幽霊 −Ghost−

タイトル感想評価
アイズうーん、うーん、オリジナルの「アイ【the EYE】」が、初見のインパクトが凄まじかっただけに、それをほとんどそのままリメイクしたコレは、いくら主演がジェシカ・アルバで新境地開拓!と言われても、新鮮な驚きにはならなかったなぁ。せっかくリメイクするのだから、病院で同室になった少女が言い残す言葉で、オリジナルでは描ききれたとは言いがたい「世界は本当に美しい」という言葉を、もう少し深く映像とストーリーに絡めてくれてもよかったかなぁ。こうして改めてみると、その辺りの描き方が浅い脚本だなと。幽霊の描き方も、オリジナルのタイ映画だと、直接物体を動かしたり影響を及ぼすことはないんだけど、アメリカでは、ポルターガイスト現象がないとダメみたいで、結構騒々しくなってるしね。まぁ、その映画が作られた場所にあわせればいいので、アメリカの描き方が悪いとは言えませんが。ジェシカ・アルバは、盲目のバイオリニスト、しかも見えるようになってからは、見えてはいけないものが見えるという役柄を、意外と違和感なく演じていました。それでも、観るならオリジナルを観ることをお勧めしますね。★★☆
アザーズハリウッドに活動の場を移しても、アメナーバル監督の描く丁寧なタッチと深みのある物語は少しも色あせてなかった。それはもちろん、主演の二コール・キッドマンの此の世のものとは思えない凛とした美しさと存在感が多分に影響しているだろう。だが、それ以上に、一歩間違えば単なるショック映画で終わってしまうような題材を、ここまでゴシックホラーとして完成させているのが凄い。迂闊にも、僕はラストまで、この物語の真の姿に気付かなかった。恐らく、それは幸福なことだったんだと思う。この映画を100%楽しむことが出来たんだから。謎が全て解けたときの視点の逆転。目の前に掛かっていた霧が全て晴れた瞬間に見えたものの衝撃。見事にやられました。★★★
エコーズ一人息子と妻と幸せな生活を送っていた男が、ある日、義理の姉に精神の扉を開放する催眠術をかけられ、これまで見えなかったもの、聞こえなかったものに気付くようになる。彼らは何を伝えたいのか?男の行動は徐々に常軌を逸し始め、そして遂に、彼が見聞きしていたモノの正体を知る・・・。閉鎖的な街の中に引っ越してきた新参者としての疎外感、このまま人生を配管工として送り続けるだけでいいのかという焦燥感、そんな思いを抱いていた中で、異常な状況に叩き込まれる男をケヴィン・ベーコンが演じていて、妙にリアル。ただ、普通に面白いとは思うけど、それだけなんだよなぁ。「シックスセンス」ほどの驚愕の展開もないし、数ある「家」を舞台にした心霊サスペンスの中でも中の上ってくらい。製作が1999年で日本公開が2005年ってのもびっくりだけど、まぁ紹介されただけマシなんかな?★★
エンティティー霊体悪霊にレイプされる!ってそれだけで90分持つわけないんだよね。中だるみしまくりの怖さ0。毎晩、悪霊にレイプされるだけで、やたらスケベな悪霊やなぁとしか思えません。そりゃね、我が身にあんな事が起きたらたまらんけどさ、それにしたって面白くない。霊の正体も結局はっきりしないまま終わったし・・・
怨霊の森「マスター・オブ・ホラー」にも参加したホラーの新鋭、ラッキー・マッキー監督による女子高生ホラーなんだけど、「サスペリア」を思わせる森の中にある全寮制の女子高を舞台に、森の中から怨霊がやってくるという話。無茶苦茶怖いというわけではないけど、雰囲気は素晴らしい。主役の女の子の父親役で、「死霊のはらわた」のブルース・キャンベルが出てた。やっぱあれから20年以上経ってるから相当老けてたなー(^^;ちょっと強引かな?って思う展開もあったけど、不気味な場所を舞台に、親子の確執、女子高生の執拗ないじめなど、いろんな要素をちゃんと盛り込んでいて、それなりに見られました。★★
ガバリンストーリーが凄くしっかりしているから面白い。怪物達のキャラクターが秀逸でいい。昔の戦友の幽霊に子供を奪われた男の戦い。謎解きの部分が強調されて宣伝されていたけど、どっちかっていうと、お化け屋敷だね。★★★☆
黒の怨100年ほど昔、この町に住んでいた一人の老婆。子供の歯が抜けたら、それを持っていくと一枚の金貨と交換してくれるやさしい人だった。しかし、彼女の家が火事になり、二目と見られぬ姿になってしまう。ある日、一人の子供が行方不明になったのを、町の人々は彼女のせいにし、絞首刑にしてしまう。しかし、次の日、子供は戻ってきた・・・そしてその町では、子供の歯の抜けた夜には、彼女が現れるので決してその姿を見てはいけないという噂が広まる。そして時は経ち今から15年ほど昔、一人の子供がその姿を見てしまったがために、母親が殺されてしまうという事件が起きる。そして現在、また一人の子供がその姿を見てしまった・・・。ちょっと粗筋長かったかな?まぁ、そんなホラーなんですが、結構面白くできてる。暗闇の中でしか人を襲わない怨霊が襲ってきて、常に光の中にいないと助からないという設定が、暗闇に対する恐怖感を煽る。しかし、やっぱりもう一ひねり欲しかったなぁ。歯というこれまで扱われてこなかったアイテムを使ってるんだから、それをもっと活かした展開にしてくれればいいのに、特に話しに絡んでくることなく終わってしまった。うーん、勿体無いっす。★★☆
月下の恋こりゃまた、不思議な映画で。原題が「Haunted」で、「呪われる」とかそういう意味。幼い頃に事故で双子の妹を亡くしたことがトラウマになっているが、それを克服するために霊の存在を信じない心理学者になった男が、とある地方の大邸宅に住む霊に悩む女性に手紙を貰い、現地へと赴く。そこで美しい女性に出迎えられ、その奔放で開放的な性格に一目ぼれするが、彼女の周りでは、不可思議な現象が次々と起こり・・・いやー、びっくりしました。こんな話だったとは!!ネタバレ厳禁な話なんで、実際に見てもらいたいからここではそれ以上、語りませんが、DVDで見るなら、予告編は絶対に見ないように!!思いっきりネタバレしててびっくり。映画を見た後に見てよかった〜。とりあえず、前半は、非常に美しい風景の中で語られる恋愛物なのに、後半、特にラスト15分は、一転ホラー映画。ある意味、問題作やね(笑)★★★
