頃にまぁ、これが続編に続く!なんて、観客をバカにしたような終わり方じゃなくて、謎は謎のまま、得体の知れない風習が残る山間の村で起こった正体不明の出来事のような描き方をしてくれてたら、観終わった後にもいろいろと考えをめぐらすことが出来る、極上のサスペンス映画になった可能性も2%くらいあったかもね。観たこともないような若い俳優(と言っていいのか・・)の学芸会レベルの演技が、逆にこの不条理なストーリー展開に有利に働きそうだったしね。すんごい居心地悪いんだ、観てて。途中、杉本哲太がチョイ役で出てくるんだけど、演技が巧すぎて、なんか場違いに見えるんだよね。まぁ、あの村の人じゃないので、そういう風に見えた方がいいんだろうけど。それと、物語終盤に差し掛かったところで、主要キャラである4人の女子生徒たちのキャラクターが豹変しちゃうんだけど、もともと知らない女優さんたちだし、監督の演出もいまひとつなこともあり、誰が誰だか区別が付かねぇ・・・。今年、謎解きとなる続編が公開されるらしいんだけど、うーん、観には行かねぇだろうなぁ。DVDが出たらでいいや。★★☆
秘録・怪猫伝こういう日本の昔の怪奇物を見るのは久しぶり。 「恐怖奇形人間」くらいじゃないのか?って気もするが(笑) えー、大映が撮った猫化け物で唯一のカラー作品だそうで、 誰もが知ってる鍋島家の化け猫騒動を、特に捻りも無く 映画化してるんだけどさー、めちゃこえーって。 行灯の油を舐めるシーンの真っ赤な舌とかさー、 ワイヤーアクションばりばりに、化け猫が宙を舞ったりさー、 刀で切った傷口から血がぴゅーって出たりさー、 そりゃ、35年も前の映画だから、今の技術から比べれば 稚拙極まりないんだけど、何でこんなにリアルに見えるんだろ? CGに慣れきった目で見るからかな? まぁ、それ以前に、恨みという至極単純な理由だからこそ、 素直に恐怖だけを感じることが出来るんだろうけど・・・ それにしても怖いぞ。 白黒時代に撮られた「怪猫有馬御殿」と勝新の「怪猫呪いの壁」も あるから、今度じっくりと堪能しよーっと。★★☆
腐女子ホラー仲間とやったジャンクビデオオフで鑑賞。いやぁ、酷い。タイトルの腐女子ってば、ボーイズラブ好きな女性アニメファンを指す言葉だけど、この映画はその字面通りで、腐っていく女の子の話。S.キングの「ペットセメタリー」に似た話ではあるけど、俳優たちが地味だねぇ〜。そりゃこんな低予算映画だからしょうがないんだけど、それにしても酷い。女の子を甦らせる手助け?をする占い師みたいなおばはんは、いいキャラしてたけど(笑)
怖来−furai−目覚めるとそこは白い粉で満たされた部屋。自分のほかに男が2人と女が1人・・・監督自らが和製CUBEを作ったというとおり、明らかにCUBEを意識して作られてるんだけど、ラストのオチが、凄い!!僕はやられた!って思ったんだけど、見る人によっちゃ、怒っちゃうだろうなぁ〜。白い粉だけじゃなく、時折やってくる防護服を着た男たちに飲まされる謎の液体、カウントダウンする数字。そして最後に明かされるタイトルに込められた意味。低予算で、しかも4日で撮られたとは思えないほど、よく出来た映画ですよ、これ。1年半くらい前に、監督自らが、うちのホラーBBSに書き込みしてくれてて、ずーっと気になってたんだけど、先日、中古DVDを発見して購入。うん、買って正解でした(^^)見たい人はレンタルしますので、お申し付けくださいな。★★★☆
プレイ/pray祈りと題されたこのジャパニーズホラー、なかなか脚本がよく出来ていたけど、怖がらせたいのか、感動させたいのか、どっちつかずで終わってしまったのが残念。少女を誘拐して、廃校になった小学校へ来たカップル。身代金を要求するために、親に電話をかけるが、少女は1年前の同じ日に亡くなっているという。この少女はいったい誰なのか?そして、更にもう一人の影が現れ始め、事態は予想も付かない展開を迎える。一つの話と思っていたのが、徐々に二つの話に分かれ始め、登場人物たちの行く末も、二つに分かれていく。でも、本人たちはそれに気付いていない。見ている方も、ヒントは示されるのだが、ほとんど最後まで物語が、いつの間にか二つに分かれていることに気付かない。その分、見応えはあるんだけど、うーん、テンポが悪いか。これだけ密度の濃い脚本を映画化するには、85分くらいの尺では、短すぎたのかも。★★
