いろいろな道

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名のある通り 文学のみち

八雲通り

静岡県焼津市
小泉八雲が夏の間、焼津に何回か滞在したところから八雲通りの愛称がある。

小泉八雲(1850〜1904)文学者。もとイギリス人でラフカディオ=ハーン(ヘルン)(Lafcadio Hearn)といい、ギリシアに生れ、1890年(明治23年)来日。旧松江藩士の娘、小泉節子と結婚。のち帰化。松江中学・五高・東大・早大に英語・英文学を講じた。作品には「心」「怪談」「霊の日本」などがある。

ヘルンの道

島根県松江市
雪女や耳なし芳一の話の怪談でお馴染みの小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は1890年(明治23年)松江中学校の教師となった。翌年には熊本に転勤している。小泉八雲旧居の近くには八雲がよく散歩したヘルンの道がある。

鏡花通り

新宿区神楽坂
神楽坂を南に入った所に小栗横丁がある。泉鏡花の旧居があったところから鏡花通りと呼ぶ人もいる。明治36年から39年まで神楽坂2丁目22番地の借家に神楽坂の芸妓と同棲していた。この芸妓が「婦系図」のお蔦のモデルとなっている。
神楽坂の南側に小栗横丁という小さな道がある。人名に関連した道ではないかと思って調べていたがはっきりした事は分からなかった。ただ、泉鏡花がこの辺りに住居を構えていたところから一部の人から鏡花通りの名で呼ばれる事が分かった。通り名の表示はどこにも無く、鏡花旧居跡の案内も無かった。番地の2-22から想像するだけである。

堀辰雄の道

長野県軽井沢町
堀辰雄の別荘があった事から命名。、現在別荘の建物は軽井沢高原文庫に移築保存されている。
堀辰雄(1904〜1953)  小説家。東京生れ。東大卒。芥川竜之介・室生犀星に師事、叙情に近代フランスの知性を融合させ、独自の世界を築いた。作品には「聖家族」「風立ちぬ」「幼年時代」などがある。

近松通り

兵庫県尼崎市
下坂部小近くの南北の通りが近松通りである。下坂部商店街の通りに付けられたものである。通りの北側には近松門左衛門を記念する近松公園、近松記念館がある。また、この通りの東側を南北に通る県道は近松線の愛称がある。

ちかまつロード

兵庫県尼崎市
福知山線塚口駅の東側を東西に走る近松商店街の通り名がちかまつロードである。近松公園、近松記念館の北側に通りはある。近松記念館の隣の広済寺には近松の墓がある。近松は、尼崎の地をしばしば訪れており、同寺の本堂の裏の「近松部屋」で数々の作品を執筆したと伝えられている。

近松線

兵庫県尼崎市
近松の里の東側を南北に通る県道41号線が近松線である。
近松門左衛門 (1653〜1724)
江戸中期の浄瑠璃・歌舞伎脚本作者。本名、杉森信盛で越前の生まれ。東洋のシェークスピアと称されている。作品には「出世景清」「国性爺合戦」「曾根崎心中」「心中天網島」などがある。

鴎外通り

福岡県北九州市小倉北区
森鴎外旧居がある通りが鴎外通り。
森鴎外 (1862〜1922)
作家。名は林太郎。別号、観潮楼主人など。島根県津和野生れ。東大医科出身。軍医となり、ヨーロッパ留学。陸軍軍医総監・帝室博物館長。西欧文学の紹介・翻訳、創作・批評を行い、明治文壇の重鎮。主な作品は「於母影」「舞姫」「雁」「阿部一族」「渋江抽斎」「水沫集」、翻訳は「即興詩人」「ファウスト」などがある。

夏目坂通り

 東京都新宿区
夏目坂通りは漱石個人と直接の関係は無いが、彼の父親が名付けた坂の名と言う。夏目家ゆかりの名前という事でここでは上げている。
夏目漱石 (1867〜1916)
英文学者・小説家。名は金之助。江戸牛込生れ。東大卒。五高教授。1900年(明治三三)イギリスに留学、帰国後東大講師、のち朝日新聞社に入社。05年「吾輩は猫である」、次いで「倫敦塔」を出す。他に「坊つちやん」「草枕」など。

漱石生誕之地の碑

夏目坂通りの看板

漱石の道 漱石記念緑道

熊本県熊本市
上熊本駅から熊本大学に至る3キロの道が「漱石の道」具体的な道筋は不明。また漱石記念緑道は京陵中前の漱石の道が煉瓦造りの緑道として整備され、漱石の句碑も設置されている。近くには漱石旧居もある。他に漱石関連の通りとして上熊本駅前に我が輩通りがある。この駅前の広場には漱石の銅像も建っている。右写真の銅像は東京の漱石公園のもの。

鏡花の道

石川県金沢市
鏡花の道には泉鏡花の出世作「義血侠血」のヒロイン・滝の白糸の姿をかたどった像が建っている。
泉鏡花 (1873〜1939)
小説家。名は鏡太郎。金沢生れ。尾崎紅葉に師事。明治・大正・昭和を通じてロマン主義文学に独自の境地を開いた。作品に「夜行巡査」「高野聖」「歌行灯」などがある。「婦系図」をはじめ、しばしば新派劇に上演された。

菊池寛通り

香川県高松市
中央公園南側の菊池寛生家跡にちなみ菊池寛通りと命名する。元は県庁前通りといった。
菊池寛 (1888〜1948)
(本名ヒロシとよむ) 作家。香川県生れ。京大英文科卒。芥川竜之介・久米正雄らと第三次・第四次「新思潮」を発刊。「無名作家の日記」「忠直卿行状記」「恩讐の彼方に」、戯曲「父帰る」「藤十郎の恋」などを発表。

川端通り

大阪府茨木市
川端康成文学館のある通りが川端通り。
川端康成 (1899〜1972)
小説家。大阪市生れ。東大卒。作品に「伊豆の踊子」「雪国」「千羽鶴」「山の音」などがある。文化勲章・ノーベル賞。

井上靖通り

北海道旭川市
井上靖記念館前の通りが井上靖通り。
井上靖 (1907〜1991)
作家。旭川生れ。京大卒。物語性豊かな数多くの作品で、日本文学の読者層を拡げた。日中交流にも尽力。作「氷壁」「敦煌」「孔子」など。文化勲章。

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