ゴシカ刑務所に勤める美人精神科医。橋の上で少女に出会ったある雨の夜、夫殺しの罪を着せられる。しかし、それは、それから始まる恐怖の数々の始まりに過ぎなかった・・・って感じで、謎だらけの中始まるんだけど、終ってみたら、うーん・・・フツウのサスペンス?って感じだった。ゴーストも、もっと怨念を持って迫ってくるのかと思ってたのに、そうでもなかったし・・・怖いホラー映画として観ちゃったから、ちょっと期待はずれかも。最初からゴーストがらみのサスペンスとして観てたら、面白かったんだろうけど。★★
ゴースト 血のシャワー70’s★☆
ゴースト・シップ「TATARI」「13ゴースト」に続く、ゼメキスのダークキャッスルエンタテインメント配給の第三作なんだけど、大失敗だな、こりゃ。いや、初めの30分くらい、幽霊船に乗り込むまでは凄いんですよ。いきなりの大虐殺といい、幽霊船の不気味な現れ方といい、かなり雰囲気が合って、期待を煽るんだけど、その後がダメすぎる。特に、その船が幽霊船になった理由が、××が××を集めるためだなんて、んなアホな。まったく、これだから、アメリカ人に幽霊モノを撮らせたらイカンのですよ。まぁ、でも、冒頭の針金が舞踏会場を一気に横切って、一気に輪切りにしていくシーンは一見の価値ありだな。いやー、凄かった。ってことで、★は見逃して、★☆で(笑)★☆
ゴースト・スクリーム「スクリーム」の大ヒットで、主演のネーヴ・キャンベルが出てるってだけで、こんなタイトルをつけられてしまった映画だけど、これが、無茶苦茶良かった!!とある古城に越してきた大学教授の家族。そこには古くから亡霊が出ると噂の曰くつきの家で、引っ越してきた当日から、無気味に聞こえるうめき声。娘(ネーヴ・キャンベル)と二人の弟には聞こえるのだが、両親、特に父親は、幽霊の存在自体を信じていないため、彼らの言う事を信じない。それどころか、娘がアメリカに帰りたがってるから嘘をついてるんだとなじる。しかし、次々と不思議な現象が起こり続け、娘は完全に父親と対立し・・・ってこう書くと怨霊に苦しめられる娘の悲劇みたいに見えるけど、違うんだなー(笑)実は、幽霊には秘密があって、妻が浮気したと誤解して殺してしまった事から、呪いを受け、閉じ込められていたという悲劇を背負っていたのだ。それを知った娘は、彼の呪いを解くために協力していく。で、この幽霊を演じているのが、あのパトリック・スチュワート!いやー、これが本当にいい演技をしてるんだ。途中、父親に幽霊の存在を信じさせるために、ハムレットのオセロを娘と共に演じるんだけど、これがもう悲しいんだ。最後も、感動的で、こんな変なタイトルをつけられて、埋もれさせておくには勿体無いっす!!オススメ!!!!★★★☆
ゴーストタウンある警官が迷い込んだ町、それは死者によって支配された町だった・・・まぁ、それだけの話なので、特に何かあるって訳でもないんだけど、死者たちの町のはずが、現れる人たちが余りにリアルすぎて、主人公ともども、一体自分はどこに迷い込んでしまったのか?と戸惑ってしまう。やがて、この町の死者たちを支配する男との対決になり、まぁ、予想通り、元の世界に戻るんだけど、ちゃんと迷い込む前に伏線が引いてあって、ちゃんと物語としては上手くまとまっていたと思うな。この町に住む美しい女性との悲しいロマンスなんかもあったしね。★★☆
ゴーストハウス同じくパン兄弟の、ハリウッド進出第一作。予告編で見る限り、典型的な幽霊屋敷モノかと思ったら、そこはさすがパン兄弟。ちゃんとヒネリをくわえた見応えのあるホラー映画に仕上げてました。恐怖シーンは予告編でほとんどばらされちゃってるので、チョット心配してたんだよね。それが全てで、映画を見たらそれ以上のことが何もないんじゃないかって。原題の「Messenger」というタイトルが示す通り、幽霊たちが何かを伝えたがっているというのは分かったけど、まさかそういう事とは・・。いや、よくあるパターンというか、どこかで見たようなパターンではあるんだけど、そこで正攻法で来るとは思わなかったから、ちょっとびっくりした。幽霊の現れ方や、襲い方は、ハリウッドに行っても、音で驚かしたりするようなのではなくて、今まで通り、映像でちゃんと見せてくれる見せ方だったので、満足です。★★☆
ゴースト・プロジェクト全米で有名な幽霊が現れるスポットに突撃取材!除霊とかそんなの関係ねぇ!カメラとライトさえあれば男3人、どこででも行ってやるぜ!!って、そんなノリかどうかは知らないけど(^^;;それでもって、実際に幽霊らしき人影が映っちゃったり、ポルターガイスト現象までカメラに収めちゃったりしちゃって、全米でも、いろんなメディアに取り上げられたらしいよ。その肝心の映像なんだけど、うん、幽霊が歩いてるって映像は、確かに幽霊っぽい。でも、その後の無人の部屋で、レンガが飛ぶってポルターガイスト現象はどーかなー?ま、こういうのって、信じて見た方が面白いからね。いくら嘘っぽくても、男3人が、段々怖くなって、ぎゃーぎゃー騒ぎ出すのを見るのも面白いってもんですよ(^^;★★
ゴーストマンションボー・ブリッジス主演の幽霊屋敷モノ。うーん、一言で言うと、中途半端でつまらない。100年以上昔、その家で起こった悲劇が、その家に越してきた夫婦に霊現象として現れるんだけど、なかなかいい感じの謎をちらつかせといて、全くそれが意味をなしていないラスト。なんじゃこれ?怖いものを作りたかったのか、感動できるものを作りたかったのか、さっぱり分からん。そういえば、Pepeさんも酷評してたような・・・ ★☆