仄暗い水の底からほほぉ。結構怖く出来てるやん。話自体は、"あなたの知らない世界"のような古びたマンションに越してきたら、そこにいた子供の幽霊に取り憑かれちゃいましたって、良くある話にちょっと毛を生やした程度。でも、そこはそれ、さすが"リング"の監督だけあって、非常に丁寧に丁寧に映像を積み重ねているので、話の安っぽさは微塵も感じない。精神的に徐々に追い詰めていって、最後に待ち受けるのは・・・!そうか、そう来るか!!うーん、まんまとしてやられましたな。こりゃ。ハリウッドでリメイクされるそうだけど、さーてどうなることやら?日本の幽霊の恐ろしさを何処まで再現できるかな?★★☆
ほんとにあった呪いのビデオ19/リング編これ、サンプルで貰ったんだけど、解説を読むと、なんとコレがシリーズ19作目なんだそうだ。世の中には物好きな人がいっぱいいるんだなーって、まぁ、ちょっくら見てみるかと。始まったら予想通りの作りもののような呪いのビデオ。画面の中に変な影が映り、地の底から響くように「キ・エ・ロ」と声が入っている。しかもそれが何本もビデオ製作会社に送られて来ており、そのどれもが、そこに映った人の一人が自殺して死んでいると言う。しかし、そこに一つの例外が。とある家族から送られてきたテープには確かにその影と声が入っているが、まだ家族の誰も自殺していないというのだ。家族はそういうビデオが撮れて、取材が来て初めは喜んでいたが、そういうビデオが何本も存在し、必ず自殺者が出ていると言う事実を聞き、表情は一変する。そして、取材クルーと家族は、ビデオの謎に迫るべく調査を開始する・・・なんだこれ?なんでこんなに面白いんだ?!まるっきり予想外の展開に、作り物とは分かっていても、あくまでドキュメンタリータッチで作ることによって、これってもしかしたら本当のことなんじゃ?って錯覚を抱かせる。それくらいよく出来ている。新しい事実が明らかになるに連れ、家族の不安は高まり、取材クルーの焦りは募る。みんな素人臭い稚拙な演技なんだけど、逆にそれが本当に見える。そして、予想もしなかった結末になだれ込んでいく・・・巧い。そりゃ19作も続くわ、こりゃ。でも、このシリーズ、全部が全部面白い訳ないよな。一体どれが面白いんだろう??19本全部見た人っているのかな?とりあえずパート1と2は見てみよう。はぁー、こんなビデオがヒット作としてレンタルビデオを支えてるんだなー。★★★
ほんとにあった呪いのビデオ/劇場版うーん、こないだ見た、ビデオ版の第19作目がかなり面白かったし、その劇場版って事でかなり期待してみたんだけど・・・ビデオ版の第2作の巻末に収録されている幽霊が映ったビデオ。それを見た人が、本当に呪いを受けていると言う報告を受けたことから、この映画は始まる。しかし、そこにそのビデオだけではなく、もう一つのより恐ろしいビデオの存在が浮かび上がり、呪いは一つだけではないのでは?という不安感を増していく。実際、そのビデオがまたしても巻末に収録されているが、いつ、どこで、誰が撮ったものなのかもわからない。どこかの小屋を延々と映してあり、背後では銃声のようなものが響き続けている。幾つもある扉の一つがやがて開き始め、そこに映るはずのないものが映って、ビデオは突然終わる。さて、コレを見てしまった僕は、近い将来、呪いを受けて謎の死を遂げてしまうのか?それは、まだ分からない・・・かも?★☆
稀人「呪怨」の清水崇監督が、アメリカで「THE GRUDGE」を撮る前に、2週間で撮り上げた小品。主演は塚本晋也。恐怖の表情を追い求めるカメラマン、彼は地下街で自分の目をナイフでえぐって自殺した男が、最後に何を見たのかに興味を持っていた。そして、彼は地下街から更に地下に通じる入り口を見つけ、そこで、少女の姿をした"人ならざるもの=稀人”を見つけ、連れ帰り、飼育を始める。それはやがて人の血を求めるようになり、やがて彼は殺人を繰り返すようになる。自らが求める狂気と恐怖を自らが体験し、理解するために・・・作風は、「呪怨」シリーズとは全く違うんだけど、おもしろい。何より、塚本晋也が、どこにでもいそうだけど、どこにもいない男をなんともいえない不気味さで演じきっていて、それだけで引き込まれる。