ヒルズ・ハブ・アイズ



感想の前にちょっと前置き。
「エルム街の悪夢」「スクリーム」などの監督ウェス・クレイブンが、
70年代に放った傑作ホラー「サランドラ」のリメイク。
アメリカでは06年に公開され、観客、批評家共に大絶賛、大ヒットを記録。
日本でも当然、すぐに公開されるものだと思われていた。
が、核実験の放射能により奇形となってしまった人たちが
人間を襲うというショッキングな内容、それより何より、
核実験のキノコ雲を映し出すオープニングロールで、本物の
奇形児たちの写真を多数挿入してしまっていたため、ン
権利を持っていたFOXが自主規制し、日本での公開は中止、
当然DVDでのリリースも無しという事態に陥ってしまった。
もう日本版は見る術がないと思っていた矢先、突如、
アミューズが権利を取得し、9月末より劇場公開するという
噂が流れたのがこの夏。ようやく、狂気の殺戮の宴が
日本でも解禁となった・・・。

 
のですよ。

 
いやもう、ホントに、新作でこれほど期待してたホラーは
ここ数年、思い出せないほど。異常な緊張感を持って
上映に臨みましたが、目の前に繰り広げられたのは、
想像以上の地獄絵図。映画が始まっていきなり、防護服を着た
調査員たちが正体不明の人間たちに、斧で頭を割られ、
胴体を串刺しにされて振り回される阿鼻叫喚。
本編は、一転して、トレーラーで旅行する一家をじっくり描き、
じわじわじわじわと、得体の知れない影が迫ってくる様子を
醸し出していく。
そして、夜、すべての恐怖が家族に一挙に襲い掛かる!!
炎に包まれる父親、レイプされる次女、
頭をぶち抜かれる長女、腹を撃たれ瀕死になる母、
誘拐される赤ん坊、このテンションはまさに異常。
限界を完全に振り切っているという点では、
「悪魔のいけにえ」にも匹敵するかもしれない。

 
殺すか、殺されるか。
生き残った長女の旦那、次女と末の弟の3人には、
更なる地獄が待ち受けていた・・・。

 
ここまで狂気に満ちたホラー映画は久しぶりに見ました。
リメイクされるホラーは数あれど、本家をあらゆる面で
超えてしまったのは初めてなんじゃないかな?


2007年10月の感想に戻る