ゴーストライトそうかぁ、デミ・ムーアもこんなB級ホラー映画に出演するほどになっちゃったんだね・・。日本未公開のゴーストストーリー。事故で子供を失い、夫とも不和になってしまったベストセラー小説家が、海岸沿いの一軒屋に。湾の対岸にある灯台に住むという若くかっこいい男と知り合い、距離を縮めていくが、その町の住人は、その灯台では過去に殺人事件があり、今は誰も住んでいないという。果たして彼は何者なのか?というサスペンスタッチで話は進むんだけど、謎が分かってみれば、そんなことかよ!とちょっとキレ気味に。てか、そりゃ無理がありすぎるだろ!と。巧いこと作れば、「永遠のこどもたち」とか「アザーズ」みたいな映画に出来たんだろうけど、これじゃ、そのどんでん返しがやりたいだけの無茶なサスペンスですよ。デミ・ムーアもいくら全身整形して若く見えて、旦那も若いのはいいんだけど、さすがに映画で若い子とのラブロマンスを展開しちゃダメでしょう。特に彼女でないとダメっていう映画でもないし。退屈するほどではないけど、見た後、特に良かった点を見つけられない映画。★☆
コールドルームあれ?この音楽はもしかして・・・マイケル・ナイマンじゃん。80年代半ばのホラーの音楽なんかやってたんだね。映画自体も傑作です。現実と夢(?)が複雑に絡み合い、交錯し、錯乱していく様は見事。戦争中に生きた少女と、壁越しに交信してしまう少年。次第にその少女が体験した悲劇が露わになっていき・・・ってストーリーなんだけど、ちょっと展開はしょりすぎかも。つながりが悪い所もちらほらある。だけど、これは隠れたサスペンスの傑作っすよ。必見!★★★☆
サイレント・ノイズハリウッド映画では珍しく、幽霊を扱ったホラー。幽霊の描き方は、テレビの砂嵐の画面にちらっと映るので実像がほとんどなく、ぼんやりしてて正体不明なのが結構怖かった。マイケル・キートン、ちょっと老けちゃったけど、あの変質狂的な顔が、EVPで妻の声を聞くためにのめりこんでいく様は、非常に説得力があり、思い込みで突っ走る姿は狂気そのもの。ラストがちょっとあっけなかったものの、最後の最後に見せるデボラ・カーラ・アンガーの横顔が、とても意味深。ハリウッド映画には珍しく、ラストの後も想像させられるエンディングになってました。余り期待してなかっただけに、意外と楽しめました。★★☆
13Ghosts全米ではつい先日公開され、初登場2位を記録したお化け屋敷モノ。ウィリアム・キャッスル監督の60年代の名作(日本未公開)をリメイクってんで、あの"たたり"のリメイクで大失敗した"ホーンティング"を思い出しちゃって、心配しながら見たけど、なかなかどーして、幽霊たちの造形も良く出来てるし、何よりお化け屋敷と化す家が、全面ガラス張りで、至る所にラテン語の呪文が記され、大きな歯車が回ると、ガラス壁に鎧戸が下りてきて密室になったりと、非常に良く出来たからくり屋敷。金のかかったCUBEって感じもするほど。ただ、せっかくここまでの舞台を用意したのだから、そこで犠牲になる人の数をあと2.3人増やして欲しかったなぁ。でもまぁ、全体的な出来としては、レベル高し。日本での公開は2002年秋だってさ。もう、忘れてるって(^^;★★☆
叫びの家ロジャー・コーマンがエグゼクティブ・プロデューサーなんだよねぇ〜。だからと言うか、それなりに雰囲気のある映画になってる。でも、これって、怖がらせようとしているのか、感動させようとしているのか、セクシーさを強調してるのか、全てに置いて中途半端なモンだから、何が一番伝えたいのかがよく分からない。地獄のそこから響くような声が夜な夜な聞こえるとか、前フリをしている割に、現れた幽霊はチョークで絵を描いてるし・・・う〜ん。★☆
THE JUON 呪怨よーやく日本でも公開されたハリウッド版「呪怨」アメリカでは1億ドル突破の大ヒットとなったので、その出来にも非常に期待していたけど、結果は、裏切られはしなかった程度かなぁ?いや、金がかかってる分、伽耶子も俊夫君も、パワーアップしてるし、映像も手が込んでいて、BGMもつぼを押さえた素晴らしい出来。でも、それは期待していた部分じゃなくて、最低限のバーだから、それ以上のものを求めていたわけですよ、やっぱり。だって、殺され方が全部、日本版のビデオ版と映画版で使われたものの焼き直しなんだもん。うーん、確かに怖い。でも、この流れだと、こういう殺され方になってたな、ってのが、全部分かっちゃうから、怖いけど驚きがない。まるで、呪怨シリーズの良く出来た部分を集めたベスト盤みたいな感じと言ったらいいのかな?確かに、とても初めてハリウッドで撮ったとは思えないほど、よく出来ているだけに、もう一つ高いレベルを求めてしまっていたようだ。ただ、アメリカ人やイギリス人にとっては、この映像は全て初めて見るわけだから、これは確かにめちゃくちゃ怖いだろうなぁ。果たして、「2」の製作も同じ監督で決まった。「1」でこれまで作り上げてきた呪怨ワールドの全てを使い切ってしまってるだけに、「2」では、完全オリジナルの呪怨ワールドを新たに構築しなくてはならない。間違っても、酒井法子主演の日本版「呪怨2」のリメイクは止めて欲しいなぁ。更に広がり続ける呪怨ワールドを見たい!とりあえず、日本から世界へ向けての掴みはOKだ!頑張れ!★★★
THE JUON パンデミック日本版「呪怨2」のネタも織り込みながら、ハリウッドの脚本家が作り上げた新たなる呪怨なんだけど、正直、これは失敗作やな・・。呪怨シリーズは、一人一人の登場人物に焦点を当て、最終的に、それぞれのストーリーがつながっていくという作りになっていて、この「パンデミック」もそのように作られてるんだけど、脚本が悪いんやろね。ラストまで見ても、つながりが今一つぴんとこない。どのエピソードも誰が主役なのか分かりづらく、しかも、エピソード自体にそれほど怖さが感じられない。もうこの手の演出の映画を何本も見てきた(呪怨シリーズだけで、ビデオ版から含めて6本目やし)だけに、慣れてしまってるのかもしれんけど、それにしても余りに酷い。パンデミック(爆発感染)と副題をつけているのに、ラストまで見ても、一気に呪いが感染していくのが全く伝わってこないし・・。まだ、日本版「呪怨2」の方が面白かったなぁ。