一歩間違えば、ギャグになってしまうようなシーンも、えもいえぬ不気味さに溢れていた。この監督は、ホントにそういうカットの作り方が巧いんだよなー。どう映せば、現実なのに、現実じゃないような映像が撮れるかってのを熟知してると思う。最後の方で、エレベーターの中で幽霊が出てくるシーンがあるんだけど、これは、「呪怨」のセルフパロディなんだろうな。それまでのトーンと明らかに違う呪怨ワールドになってた(笑)映画の後に、清水監督と、監修の高橋洋、稀人を演じた女の子、脚本の人の4人でトークショーがあったんだけど、そのあたり、思ったとおりで、あそこのシーンは笑っていただけましたか?だって。そういう、緩急つけた演出が出来るってのもこの監督の才能だと思う。 ★★☆
水霊 ミズチ多摩地区一体の水道水に“呪われた水”が混入し、自殺者が相次ぐという設定にも関わらず、かなり限定された人にしか、その呪いが現れない。幻覚を見ているという自覚症状が無いというのもあるんやろうけど、最終的に全ての人々が、自殺に至ってしまう呪いのはずなのに、その危機感が全く感じられない。たとえば、黒澤清監督の「回路」という映画は、インターネットからあふれ出た死が、世界を覆いつくすという内容だったが、限られた人だけを描きつつも、その終末観はイヤというほど感じられた。「呪怨」にしても、たった数人の呪い殺される人を描くだけで、終わりなき呪いという難しい恐怖を、見事に描いていた。“水”という日常生活に不可欠なものを通して拡がる呪い、というテーマは非常に面白いし興味をそそられる。が、肝心の監督の演出、脚本ができていなかったようだ。自分も、この映画で呪われた水が混入してしまった多摩地区に住んでいるのに、チラシに書かれていたように、水を飲むのが怖くなるなんてことは、全くなかったなぁ。「リング」を見たときは、夜中のテレビの砂嵐画像がめちゃくちゃ怖くなったもんやけどなぁ。えらい違いや。主演の井川遥も、もう30歳なんやね・・・。ホラー映画に出て、心機一転、演技の幅を広げようとしたのかもしれんけど、かなり微妙かも。
幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形東宝怪奇映画の中でも一際異彩を放つ「血を吸うシリーズ」そのBOXが遂に発売!ってことで、手に入れました。ハマーフィルムのオカルト映画を思わせる設定に、日本独自の怪談を混ぜ合わせたような独自の世界が展開する非常に興味深い映画でしたよ。ドラキュラ映画ならではのエロティシズムも満載だし。確かに、今見ると、恐怖という点では弱いけど、その雰囲気だけで大満足の一品。まだ20代だった頃の中尾彬が、物語を解き明かしていく青年役で登場。顔は若いけど喋り方は全然変わってないんやね(笑)★★☆
予言「感染」がかなり視覚的な恐怖に特化した映画だったので、それに慣れた後に見ると、初めのうちはかなり物足りなさを感じた。それが、ラストが近づくに連れて、「リング」のような謎解きを中心にし始めてからは、ぐいぐいと引っ張っていってくれました。ラストシーンでは、思わず泣きそうになってしまったほど。途中で、ラストがどうなるかは、分かるんだけど、そのラストにどうやってたどり着くのかを、巧く撹乱していたから、キレイに昇華した最後に行き着いていると思う。ただ、余りにキレイにまとまりすぎていて、怖さという点では、最後に残るものは少なかったかなぁ?いや、映画としては十分に満足なんだけどね(^^;かなり贅沢な話だけど。★★★
らせんリングで産まれた恐怖はらせんで完結する。おお〜いい、完結も何も、恐怖消えてるがな(^^;リングでは顔さえ見せず、その存在自体が恐怖のはずだった貞子を、何故実体化してしまったのか?日本人が一番怖い物、それは幽霊だ。悪魔でも怪物でもない。実体を持たず、人の心に入ってくる物、それを”リング”で完璧に再現したのに、何のためにそれを実体化??”らせん”と言うタイトルの持つ意味は、前作”リング”で一つの輪として完結していると思わせて、実は横から見たら、何処までも続く”らせん”だった。そんな恐怖を演出しようとしたんだろうけどなぁ〜。ダメだこりゃ(^^;
