
| たばこがやめられない理由 | ニコチン代替法 | ニコチンパッチ による禁煙 |
ニコチンガムによる禁煙 | 何故医師による指導が必要か | ||
たばこ以外の方法でニコチンを供給して、離脱症状を和らげスムーズに禁煙を行う方法です。現在、ニコチン代替療法用の薬品として、ニコチンガム(商品名ニコレット)およびシール状のニコチンパッチ(商品名ニコチネル)の2種類が商品化されています。
ニコチンガム1個には2mgのニコチンが含まれており、ニコチンパッチにもニコチンが含まれています。ニコチンパッチは含まれているニコチンの量によニコチネルTTS10、 20、 30の3種類が発売されています。
ニコチン代替療法とは言ってもニコチンを摂取することは同じなので、体にとって有害なことには変わりないと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、たばこの煙にはニコチンだけでなくタールなどの200種類以上の有害物質が含まれていますが、ニコチンガムやニコチンパッチにはニコチンしか含まれていません。また、通常はガムやパッチから吸収されるニコチンの量はたばこを吸うことによって入るニコチンの量よりも少ないのです。
そして最も重要なことは、ニコチンガムやパッチは長期間使用し続ける物ではないということです。ガムやパッチは徐々に減量して行き、通常の禁煙プログラムではガムで約3ケ月、パッチで約2ケ月で使用を止めるものなのです。このため、たとえ禁煙開始時に一時的にニコチン摂取量が増えてもすぐに低下し、たばこを吸い続けた場合よりもニコチン摂取量は遙かに少なくなるのです。
ニコチンガムやニコチンパッチは安全性の高い製品ですが、正しい使用法を守らないとニコチン過量による中毒を起こすことがあるので注意が必要です。
例えば、喫煙直後にニコチンガムやパッチを使用したりニコチンガムを噛みながらあるいはパッチを貼ったまま喫煙することにより血中のニコチン濃度が急激に上がりニコチン過量となってしまうのです。
また、まれに今までの一日あたりのたばこ使用量が少なかった人では、標準的なニコチンやパッチの使用量でも過量となることがあります。
ニコチン過量時に現れる症状としては、動悸、冷や汗、全身倦怠感などがあります。
万一このような症状が現れた際は、ガムであれば直ちに吐き出して口を水でゆすぎ、パッチは直ちにはがして貼ってあった部分を水で洗い流すようにします。通常、この処置後しばらく安静にしていれば症状は収まってきますが、長時間続いたり、胸が苦しくなったり、息苦しくなるようであれば、速やかに医師の診察を受ける必要があります。
このようなことがあるので、ニコチンガムやニコチンパッチは『医師の指導を受けながら正しく』使用する ことが大切です。