ザ・ショックサスペリアと同時期(76年)に製作され、共にイタリアンホラー隆盛の基礎を築いた傑作。精神病院での療養生活を終え、息子と再婚相手と共に昔住んでいた古い邸宅に戻り来る。幸せな生活が始まるかと思ったが、息子の様子がおかしい。そして次々と起こる奇怪な現象。この家で、一体何が起こったのか?全てが明らかになったとき、破滅の時が訪れる。次々と映し出されるショッキングシーンは、的確に観る者の恐怖感を煽り、謎を探る妻と共に、精神的に追いつめられていく。大胆にして繊細。本当のホラー映画の恐怖がここにあると言っても過言ではない傑作。★★★★
ザ・フォッグ(2006)ジョン・カーペンター監督の25年近く前のゴーストホラーをリメイク。とある港町の100周年記念祭にあわせて、100年前にこの街に恨みのある幽霊たちが復讐のために海から霧と共に舞い戻るという設定は一緒だけど、中身はかなり替えられてたな。まぁ、基の映画もそんなにめちゃくちゃ面白い映画ではなかったんだけど。この映画も、途中まではそれなりに面白く、どうなるんだろうっていう期待もあったんだけど、後半が・・・。なんにしろ殺される人数が少なすぎ。いや、殺される描写が少なすぎといった方がいいのかな?町全体が襲われてパニックになっているという感覚が乏しく、イマイチ切迫した雰囲気が伝わらないんだよね。ラストも取ってつけたような無茶なオチで、期待はずれ。わざわざリメイクしてまで作る必要があったんだろうか??
地獄の片道切符凄い典型的なホラー映画。主人公とその彼女が、それまで起こって溜まっていた恐怖を一気に体験して絶叫の渦にたたき込まれるあの瞬間、そのカタルシスの気持ちよさったらもう(^^)それに、何故そこに住んでいたかよく分からない白魔術オタクのおじさんとか、いかにも秘密ありげな大家のおばさんとか、出てきた瞬間に”あ、こいつ絶対殺されるな”って分かる憎たらしい友達とか、もう、ホラーの定石をここまでふまえて貰っていると、いうこと無いです。幽霊なのに、なんでそんなに腐敗してるんや?オチも、愛すればいい、許せばいいってそんな無茶な(^^;;でも、これはそれでいいっしょ。B級ホラーの傑作っすよ。★★★★
シャッタータイ映画「心霊写真」のハリウッドリメイク。奥菜恵が出演したことで、日本でも話題になっていたけど、いやはや、なんとも無茶なリメイクになってるなぁ。タイ映画だったはずなのに、舞台は日本。無理やりリメイクされて大ヒットした「呪怨」に絡めようという意図がミエミエやん。おおまかなストーリー自体には大きな変更はないものの、やっぱアメリカ人が幽霊や呪いというものに怖がるというのが、どうにも馴れないんだよなぁ。それに、せっかく「シャッター」ってタイトルにして、心霊写真を扱ってるのに、効果的にストーリーに絡められてないのも致命的。外国の心霊写真集ってのを見たことがあるんだけど、それは現世に対する呪いから現れたというものではなく、聖母マリアが写ったとか、天使の姿が写ったとか、キリスト教的奇跡としての意味合いが強いんだよね。だから、こういう映画の本質を理解できていないのかも。リメイク以外で怨霊を扱った映画で面白かったのってJ.カーペンター監督の「ザ・フォッグ」くらいかなぁ。日本人にとっての幽霊って、「四谷怪談」を代表とする、この世に恨みを晴らしに来た存在で、その対象は個人であることが多いけど、アメリカ人にとっての幽霊って、心残りを伝えに来る存在であり、悪霊と呼ばれるものは、個人ではなく不特定多数に悪意をぶつける存在なんだろうな。うーん、ちゃんとその辺りの違いを認識してもらえれば、日本人にも怖い幽霊映画が作れるはずなんだけどねー。★★
死霊遊戯タイトルはブルース・リーの「死亡遊戯」のパクリなんだろうか?ジャンルもジャケットも内容も違いすぎて、気が付かない人が多そうだな。内容は、引っ越してきた家に前の住人が残していった霊と交信出来るアイテムがあって、それを嫁が使ったら、その霊の復讐に付き合わされてしまうというもの。嫁の異常な行動に同情するわけでもなく、非難ばかりする旦那の存在がムチャクチャ鬱陶しい。殺されて当然と思いつつも、かなり悲劇的な展開にちょっと辟易。まぁ、確かにいきなり手が動いて字を書いたの!なんて騒がれても信じられないのは分かるけどさぁ。うーん、他に書くことないや。★☆
セブンDさて、前夜祭、ホラーオールナイトのトリを飾るのがこの映画。”お前の命は後7日”と死へのカウントダウンを感じてしまった主婦。作家である夫にかけあっても全く取り合ってくれない。そればかりか、そこに越してくるきっかけとなった子供の死をつかれ、更に追いつめられていく。彼女が見ているのは幻覚なのか?ラジオから聞こえてきた声も幻聴なのか?子供を失った頃から来る錯覚でしかないのか?それとも、確かにこの”家”の仕業なのか?ならば、何故あと7日で死んでしまうのか?様々な謎が浮かんでは消え、消えては浮かび、やがて形を成し、気づけばその邪悪な姿が目の前に・・・ここまではなかなか怖い。でも、クライマックス以降がまずい。せっかくそこまで謎を深めてきたのに、それはちょっっと・・・まぁ、でも、なかなか硬派なホラー映画だったのが救いか?★★☆
