










セーフティネット
残念なことに近年、児童・生徒に危害が及ぶ事件が多発し、学校ならびに地域の危機管理が大きな課題となっております。学校は地域社会の中にあるため、学校の安全を図るには地域の安全を図ることが不可欠です。したがって、これまで以上に、学校と地域社会との連携が極めて重要になってきております。
これまでの課題として、
@学校で入手している不審者に関する情報を地域社会へ伝達することができないか。
A子どもの安全を見守ることに、地域の一員としても参加したい。しかし、パトロール活動などを行うのは一部の団体なので、どうしても負担感がある。多くの大人が関わることで効率よく効果的にできないか。
B児童が行方不明になったときなど、捜索活動に協力してもらうための、連絡体制をつくれないか。
などの声がありました。
こうした不審者への対応や事故発生後の情報伝達の在り方等を効果的に機能させていくためには、学校と各関係団体とが互いに、予めその方法や手順を明らかにしておくことが重要であると思います。
この度、東大和市立第八小学校区域の皆様とともに、児童の安全確保についての措置や緊急時の対応が可能となるような「緊急時対応地域連絡会(八小セーフティーネット)」を立ち上げました。
不審者情報の現状と課題
市内には左のような不審者情報があり、学校間や行政・警察などとFAXをつかって情報を伝え合っています。(他市からの情報はありません)
しかし、不審者情報は現在のところ次のような課題があります。
@被害者の心情に配慮する
被害者は、被害を受けたことだけで精神的なストレスを感じています。更に、性被害者は心に深い傷を受けていることが多く、そのため、事件のことを思い出したくない。(心的外傷後のストレス症候群)恥ずかしいことなので、知られたくない。等の思いを強くしています。被害者が特定される情報は、可能な限り公表しないように配慮する必要があります。
A情報の信頼性に疑問がある
情報のほとんどは、被害者(関係者)である小学生からの聞き取りによるものです。小学生の記憶のあいまいさは、思わぬ誤解を生むことがあります。特に、年格好の感覚や服装や持ち物の記憶もあいまいです。勘違いや思い違い、ときには自作自演劇ということもあります。
また、他の機関(学校)からの情報は、事実確認を行うことができません。信頼性には疑問があります。
そこで、セーフティネットに参加していただいた方々には、下記のような情報伝達のガイドラインを定めて、情報を有効かつ慎重に取り扱う約束をしていただいています。
【ガイドライン】
不審者情報は、左の「事件の重大性レベルの基準表」をもとに、流します。
@学校から、団体責任者に流す情報は、特別な事情がない限り詳しく伝達する。
A団体責任者は、それ以下の連絡網で情報を流すときに次のことにご留意ください。
■レベルA〜Bは、被害者が特定されない情報を流す
学校からの情報をそのまま、流さないようにすること。
場所や学年の情報でも、個人が特定される場合があるので注意すること。
事例:FAXをそのまま掲示板に貼ることはしない。
■レベルC〜Dは、必要最低限の項目について情報を流す
連絡網で流してよい情報項目については、学校より指示する。
Bセーフティネットで知り得た情報は、他人に漏らしてはならない。
C事後、被害者(関係者)に十分配慮するために、他言してはならない。
D事後、被害者(関係者)が円滑に通常の生活に復帰できるように支援する。
E捜索活動の依頼は、原則として保護者の申請による。
学校が保護者と話し合い、申請の確認を取る
F捜索活動の依頼は、原則として保護者から警察への届出以降とする。