リングもう、この映画の怖さについて改めてここで語るまでもないでしょう。この世の物とは思えないビデオの恐怖。実体のある物が、ホントにそこに実在する物かどうかがつかめない。謎が謎を呼び、ラストでもなお深まる謎と、気付かなかった”リング”の本当の意味。呪いは解けない。永遠に、リングを完成させるまで連鎖は続く。★★★★
リング TV版映画では松嶋菜々子がやっていた役が、ここでは原作通り、高橋克典が主人公を演じる。演出は、映画の足元にも及ばないけど、リングビデオはこっちの方が怖いかも。★★
リング2半ば、いや、完璧に無理矢理作った続編。監督もその辺り分かって作っているのか、怖がらせようとする演出が随所に見られる。が、ふ〜ん、で?のレベルでしかない。リングビデオの出きるまで、なんてのも公開しちゃってるけど、なんか、怖いっちゅうか納得なんだよねぇ〜。そんだけ。★★
リング0 バースデイ仲間由紀恵が”貞子”を演じなければいけない理由。観て初めて分かるその理由。それまで、恐怖の存在でしかなかった貞子を、人間として描き、そして怨念に満ちた貞子への変貌を描き尽くした。ネタバレにつながるので、その変貌の過程は書くことが出来ないけど、暗い怨念に満ちた30年という月日。井戸のそこで増幅されたその怨念は、リングビデオとなって、後の世に広まっていく。彼女が味わった地獄を見せるために・・・傑作。★★★☆
輪廻監督は「呪怨」の清水崇、主演はホラー初挑戦の優香。 35年前にとあるホテルで起きた子供二人を含む11人の大量殺人。その事件が映画化されるにあたり、監督に見出された一人の女性。しかし、その映画に関わりだした頃から、彼女は人形を抱えた一人の少女、そして行った事の無いホテルの幻影を見るようになり・・・輪廻転生を題材にした映画は、実はそうはない。70年代に「リ・インカーネーション」というホラーが、そして、故クリストファー・リーブ主演の名作ドラマ「ある日どこかで」ってのが思いつくくらい。前世の記憶がどうこう言うより、幽霊にして恨みを晴らさせた方が、手っ取り早いもんね。で、この映画なんだけど、これが無茶苦茶よく出来てる!誰が誰の生まれ変わりなのかという謎、映画を撮ることで呼び起こされる前世の記憶、なぜ、あの男は11人もの人々を殺したのか?そして、一体何が起ころうとしているのか・・・。もし、これからご覧になりたいという人がいるなら、予備知識を出来るだけシャットアウトして見る事をオススメします。まぁ、大抵のホラーはそうなんだけど、この映画は多分にサスペンスの要素も含んでるので。いやぁ、あのクライマックスには、久々に鳥肌が立っちゃったよ。優香の演技、というか叫び声が素晴らしく良いんだ、これがまた。あの表情は誰にでも出来るもんじゃないよ。呪怨のアメリカ版ではがっかりしたけど、これは清水監督本領発揮!って感じで大満足っす♪★★★☆
嗤う伊右衛門よかったっす。原作を読んでいないと、ちょっと詰め込みすぎで、ついていけないような内容になってたから、読んでて助かったかな?京極夏彦の原作ってば、人間関係が複雑に絡み合って、予想もつかない繋がりが、偶然とも運命とも付かない様相を明らかにしていく。嗤う伊右衛門も、京極道シリーズほどの長編ではないにしても、複雑な人間関係が肝の話なので、2時間の中で描くには、説明的な台詞が入ってしまうのは仕方ないんだろうな。それにしても、唐沢寿明、いい仕事してるよなぁ。普段のイメージからは想像もつかない寡黙な役。小雪の岩は、ちょっと軽かったかな?毅然とした立居振舞と、狂ったような怨念を振りかざすときのギャップは凄まじかったけど、長台詞がちょっと・・・それでも、ここで描かれている悲劇の恋の顛末は胸にしみる。すでに話として出来上がっていた「四谷怪談」という話を、こうして再構築してしまった、京極夏彦の才能、そして、それを飽くまで美しく映像として表現した蜷川幸雄。俳優たちの情念こもった演技も素晴らしかった。どこかで歯車が狂った。一つの狂いが、次々と人を巻き込み、気が付けば、こうなってしまうしかなかった。しかしそれは運命ではない。そういう結末を迎えるしかなかった必然だ。だからこそ、重く悲しい。★★★


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