鮮血の13階なんともしょーもない話だなぁ・・・その使われてない13階である必然性って何にもないし、そこにあの時の子供の怨霊がって言っても、全然怖くないし、殺し方もエレベーターの扉が突然開いて・・て、2回も同じパターンで殺しちゃダメっしょ。って、まぁ、そんな駄作なんだけど、ヒロインと行動をともにしている女の子、どっかで見たことあるんだよなー。パッケージを見るとミランダ・オット・・・誰だろう?うーん、検索してみよう、お、結構、出演作あるなぁ、何々?「鮮血の13階」がデビュー作なのね、ふむふむ、「女と女と井戸の中」「シン・レッド・ライン」見てないから分からないなぁ。「ホワット・ライズ・ビニース」出てたっけ?・・・「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」?!へ?ああ!ああそうか!!ローハンの姫君のエオウェンかぁ!!なるほどねー。見たことある訳だ。ふーん。それだけでも収穫かも(爆)★☆
ダークウォーターあんまり話題にならなかったけど、なかなかどうして、よく出来てるじゃないっすか。「仄暗い水の底から」よりもずっと陰鬱な雰囲気が漂っていて、黒い水の描写はこちらの方が怖かったな。安易に幽霊を登場させず、母娘が置かれた状況を徐々に追い詰めていく。だから、最後のあの選択が説得力のあるものになってるんだろうな。ジェニファー・コネリーは「フェノミナ」の頃から、美少女なのに、陰のある神経症的な雰囲気を醸し出していたけど、この映画ではその個性が如何なく発揮されてると思う。それにしても、あのエレベーター、あんな直ぐにでも止まりそうなの、いくら上の方の階に住んでても使いたくないなぁ・・・(^^;★★★
ダークネスアンナ・パキン主演のオカルトホラー。アメリカからスペインに引っ越してきた4人の家族。引っ越してきた日から、まず父親の昔の病気が再発し、弟の様子もおかしくなる。それに気付いた長女が、母親に変だと伝えるが、帰りたいと思われ、取り合ってくれない。しかし、実際、その家には秘密があり、それらは、恐るべき出来事の前兆でしかなかった・・・って非常にオーソドックスなお化け屋敷映画と思っていたんだけど、日が進むごとに、次々と不可解な状況が深まっていき、そして、あまりに意外で恐ろしい事実が明らかになる。いやー、ホントに恐ろしかった。こんなラストシーンは、なかなか見られるもんじゃないよ。ほとんど姿をあらわさない、本当の恐怖。それは最後まで、明らかな姿を見せることはないが、見えないからこそ恐ろしいもの、それがこの映画のラストで見えてくる。一体、この世界はどーなってしまったのか・・・★★★☆
たたり古典★★★★
TATARIやるなぁ〜この監督。エイフェックスツインや、レフトフィールドのビデオクリップを手がけたのって、クリス・カミンガムだっけ?あの人が作った映像みたいだな。何といっても亡霊たちの造形だけじゃなく、動きが非常に怖い。そうだよな、この世の物じゃないんだから、常識では考えられない動きになるよね。出来ることなら、最後まであの亡霊たちで通して欲しかったけど、黒い影も、それはそれで怖かったのでOKです。久々にホラー映画で革新的な映像表現を見たなぁ。嬉しいなぁ。ゾクゾクくるほど、怖い亡霊たち。アレが目の前に現れたらホントに怖いモン。殺され方にしても、その見せ方が非常に巧いから、今まで使い古された殺され方だけど、新鮮に見える。やっぱ、ホラーはアイディアとそれを表現できる才能。この映画は、何度でも見たい。★★★☆
TATARI 呪いの館ジェフリー・ラッシュ主演で、幽霊屋敷の恐怖を描いた傑作「TATARI」から、もう5,6年になるのかな?その正統な続編。今回は、屋敷に隠された恐るべき価値と、呪いを封じ込められた像を探すべくやってきた人たちが怨霊たちの餌食となっていく。前作は、その幽霊の描き方がオリジナリティに溢れ、恐怖を掻き立てられたけど、今回は幽霊に関しては、普通だったな。でも、襲われ方の手口が凝ってるから、退屈しないで見られたね。最後に、幽霊たちの本当の正体と、目的が明かされるんだけど、それがちょっと強引だったかなぁ。そういう目的があるんなら、殺す人と殺さない人を、もちっと選んだ方が良かったんで無いの?と。誰でも彼でも殺しちゃあ、節操が無いでしょう。更に続編を作れるようにした終わりかたも、ちょっとアザトイかなー?★★☆
デストンネル気がつけば、そこは廃墟の病院の一室。1階から5階まで、一人ずつの女性。男子生徒たちの悪ふざけで集められたはずが、やがて、それは偶然ではなく、必然ということが明らかになる。この廃墟となった病院で何があったのか?外へ通じるという地価のトンネルには、一体何が潜んでいるのか・・・。いやね、設定はいいと思うんですよ。廃墟となった病院も、実は本物で、全米でも有名な心霊スポットだっていうし、やり方によってはもっともっと怖くなったはずなのに、なんでこの程度なんだろう?極上のネタを仕入れたのに、料理人がヘボだったから、なんかぐちゃぐちゃな料理が出来ちゃったって感じかなぁ。巧い監督や役者だったら、「SAW」クラスの傑作になりえたかもしれないのに。惜しい。★★
デス・フロント「リトルダンサー」のジェイミー・ベル少年が主演の、戦場を舞台にした珍しいホラー。戦争という極限状態の中で、辿り付いたドイツ軍の塹壕。そこで、一人、また一人と、仲間たちが死んでいく。徐々に追い詰められ、正気を失っていく兵士たち。いやー、人物描写も細かかったし、その上で、残虐な手口で次々と人が殺されていくから、なかなか見応えがありましたよ。単純に襲われて終わりってだけじゃなくて、その場所に何故彼らがたどり着いたのか?っていう謎も描いているので、かなり奥の深い映画になっていたかなと。ラストシーンは、ちょっと「CUBE」みたいだったけど(^^;;残虐非道な兵士役の人、どっかで見たことあるなーって思ったら、LOTRでゴラムの吹替えをやっていたアンディ・サーキスだった。へー、こういう演技もするのかって感心しちゃいました★★☆
