ドラキュリア



ブラム・ストーカーが"ドラキュラ"を著す前から吸血鬼伝説と言うものはその土地の伝承として存在していた。 しかしながら、今日考えられているドラキュラのイメージは"吸血鬼ノスフェラトウ”以降、 映画で描かれる吸血鬼によって形成されており、 映画ごとに新たな設定を付け加えながら成長してきた。 しかし、ドラキュラ伯爵は何故生まれたのか?その土地土地で生まれた”吸血鬼伝説”、 その起源について語られることは少なかった。
2000年、ブラム・ストーカーが"ドラキュラ"を著してから100年。 ついにその謎に満ちた正体が、この"ドラキュリア(原題:dracura2000)で明らかにされる。 何故、ドラキュラは血を吸わなければいけないのか? 何故、十字架を忌み嫌うのか?何故、太陽の光に当たると消滅するのか? 何故、銀の武器でないと殺すことが出来ないのか?呪われた者だからと言う理由で、 今まで盲目的に信じてきた。この映画は、その”呪われた者”の正体を解き明かした。
もちろん、その正体をここに書き記すわけにはいかないので、興味を持たれた方には 実際に見ていただく他ないのだが、その意外な"正体"と、意外な"理由"には、 誰もが驚き、納得するはずである。
ちなみに、ドラキュラに執拗に狙われる女性、ドラキュラを追い続けるヘルシング教授、 そしてドラキュラの3人の関係性も見事。始めは、何でこの女性、処女じゃないのに(と思われる) 狙われるんだろう?と思っていたら、職場がVirgin Recordだったりしてちょっとびっくり。
安易な理由で作られるドラキュラ映画が 多かった80年代、行き詰まり、存在感が薄れていた90年代、それら全ての吸血鬼映画をも統括する、 新世紀に向けて放たれた新たなドラキュラ伝説の始まり。そう、間に数限りなく吸血鬼映画は作られてきたが、 この映画こそ、ブラム・ストーカーの"ドラキュラ"の続編足りえる映画なのだ。


そういえば、製作総指揮のウェス・クレイブンってば、5年程前にエディ・マーフィー主演で、 "ヴァンパイア・イン・ブルックリン"なんて駄作を撮ってたな。とりあえず、これで、 吸血鬼映画に関しては汚名挽回といったところだね(笑)


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