デッド・サイレンス「SAW」シリーズのジェームズ・ガン監督によるゴースト・ホラー。うーん、なんつうか、「SAW」ほどのオリジナリティがないんだよなぁ。いや、まぁ、あの種明かしにはびっくりしたけど、かなり無理があるんでないか?謎が隠された廃屋の壁面にずらーーーっと並べられた何百体もの腹話術人形のビジュアルは気持ち悪かったし、それらの目が、いっせいに主人公の動きを追いかけるのも凄かったけどね。でも、その部屋に、SAWのあの人形がこっそりと置いてあるってのは、やり過ぎだと思うなぁ〜。「SAW」シリーズもパート5で終わりにするって言ってたけど、それ以外のホラーも作れるところをこの映画で見せておきたかったんかな?それにしては、ちょっとお粗末。★★
パラノーマル・アクティビティ製作費135万円の作品が、100億円以上の興行収入を叩きだしたことでも話題のホラー。不可思議な現象に悩まされるカップルが、定点カメラでその記録を撮るという至極簡単なストーリー。毎夜、寝室に現れる「何か」。その影は次第に力を増してゆき、やがて・・・。怖いというよりも、気味が悪い。次の夜には何が起こるのか、そして、一体、最後にはどうなるのか。その興味だけで最後まで見通すことが出来るかな。ただ、僕としては、こういうメタフィクションのホラーなら、日本の「ノロイ」って方がずっと怖かったなぁ。「ブレアウィッチ」の時も思ったけど、日本人って、悪魔の怖さがピンとこないんだよね。幽霊の方がよっぽど怖い。★★☆
パルス黒沢清監督の「回路」をハリウッドリメイク。インターネットを介して現れるゴーストたち、直接的に襲ってくる描写のない曖昧な存在として描かれたそれらを、ハリウッドがどのように料理するのか、かなり心配だった。このジャケットも、大量の手が主人公を引きずり込もうとしちゃってるしね。でも、なかなかどうして、よく出来てましたよ。色彩を極限まで落とした映像が、終末的な雰囲気を醸し出していたし、現れる幽霊たち、パソコンの画面上に現れる不可解な映像、消えゆく人たちの描き方、どれも納得のいく出来。オリジナルのラストシーンの衝撃には敵わなかったけど、このレベルのリメイクならもっと拡大公開してもよかったんじゃないかなぁ?★★★
ハロウィン1988 地獄のロックンローラーうーむ、これって一応「ハロウィン」シリーズの4作目って事になってるけど、マイケルなんて全然出てこないし、カーペンター全く関わってないし。勝手に日本が続編にしちゃったのかなー?内容は、カリスマロックスターが謎の自殺を遂げ、その最後のレコードのデモを手に入れた少年が、実は悪魔の儀式によって転生したロックスターを蘇らせちゃって大騒ぎって感じかな。しっかり、オジー・オズボーンなんかも特別出演してるし、全編に鳴り響くロックも、ちゃんとしたバンドがこの映画用に作ってるらしいので、まぁ聞けるんだけど、肝心の話が、よくありがちないじめられっ子が、悪魔を蘇らせちゃって、いじめっ子に仕返しをするんだけど、悪魔が暴走しちゃってどうしよう、ってヤツなので、あっと驚くような展開はないよな。クライマックスはまるっきりキャリーだったし。ま、その程度ですわ。★☆
フィアー・ドット・コムチラシや宣伝では、ジャパニーズホラーに対してのハリウッドからの返答!なんて売り文句が書かれてあったけど、確かに「リング」と「回路」を足して2で割ったような映画。演出といい、展開といい、まぁまぁぼちぼちよく出来た映画。少なくとも、ハリウッド版「ザ・リング」よりはよく出来てたかな?でも、何がダメって、(→ネタバレなんでなぞると出てきます)殺人鬼に殺された女が、殺人鬼を見つけ出して復讐するために、ネット上にサイトを開くって設定はどーよ?やっぱりアメリカ人に幽霊物を撮らせてもダメだねー。勿体無いなぁ。★★☆
プラデューム 悪魔の閃光魔宮ハイテクを駆使した管理が売りのスポーツクラブで起こる不可解な連続殺人。スチームバスで蒸し焼きにされる女、廃棄薬品に顔を焼き溶かされる女、果たして何者の仕業なのか?・・って、種を明かせば、経営者の自殺した妻が怨霊となって、クラブのコンピューターを乗っ取ってたんだけどね。しかし、このスポーツクラブ、ハイテクを駆使したとか言ってるけど、全然そー見えないのが辛いやね。監視カメラがあるだけじゃないの??邦題もよく分からんよな。プラデュームって何?閃光魔宮って何?原題"WITCH BITCH"なのに。いいタイトルだね、ビッチな魔女って(笑)久々、80年代の屑ホラーを見たって感じ。あ、脇役だけど、ゾンビに出てたケン・フォリーも出てくるよ。★☆
プリズンもう、はるか昔に見た映画だったんだけど、これ、実は凄いっす。監督がレニー・ハーリンで、主演がヴィゴ・モーテンセン!しかも、ヴィゴのサービスカットまであって、これはきっと、ヴィゴ様ファンにはお宝映像なんだろーなー。えーっと、映画は無実の罪で死刑にされた男の怨霊が、閉鎖されていた刑務所が再開したことで、自分を死刑に追いやった男に復讐するって話。それも、復讐の相手を極限まで追い詰めるために囚人や看守たちが犠牲になっていくんだな、これが。その殺され方もかなりえげつない。レニー・ハーリンらしいというか、サービス精神たっぷりな演出で、怨霊がそんな演出に凝るかいな?って思いつつも、結構面白い。その謎に立ち向かうのが、囚人の一人として刑務所に入っていたヴィゴ。それに、刑務所の実態を調査する調査官の女性とか、過去を持つ囚人、脱走しようとして殺されるバカ、いろんなキャラが出て、見応えあり。クライマックスで始めて姿を見せる怨霊の姿に大喝采&大爆笑。すげー映画っす。 ★★
ヘルハウス70’s★★★
ポルターガイストトビー・フーパー監督★★★☆
ホワイト・ナイトメアデボラ・カー出演の名作「ねじの回転」のリメイクだそーで。「ねじの回転」は是非みたい映画なんだけど、ビデオもDVDも未発売。たまーに衛星とかでやってるらしいんだけど、未だにお目にかかったことのない幻の作品なんだよなー。で、これ。92年の作品で、主演はパッツィ・ケンジット。屋敷の主人役でジュリアン・サンズ。ナレーションをあのマリアンヌ・フェイスフルがやってるという凄いんだか、しょぼいんだか(^^;物語は、富豪クーパーが、幼い甥と姪が家庭教師と3人だけで住む屋敷に家庭教師として、ジェニーという女性を雇う。屋敷では、子供たちの不審な行動、夜毎見る悪夢、そして現れる邪悪な影。この屋敷で一体何があったのか?子供たちは一体何を見ているのか?うーん、さすが、有名な原作を下敷きにしているだけあって、話自体が持つ怖さはあるんだけど、演出と、P.ケンジットの演技が(--;それさえちゃんとしていれば、幽霊屋敷モノの傑作になりえたはずなのに。勿体無いっす。あ、ただ、映像はきれいですよ。打ち捨てられたような屋敷の寂寥感と、周囲の森の鬱蒼とした雰囲気は、それだけで何かありそうと思わせてくれます。★★
ボーンズ怨霊の住む家をクラブにしてしまおうとする、 黒人兄ちゃんたちにふりかかる恐怖を描いてるんだけど、 こういうブラックムービーのホラーって結構珍しいやね。 霊感の強いお母さん役で、パム・グリアーが、 怨霊役で、ヒップホップの大御所、スヌープ・ドッグが 出演っつうのも、なんともツボにはまった配役で。 映画は、結構おもしろかった。 怨霊が影のように壁を伝って現れたり、 犬の口からうじ虫大量噴出したり、 映像的に、かなり凝ってたなぁ。 ラストがハッピーエンドじゃないっつうのもGOOD。 それにしても、一応、黒人の姉ちゃんが一人と、 白人の姉ちゃんが一人出てくるものの、殺されるのは、 ほとんど野郎ばっかりって、どーよ。 普通なら、ギャル(笑)がキャーキャー言って逃げ惑うシーンも、 野郎がうぉーうぉおぅって吠えまくってもねぇ・・・ ★★☆
ホーンティングもしかしてとは思っていたけれど、予想以上に最悪。なんじゃあ、こりゃあああああ?母親の死により、ようやくその呪縛から離れ、一人の生活をはじめることが出来たと思っていたのに・・・って言う、エレノアって言う娘の悲劇がメインになるはずなのに、何これ?ただのSFX博覧会じゃん。しかもあんましびっくりするような物はないし・・・はぁ。
ミラーズオリジナルの韓国映画を見てる人も少ないだろうけど、かなりアメリカ向けに改善されてると思う。基の韓国映画があまりに2時間ドラマみたいな女性の個人的な恨みだったから、この改変は俺はまだマシになってると思うなー。でもラストシーンは「サイレント・ヒル」を見てたらある程度予想っつうか、そうなってもおかしくないなって予感もあったし、自分にとってはそれ程驚くようなものではなかったな。鏡に現れた消えない手形。その理由が明らかになるラストって事だから、ああいうラストにしたんだろうけど、うん、まぁ、そうなるかな(笑)。でも音で驚かせる演出はやり過ぎでしょ。そこまでしなくても、十分にショッキングなメイクが施されてるんだから、それを効果的に見せる演出をしたら、もっと気持ち悪かったかもしれないのがもったいないやね。キーファー・サザーランドは、「24」で復活して映画にもボチボチ出てるけど、やっぱ老けたねぇ・・。★★
モスクワ・ゼロモスクワの地下に広がる地下道を舞台にしたホラー映画なんだけど、何故かヴィンセント・ギャロとヴァル・キルマーが出演してるんだよね。地下道に住むホームレスたちも立ち入ることをしない場所。そこは、この世のものではない何かが蠢く場所。その秘密を探りに来た科学者たち、果たして彼らは生きて出られるのか。前半は、暗闇が続く地下道の中を、不気味な影に怯えながら進む恐怖、後半は、その影の正体が判明し、恐怖から一転、切なくも悲しい物語が展開し始めるんだけど、うーん、惜しいんだよなぁ。地下に迷い込む人たちと、地下に住まう亡霊たちとの関わりっつうか、接点が薄いから、二つの物語が同時進行しているようにしか見えない。もう少し二つの物語が密接に絡み合い、因縁が生まれれば、かなり面白いホラー映画になったと思うんだけどなぁ。ヴィンセント・ギャロは、まぁそれなりに出番が多かったからいいんだけど、ヴァル・キルマーはちょい役にしても、余りに意味のない役柄。なんでこんな映画に出ちゃったんだろな(^^;★★
甦る怨霊/魔界少女キャシー数十年昔、妻に裏切られた男が娘を連れて車で家を出た。しかし車は事故を起こし、閉じ込められた二人は車の中で焼死した。それから現在。男の甥が妻と娘を連れて、男の住んでいた家に越してくる。しかしそこには、車の中で焼死した娘の霊が人形に取り憑いており、越してきた娘がその人形を見つけたことから、家族に次々と不可思議な現象が起こり始める・・・って、これってオーメン?エクソシスト?悪魔の棲む家??そんな70年代のオカルト映画の基本的要素のみで作られたようなホントに基本的な映画。基本的過ぎて逆に新鮮に見えるのが不思議。でも、やっぱりあのオチじゃあねぇ。そんな簡単に退治(?)しちゃっていいのかいな?少なくとも、悪霊になった娘ってば、父親の巻き添えになって死んだかわいそうな娘なんだから。これじゃただの厄介な悪霊だよ。せめてちょっとは同情できるような霊にすれば、もっと面白くなったんじゃないかなぁ?★★
リトリビューション屋上から飛び降り自殺をしたが、一命を取り留めた画家の男。その時から、彼が眠ると必ず悪夢を見るようになり、その悪夢で見たとおりの殺人が起こるようになっていた。果たして、自分は正常なのか?徐々に常軌を逸していく主人公に、超自然的な現象も起きはじめ、謎がどんどん深まっていく。これは、期待していなかった分、なかなか面白かった!特にラストは、意外だけど、納得の終わり方。うん、B級ホラーらしい、B級ホラーだね。★★★
ザ・リング結論から言うと、ふつうに面白かったっす。いや、ここに来る人、誰も見てないよーだから、きっと面白くないんだろうなぁって思ってたら、日本版のリングとほとんど同じ演出で、しかもおおよその流れはほとんど同じ。しかし、新たな「馬」「赤い木」「水」「梯子」と言った象徴を登場させ、日本版の肝心な要素であった「超能力」の影をひそめさせている。その分、正体の分からない恐怖は膨れ上がったものの、その縁取りばかりで、肝心の中心部分が、空虚になってしまったようだ。なのに、その空虚な部分を、違う形で埋めてしまう。日本版のリングの謎を知っているだけに、こういう形で、違う謎を提示されると、戸惑ってしまう。恐らく、アメリカ人には、私生児=望まれない子供という概念はタブーなんだろうな。まー、でも「バニラスカイ」といい、この「リング」といい、昔の「ニキータ」みたいに無茶苦茶にリメイクするようなことがなくなった分だけ、ましなのかな?冷たい雨が降りしきる、青の色で統一された映像は美しく、最も怖い物を、あからさまに移さない抑えた演出は、ハリウッドで作られたとは思えないほど、見るものの想像力に頼っている。 ★★☆
ザ・リング2呪いのビデオによって殺される若い男のシークエンスから始まり、 のっけからやってくれます。 日本版のリングとは全く別物として存在するハリウッド版リング。 サマラという少女の怨霊を蘇らせてしまったナオミ・ワッツ 演じるレイチェルと、その息子。 完全オリジナルストーリーで描かれる、「1」のその後の 恐怖は、「リング」という世界観を更に膨らませたものに なっていた。 これまでのハリウッド製ホラーが、非日常に迷い込むことに よって、恐怖というか驚きを感じさせていたが、 「リング」にあるのは、日常に潜む恐怖。 ラベルの無いビデオテープ、蛇口から滴り落ちる水、 砂嵐の写っているテレビ・・・ もちろん、即物的なモノも数多く登場するが、驚きではなく、 恐怖を感じる物は、そういうものではない。 身近なものが、一転して悪意を持ったものとして迫り来る。 映画を見終わった後の現実の世界でも、映画の中の恐怖が 蘇ってしまう。これほど怖い事はない。この「ザ・リング2」には、日本版オリジナル「リング」 1作目にあったそういう恐怖が、復活している。 逃げても逃げても、追いかけてくるサマラの霊。 何故、自分たち親子が彼女に追いかけられるのか? その理由を探るため、親子は逃げるのではなく、 対峙することを選択する。 サマラという少女は、確かに悪霊ではあるが、その存在は 実に悲しい存在である。しかし、彼女の切なる願いを 叶える事は出来ない・・・。ただ、怖いだけではなく、深い悲しみと、切なさを湛えた 傑作だと思う。ドラマが強すぎて、ただ怖いだけの映画を 望む人には、物足りないかもしれないが、僕はよかったと思う。 ネタバレしないと思うので、書きますが、井戸を上ってくる サマラの動き、あれ、CGじゃないそうです・・・怖すぎ!!★★☆
レストストップワーナーブラザーズのホラー映画専門レーベルからの一本。このレーベルはなかなか面白い映画が多いんだけど、これもかなりレベルの高いホラーに仕上がってました。駆け落ちしたカップルが立ち寄ったレストストップ。そこで二人は正体不明のトラックに乗った男に執拗に追いかけられ・・・。って、ありがちな設定なんだけど、現実と過去が入り混じり、ただの殺人鬼と思った男が、実は幽霊だったりと、意表をつく展開で飽きさせない。特に助けに来た警官とのエピソードは、ちょっぴり泣きそうになるくらい悲しさがにじみ出てるし、救いの無いラストシーンも、かなり納得のいく出来だった。殺しというか、拷問のシーンも「ホステル」なんかより、もっと痛い映像で見せてくれたしね。特典映像に、キャンピングカーに乗った危ない家族の正体や、男が殺人鬼になってしまった経緯なども入っていて、物語の設定もちゃんとしてるんだなーと感心。★★★
レストストップ2/ドント・ルック・バックで、その続編。前作から1年後、行方不明になったカップルの女性の弟が、軍隊の休暇を利用して彼女と友人と共に行方を追い、問題のレストストップにたどり着くが・・。うん、これもありがちなホラーの続編って感じだよなぁ(^^;でもやっぱり面白い。主人公が軍隊に所属しているって設定なので、なかなか頼りがいがあるんだけど、いきなり殺人鬼に捕まっちゃって、主人公の友人と彼女だけが取り残されてしまうという流れがGOOD。主人公の友人ってのが、これまた足をひっぱる奴で、ドジばかりでヤキモキさせるし、彼女は意外と強い人で、頼りないその友人を引っ張って、謎を解き明かそうとするんだけど、徐々に、レストストップの罠にはまり込んでしまう。ここでもやはり、現実の中に、現実じゃないものが混じり始め、やがて、現実から切り離されたレストストップの世界へと迷い込んでしまう。前作では特典映像の中でしか分からなかった殺人鬼の男と、謎のキャンピングカーの家族の正体もはっきりと分かるし、なかなかゾクゾクとさせてくれるよ、これ。★★★
ワン・ミス・コールあー、そうか、元の「着信アリ」自体がそんなに面白い映画じゃなかったもんな。それをほぼそのまま、多少アメリカ風にアレンジして作っちゃったもんだから、面白くなるわけが無いか。大体、オリジナルで一番怖かったテレビ局での惨劇が、さらっと描かれちゃってるし、その後の意外な展開ってのも、なんだか盛り上がりに欠けるんだよな。ジャケットの、このインパクト抜群のキャラクターも、ほんの2,3秒くらい映るだけ。しかも、道の向こうにいるって、テレビの画面じゃ遠くて顔が良く分かりませんから!あと、肝心の着信音。日本の着信音の方が数倍怖かったなぁ。なんでそのまま使わなかったんやろ?元々、そんなに怖くなかった日本のオリジナルから、更に怖くなる要素を省略しちゃったような残念なリメイク。★☆


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